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解説の松田さんも注目する「五歳」の牛がいます。柿乃花怒濤、伊之助、充号、
そしてこの取組では、もう一頭の飛将が登場します。今回はなんと、年齢が倍も
違う一颯との対戦です。飛将にとってはいい経験になるであろう、注目の一番。

第八回:一颯(十歳/八王子)-飛将(五歳/塩沢)

やや小走りで、まずは飛将が入ってきました。右前足で土を蹴り上げます。
一颯が後から登場。佐野さんはまず、一颯の角に注目したようです。
下に向いている一颯の角。「下がり角」と呼ばれているそうです。
飛将は上向き、一颯は下向きの角。これをどう使うか、楽しみな一番です。
取組開始。飛将はすぐに頭を合わせず、少し考えました。
「今日はかなり年が上の牛だなぁ。。。」
カンッという鈍い音が響きます。
一颯のような角の牛は、大相撲の小手投げのように角を使います。
上から押さえて、捻る。しかし、飛将は下から跳ね上げることができます。
牛は自分の角の形を認識しています。それが成せる技といえます。
飛将が仕掛けますが、角が外れました。
その瞬間に一颯が飛び込もうとしますが、それをまた飛将が抑えました。
ほんのちょっとした動き。
しかし、生で見ていてもなかなか解りません。動画で見ても難しい。
闘牛観戦には、それなりの動体視力が必要かもしれません。
かつては訓練もしていたのですが、これがめっきり衰えてしまいました。
うーん、また練習しようかな。。。そう感じた解説でした。

佐野さん「飛将、頑張ってるんじゃないですか?」
松田さん「もう一つ成長するための、大事な一番になると思いますよ。」
ときおり、体がぶつかるような低音が聞こえてきます。
勢子も大きな声を出して、両牛の気分を高めています。
飛将の角を、一颯が上から抑えているような展開。
一颯が角を左右に振るようになると、飛将の目のあたりに当たるのです。
こうなると一颯のペースですが、飛将がなかなかそれをさせません。
動いていない時でも、力が入っているのを感じます。
飛将、積極的に攻めています。押す飛将!場内が盛り上がりました。
一颯はなんとか首を返したい、飛将はこの首を返させないように攻めたい。
うまく抑えたのは一颯。しかしこのあと、この取組最大のハイライトが。
飛将が角を使って一颯の体を宙に浮かせ、そのまま押し込んだのです。
再び盛り上がる場内。客席からは女性の「あーあーああー」という声。
柵際まで押された一颯が、呻くような声を出しました。
そのまま横並びに体を合わせた両牛。一転して全く動かなくなりました。
やがて両牛が再び頭を合わせ、飛将が押そうとしたところで引き分け。
勢子が鼻を取り、大きな拍手が送られました。

一颯が声を出したのは、最も痛い肩の付け根のところに飛将の角が入り、
そのまま出られなくなってしまったからです。勢子は引き分けにしたいと
考えましたが、柵際ではこれができないので中央に出るのを待っていた。
ところが、飛将はそれを許さなかった。松田さんが解説してくれました。
でも一颯は次もきっと角突きを見せてくれるでしょう。そういう牛です。
闘牛場に、大きな拍手が沸き起こりました。

引き回しの際も、両牛は相手から目を離しませんでした。
こうやって意地や根性が生まれてくるのです。
牛の記憶力について、興味をまた感じました。一颯にいつか聞いてみたい。
先に一颯、あとから飛将が引き上げ。
飛将の表情は、若い牛のそれに戻りました。

※参考:勢子・松田さん(実況&解説)、FMながおか・佐野さん(進行)。
※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。
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左が一颯です。角がくいっと下がってますね。見据える表情も凜々しい。
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右の赤牛が飛将。開始直後、ちょっと考えた一瞬です。「あれ?」な感じ。
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飛将が一発。一颯の額、中央に角を当てました。一颯は落ち着いています。
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頭を合わせました。双方、気合の入った表情を見せます。耳がキュート。
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飛将の攻撃。一颯の鼻が地面に付いています。前足を伸ばし、気迫の表情。
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一颯の角は下向き。状況によってこうなります。飛翔、左角でラリアート。
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気合の表情を見せる一颯。しかし飛将の角が頭に巻き付いているみたい。
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顔全体でぶつかります。両牛目も瞑らずいい表情。砂埃が舞い上がります。
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開始直後とは明らかに異なる飛将の顔つき。真っ直ぐ一颯を睨み付けます。
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一颯も負けていません。鋭い目線で飛将を見据えます。足の踏ん張りも。
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↑両牛の立派な角がこうして並ぶと、なんだか大根にも見えてしまいます。
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向かってくる一颯に立ち向かう飛将?足と体のバランスが整ってるなぁ。
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飛将を画面に大きく入れる構図を取ると、よりダイナミックに見えます。

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この取組のハイライト。一颯が浮きました。このあと飛将が押し込む!!

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すごいので別カット。一颯の両前足が浮きました。飛将の表情にも注目!


(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

by keiji_takayama | 2020-09-29 23:32 | 山古志闘牛場

9/20 山古志闘牛 庵-山闘

先に山闘が入ってきました。山に闘うと書いて、「やまと」です。
佐野さんが場内に説明をしたら、応えるように大声でアピール。
五回連続で吠えていました。声だけなら、まるで象のようです。
そして、男の子が「きたきたきた!!」と叫びました。
立派な面綱を付けて、あとから堂々と入ってきたのは庵です。
まずは土の感触を確かめて、山闘に負けじと九回吠えました。

第七回:庵(八歳/釜ヶ島)-山闘(七歳/山古志)

ゴーゴーという唸り声が聞こえてきます。頭を合わせました。
ガツッ。
いきなり角のぶつかる音。まずは両牛、角の捌き合いをします。
大相撲で言うなら、まわしの取り合いをしている状況です。
どちらが自分の角を、相手の角の下に入れられるか。
「いおり〜がんばって〜」「いおり〜がんばって〜」
大きな声援が飛びました。庵応援団もしっかり参加しています。
「いおり〜がんばって〜」「いおり〜がんばれ〜」
大きな声がハッキリ聞こえます。これは庵にも届いているはず。
応援が届いたか、庵が入った!山闘はうまく体を回して受けます。
「よしたー」「はいはいはい!」勢子も大きな声を出します。
庵の応援団長は、体は小さいけど声はでっかいです。
ずっと応援の声を届けています。これは頼もしい存在です。
そんな庵は、右角をうまく使っています。
右角を山闘の左角の下に入れ、山闘の攻めを殺し、自分が攻める。
山闘は横に回ろうとします。
正面から行くと庵の角をもらうので、横から攻めようという戦略です。
牛がいろいろ工夫をしながら、相手に向かって行くのがわかります。
「いおり〜がんばれ〜」声援が変わらず飛んでいます。

場内がざわめきました。
庵が頭を離し、なんと客席のほうにゆっくり向かって行ったのです。
おとなしく客席を眺める仕草に、場内は笑い声が。一気に和みます。
「あいさつした」女性の楽しそうな声が聞こえます。
「ファンサービスも忘れてないですね」佐野さん、ナイスフォロー。
場内は大きな拍手に包まれました。

松田さんの解説によると、庵は足に綱を掛けられるのが嫌なのです。
勢子が動き始めたのを見たので、「ああ、綱を掛けられる!」と判断、
闘うのをやめてしまっただけ。嫌いな綱を掛けられるくらいなら、
今日はもう自分の力は出したし、一生懸命やったからいいや。
なので、牛も負けたとは思っていません。納得の引き分けです。

先に山闘、あとから庵が引き上げ。
小さいけど大きな声の応援団長も、綱を引いて元気に歩きます。
客席からの拍手がより大きくなりました。
庵は名残惜しいのか、ゲート前で足を止め、雰囲気を感じていました。

※参考:勢子・松田さん(実況&解説) 、FMながおか・佐野さん(進行)。
※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。
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右が庵。今場所は何時にも増して、気合が乗っていたように感じます。
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開始直後は角の捌き合い。自分の角を相手の下に入れようと狙います。
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角を当てて睨む山闘、踏ん張る庵。両牛とも目線が真剣そのものです。
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山闘の攻撃も見事ですが、顔を横にして受ける庵の執念が凄いです!!
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これは山闘の一撃。さすがに痛かったのか、庵もビックリの表情です。
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あれ、なんだか庵がすごく大きく見えます。角の先端の尖りがすごい。
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気合の入った表情を見せる山闘。受けている庵もギョッとしています。
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庵の角、山闘の左角の下を掛けています。粘る山闘の表情、いい感じ。
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正面から頭をぶつけます。目元から火花が飛んでいるように見えます。
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庵が山闘にぶつかっている。と思いきや、山闘の角が庵を捉えました。
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↑横に開いた大きな角は、クワガタのよう。受けの表情が凜々しい山闘。
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↑引きのカットを。山闘は前傾姿勢で、庵の目の下に角を当てています。
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まっすぐな山闘に対し、首を少し傾ける庵。この絵面、けっこう好み。
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あれ、このシーン前にも見たぞ。なんと、数分前の全く同じシーンが。
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庵の角を見ていると、長刀を連想します。山闘はこの近さでも堂々と。

(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

by keiji_takayama | 2020-09-28 00:52 | 山古志闘牛場
さて、次はいよいよ「推し」の登場です。こちらも気合が入ります。
元気そうな姿を見て「よし」と思い、心の中では大声で声援を飛ばす。
なので、撮っていてけっこう体力を使います。まぁつまり興奮します。

第六回:新宅赤パンダ(六歳/梶金)-三太夫(六歳/虫亀)

のっしのっと三太夫が入ってきました。
ゆっくり堂々と歩いています。そして一発、大きく唸りました。
これに負けじと、低い声を発しながら新宅赤パンダの入場です。
こちらは角で地面を掘り、前足で土を掻き上げる仕草を見せました。
いつもながら、気合十分のようです。
さあそして、頭を合わせ。。。あっ、いきなり先制攻撃!!
「お、お〜っと!うぉ〜っ!速い!!」佐野さんが興奮気味に叫びました。
この攻撃、新宅赤パンダは角を三太夫の体に当てつつ、首を振りました。
これで角の先が三太夫の体を掻くことになり、傷が付いたのです。
肉眼で見てもハッキリわかるほど、比較的大きな切り傷でした。
大事には至らなかったようですが、傷の痛みもあるでしょう。
人間でも、けっこう気になるはずです。三太夫はよく耐えましたが。。。

新宅赤パンダは最初からエンジン全開です。三太夫は回り込んで避ける。
北海道から導入した三太夫。来たときと比べると、随分大きくなりました。
足を使って動きながら、どこかに仕掛ける隙がないかと狙う三太夫。
「おおお〜、赤パンダ、おおお〜」佐野さんも興奮気味です。
赤パンダが再び前に出て押し込もうとしました。
しかし、三太夫もお見事。回り込んでこれを回避しました。
「瞬発力のある牛」赤パンダがこういう紹介をされるようになりました。
強くなったなぁ。。。としみじみ。いや、感慨に耽っている暇はありません。
赤パンダのダッシュは、追っかけるのがたいへんです。
先制攻撃も撮ってはいますが、ここに載せることはできませんでした。

赤パンダ、そしてまた前に出る。「気合が入ってますね」と佐野さん。
でも、三太夫がこれを受け止めるようになってきました。
「よしたー」の声が飛びます。ガツン、と角のぶつかる音がします。
赤パンダの闘い方、若い牛ですがなかなか老獪です。
隙を見つけた時しか飛び込まない。
あとはひたすら、相手の隙を見つけるまで静かにしています。
佐野さん「動と静がすごくわかる牛ですね」
しばらく静の状態でしたが、三太夫が押し始めました。
赤パンダが出ようとしますが、なんとか持ち堪えるようになった三太夫。
そのため、赤パンダも迂闊に飛び込めません。構えるようになりました。
そして時間いっぱい。綱が入り、勢子が飛び込みます。
しかし、闘いをやめない両牛。会場からも歓声が沸き起こりました。
赤パンダは鼻を取られるのが嫌なようで、最後まで抵抗していました。
鼻を取られた瞬間、ちょっと不貞不貞しい表情を見せたような。

先に三太夫が引き上げ。赤パンダは引き回しでも頑張りました。
いやぁ、いい闘いでした。次もいいところを見せてくれよ〜。

※参考: MC勢子・松田さん(解説) 、FMながおか・佐野さん(進行)。
※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。
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右が新宅赤パンダ。先制攻撃のあと、がっぷり頭を合わせました。
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三太夫も必死です。額に頭が直撃したのか、驚いた表情の赤パンダ。

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また組みます。これは「静」の状態。どちらも相手の隙を狙います。

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足を大きく広げて踏ん張ります。ぶつかる顔のラインが真っ直ぐだ。
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体に傷が付いても、三太夫は気迫を失っていません。目も赤いです。
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赤パンダ、再度の押し込み。しかし三太夫は回り込んで回避します。
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気合の入った表情で、三太夫を睨み付ける赤パンダ。やる気満々!!
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上から頭で押さえつけて、「オラオラ、どうだい!!」とアピール ?

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赤パンダの目線がとても鋭いです。三太夫は傷が赤くなってきました。

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↑三太夫に赤パンダの右角が当たってる?このあと三太夫が攻撃します。

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↑またまた頭をぶつけます。「静」のシーン。双方なにやら考え中かも。
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強い表情で上から目線の赤パンダ。三太夫はちょっと狼狽え気味か。
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これぞ「顔突き」ですね。赤パンダの顔が歪んでいるのがわかります。
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突進してくる赤パンダ。三太夫は咄嗟でしょうか、左角で防御してます。
↑両牛とも気合が入りました。三太夫は傷を負った状態でよく頑張った。

(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

by keiji_takayama | 2020-09-27 00:55 | 山古志闘牛場
今場所から、新しい名前の牛が複数加わりました。
まずは、第五回に出てくる「小太郎」です。聞き慣れた名前ですね。
ネーミングライツの獲得によって、山古志観光協会が名付けました。
もともとは「小文吾」として活躍している牛です。
この「小太郎」は、山古志観光協会の「会長代理」という立場です。
地域の伝統文化である「牛の角突き」、日本農業遺産の「錦鯉」など、
山古志の魅力を全国に発信しています。「ゆるキャラ」でもあるので、
いつか「小太郎」と牛の「小太郎」コラボが見られるかもしれません。

第五回:小太郎(六歳/山古志)-伊之助(五歳/山中)

先に伊之助が入ってきました。
挨拶代わりに大きな声で唸り、客席から早くも拍手をもらいました。
さぁそして、小太郎の入場です。こちらも低い声で唸っています。
伊之助は白い毛の混じった粕毛牛です。いよいよ頭を合わせます。
勢子が早くも声を出して、手を叩いて、両牛を鼓舞しています。
まずはお互い、相手の力を測りました。
今日はどの程度の力を出せばいいのか、両牛が判断しています。
お互いに相手が怖くないので、時々頭が離れます。
その都度勢子が角を持ち、再度頭を合わせようとします。
体をとても柔らかく使っているので、遊んでいるようにも見えます。
とはいえ、相手が変われば、この両牛も突き方を変えるわけです。
小太郎が押し込みますが、伊之助はまだ余裕を持って受け止めます。
しかし、このように余裕を持って突く、そして勢子が勢をかけたら
前に出る、これを覚えるという意味で、いい経験になりそうです。
ようやくエンジンがかかってきました。だんだん激しくなります。
下に入られた伊之助ですが、まだまだ余裕があります。
今度は伊之助が前に出ました。
しかし、小太郎は首を柔らかく使い、伊之助の攻撃を躱します。
勢子の声が場内に響いています。
そして時間いっぱい。両牛に綱が掛けられ、引き分けになりました。

このように余裕のある若牛は、やがて横綱になる可能性があります。
今後がとても楽しみな両牛、場内から大きな拍手が送られました。
先に小太郎、あとから伊之助の順に引き上げました。

伊之助は、やられたらやり返す牛だというイメージがありますが、
どうやらスロースターターのようです。今回の取組でちょっとそんな
感想を抱きまして、今年の取組を見返したら納得してしまいました。
今後の出番では、そんなことを頭に入れて楽しみたいと思っています。
そして小太郎。観光協会のキャラとしても活躍してくれそうです。
ネーミングライツの牛はもう一頭います。それは、九回目の取組で。

※参考: MC勢子・松田さん(解説) 、FMながおか・佐野さん(進行)。
※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。
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左が小太郎。大相撲の「土俵際での投げの打ち合い」みたいなシーン。
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横から小太郎が突っ込みを見せますが、伊之助はたぶん気にしてません。
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伊之助の耳元に、小太郎の角が当たっています。さすがにこれは痛そう。
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お互いが首を柔らかく使って受け止めます。表情もまだ余裕があります。
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伊之助の横を攻める?小太郎。凜々しくいい表情です。スマートな感じ。
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向き合う両牛。右が伊之助。気合が入って、目の周りも赤くなりました。
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小太郎の右、伊之助も右がそれぞれヒット。相手の動きをよく見てます。
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これは小太郎の厳しい攻め。左角で伊之助の首根っこを押し込みました。
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伊之助が体勢を整えつつも、小太郎は攻撃を緩めません。すごい目線だ!
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頭で押さえつけようという小太郎。体がまん丸です。伊之助は耐えます。
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下に入り込んだ伊之助。小太郎はちょっと背伸びしてる?まだ余裕かな。
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またも、小太郎は体を丸くして上から攻める。伊之助、踏ん張ってます。
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伊之助、カッコいいぞ!小太郎に、頭から堂々とぶつかっていきました。
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後半になると、伊之助の攻めが増えてきました。スロースターターかな?
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小太郎の横を狙う伊之助。時間いっぱいまで、動きの続いた取組でした。

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by keiji_takayama | 2020-09-26 01:43 | 山古志闘牛場
第四回:龍勢(六歳/秩父)-柿乃花怒濤(五歳/岩手) 後編 

こちらは勢子が飛び込んでくる直前まで、1分34秒の様子です。
時間を表してしまうと短いのですが、撮っていると長く感じます。
それだけ、様々な攻防が展開されました。
時間いっぱい、いやそれ以上に闘おうという姿勢を見せた両牛です。

速攻型の柿乃花怒濤は、お客さんの目をまず釘付けにします。
この先制攻撃だけでもかなりのインパクトなので、いつも盛り上がるのです。
だからといって、その後消沈することもありません。
怒濤の攻撃は、終了までずっと続くのです。スタミナもあるし、タフな牛。
このスタイルは今年ずっと貫かれていて、次の出番でも見せてくれそうです。

そして龍勢。今年の取組を振り返ると、やはり今回だけは異なっていました。
表情がかなり真剣です。やはり、思うところがあったのだと感じます。
それが、前半の冒頭で書いた「怒り」だったのかはともかく。
そのような、漲る気持ちが少なからずあったのだろうと考えられます。

今年はあと2場所あります。それぞれの勇姿をまた見せてほしいと思います。

※参考: MC勢子・松田さん(解説) 、FMながおか・佐野さん(実況)。
※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。
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左が龍勢。クロスカウンター気味に双方の角が当たり、ちょっと痛そう ?
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体勢が変わり、柿乃花怒濤が左に。龍勢の左角が耳元に当たったようです。
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柿乃花怒濤を見る龍勢の目線が厳しい。黒目はギリギリまで寄っています。
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顔全体でぶつかる両牛。角突きというより、「顔突き」状態になりました。
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今度は手前の柿乃花怒濤が睨む。龍勢は足を踏ん張り、これを耐えてます。
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またも押し込むチャンスがやってきたか、柿乃花怒濤。龍勢は足を伸ばす。
9/20 山古志闘牛 龍勢-柿乃花怒濤 後編_b0016600_21001590.jpeg
一気に押したい柿乃花怒濤、許さず踏ん張りたい龍勢。攻防が始まりました。
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龍勢が上から押さえつけようとしている ? 額には少し血が滲んでいます。
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柿乃花怒濤の位置が下がって、鼻の先が地面に触れています。目元は真剣。
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龍勢がやや前傾姿勢になりました。お互い目の前は地面ですが、冷静です。
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踏ん張った龍勢、怒濤に向かっていきます。表情から意地が感じられます。
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怒濤の左角を掛けた龍勢。そのまま押し込もうとしています。見事な逆転。
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再び頭を合わせました。柿乃花怒濤も意地を見せます。目元も赤いですね。
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でも、龍勢だってそれは同じ。絶対に負けないという気概も感じられます。
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こうした攻防は終了まで続きました。このあと勢子との闘いが待ってます。

(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

by keiji_takayama | 2020-09-25 21:04 | 山古志闘牛場

闘うことが本能である「闘牛」ですが、写真をすべて見返してみても、

この日の龍勢は怒っていたのではないかと感じました。撮影していて、

ずっとそれを思っていました。煮えたぎるような、もの凄い悔しさに。 

 

第四回:龍勢(六歳/秩父)-柿乃花怒濤(五歳/岩手) 前編 

 

この一番から、綱を取っての対戦になります。

まずは柿乃花怒濤の入場。やや小走りですが、おとなしめです。

土の臭いを嗅ぐような仕草を見せ、そのまま静かに佇んでいます。

後から龍勢が入りました。角で土を掘り、そのまま相手に向かいます。

解説の松田さん、「これはかなり激しいと思いますよ、最初から。」

鼻に付けられていた綱が取られ、龍勢が柿乃花怒濤に向き合った、

その瞬間。

柿乃花怒濤が先制攻撃。佐野さんは「フェイント! 」と表現しました。

龍勢は押されたあと、首を小刻みに動かします。怒りに震えたか。

しかし龍勢はこれで構えました。

「これはもう気が抜けない相手だ」そう判断したからです。

柿乃花怒濤は再び攻撃を仕掛ける、龍勢の前足が浮きました。

場内からも「おうおうおお〜」と、ざわめく声が聞こえてきます。

佐野さん「まさに怒濤の攻めだ !

しかし龍勢は、跳ね上げられても体の柔らかさを保ち、これを受けます。

決定的に押し込まれる、というわけではありません。

柿乃花怒濤は速攻型。相手に隙があったらどこからでも攻め込みたい。

これを受けながら、龍勢も切り返して前に出るシーンがあります。

「もうこれは、受けてばかりもいられない。」龍勢はそう感じたようです。

足の踏ん張りを見ると、力が入っているのが解ります。

柵の近くは場所が良くないと解っているので、中央に出たいのです。

龍勢、左角で柿乃花怒濤の右角を下から引っ掛け、出ようとしました。

しかし、角が外れた瞬間を柿乃花怒濤は見逃さず、逆に切り返す。

龍勢が足を運んだ場所が少し悪かったようで、バランスが崩れました。

これで角が外れ、そこを柿乃花怒濤が一気に攻めた、という展開。

足の配り一つを取っても、牛は全神経を集中させるのです。

双方、ともに勝負を賭けている状況。

そして、相手を見ているので黒目が前に向いています。

柿乃花怒濤は下から跳ね上げたい、龍勢は首で押さえつけようとします。

角のぶつかる音が場内に響き、どよめきが起きます。

勢子の声も響きます。

柿乃花怒濤、下から突き上げようとする。

龍勢は首を預けた状態から、これを返したい。

動きが激しくなってきました。ドン、ドン、ドンと、三度頭をぶつけ合う。

場内も一気にヒートアップしました。 

 

さぁそして時間いっぱい。勢子が飛び込んで分けようとします。

角のぶつかる音。勢子の走る音。両牛はまだ闘いをやめません。

牛と勢子の駆け引き。

勢子が鼻を取り、ようやく牛を分けました。大きな拍手が場内を包みます。

龍勢はそれでもまだ、闘おうとしました。どうも納得していない様子。

足に綱を掛けられるのを嫌ったのかもしれませんが、何度か押されたし、

怒り心頭だったようにも感じ取れました。因みに龍勢のほうが1つ年上。 

 

どうやら龍勢は、最後のワンチャンスを狙っていました。

切り返して飛び込んだら、勢子が引き分けようと入ってきたのです。

まだやりたかった、どうにも面白くない。そんな状況だったようです。

とはいっても、まだ若いですから無理はさせられません。

それが勢子の判断です。でも、とてもいい角突きでした。自然と拍手が。

引き回し。両牛はそれぞれ相手から目を離しません。

龍勢、柿乃花怒濤の順に引き上げました。

そしてこの取組は、2部構成です。ハイライトがとても多かったですね。

この前編は最初の写真から最後まで、222秒しか経過していません。

たったそれだけの時間で、ここまでのドラマが繰り広げられるわけです。

一瞬たりとも、ファインダーから目を離せません。撮るのも闘いなのです。

(つづく) 

 

※参考: MC勢子・松田さん(解説) FMながおか・佐野さん(実況)

※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。

9/20 山古志闘牛 龍勢-柿乃花怒濤 前編_b0016600_00261192.jpeg

↑左が龍勢。柿乃花怒濤の顔が逆「く」の字です。余計な心配しそう。

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柿乃花怒濤の先制攻撃。速い!龍勢は柵際まで一気に押されました。
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「ゴッツーン」音が聞こえてきそうです。思い切りぶつかった瞬間。

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龍勢は冷静に、闘志を滾らせている感じ。怒濤はそれを感じたか ?
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ところが、またしても怒濤に押し込まれる龍勢。今度は逆サイド。
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回り込んで体勢を立て直した龍勢。再び両牛が頭を合わせました。
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龍勢の表情が「大魔神怒る」のようです。怒濤はちょっと様子見?
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びっくりした表情を浮かべる柿乃花怒濤。横から一睨みの効果か。
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「今度はこっちから行くぞ!」そんな感じの龍勢。気合入ってる。
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怒濤の角が龍勢の目元に。年下ですが意地はある。負けてません。
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迫り来る龍勢に、ちょっとたじろいだ表情の怒濤。やはり攻撃型。
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再び頭を密着させる両牛。しかし、今回は顔のラインが真っ直ぐ。
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短距離ですが、また押された龍勢。怒りの表情?を浮かべてます。
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龍勢、怒濤ともに、目の周りが赤くなりました。まさに真剣勝負。
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体勢が変わって、龍勢が右側に。両牛とも黒目は前を向いてます。

(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

by keiji_takayama | 2020-09-25 00:33 | 山古志闘牛場

9/20 山古志闘牛 響-子龍

第三回:響(四歳/新潟)-子龍(三歳/山古志) 

 

先に響が入ってきました。小走り、そして踊るように跳ねています。

6月の初場所から、今回まで6回連続出場中です。元気いっぱい。

そして後から子龍が登場。こちらも楽しそうに走っています。

この一番までは、綱を付けての対戦となります。

黒牛が響、赤牛が子龍です。 

 

ファーストコンタクトは早いです。すぐに頭をぶつけて取組開始。

こちらも両牛よく動いています。

頭を合わせて、響はおそらく、相手が年下であることを理解しました。

なので、響は先輩として角突きを教えている、そんなふうに見えます。

子龍が押し込み、場内が盛り上がりました。勢子も声を飛ばします。

響は押し込まれても、落ち着いて受けています。

若い牛は一場所一場所が経験、先輩の胸を借りて成長していきます。

子龍にとっては、経験を積む上で大切な取組であるといえるでしょう。

響としては、まだまだ心に余裕があります。

「さあ、もっともっと攻めてこいよ ! 」若い子龍に伝えているかのよう。

子龍は一生懸命、これに応えようとしているのです。

今度は響、角の使い方を教えるかのような動きを見せます。

牛は自分の角の形を知っています。

それをどうやって使うか、これはそれぞれの闘い方のセンスになります。

子龍は馬力型の体つきをしています。馬力で押そうと試みます。

それを響が首を出して、柔らかさを使って受けています。

横に並んでいるような体勢になりました。これだと押し込めません。

T」の字の形になれば押し込めますが、「=」では難しくなります。

子龍は響に角を引っ掛けられました。しかし、馬力で前に出ます。

勢子が声を出し、子龍がそれに対応するかのように、押しています。

三歳とはいっても、子龍は年の割に大きい牛です。

時間がそこそこ経過しましたが、まだ両牛は動いて闘っています。

お子さんでしょうか、「がんばってぇ ! 」の大きな声援が聞こえます。

やがて足に綱が掛けられ、両牛がスッと分けられました。

客席からは、大きな拍手が沸き起こりました。 

 

引き回し。響の牛持ちは女性です。 

会場からの声援に応えて、手を振ったりしながら響と歩いています。

子龍はそんな響をずっと見ていました。

若い牛にとってはこれが大事なこと。意地が生まれてくるのです。

でもなんとなく、これだけではないような気がしました。

子龍だってオトコですから、ジェラシーを感じていたのかもしれません。 

 

※参考: MC勢子・松田さん(解説) FMながおか・佐野さん(実況)

※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。

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↑左が子龍。右の響はやっぱり余裕の表情ですが、子龍はちょっと緊張気味 ?

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↑ファーストコンタクト。両牛とも気合満点、鋭い目線で睨み合いました。

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↑それぞれに思うところあり。子龍は冷静に、どうするか作戦を立てているようにも。

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↑真剣な表情で、頭を合わせます。子龍の、気合の入った表情に注目です。

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↑子龍の攻めを、柔らかく受け止める響。表情も、どこか優しげに見えます。

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↑響は6場所連続出場中。大きな経験を積み、様々な戦況を体験しています。

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↑響、見事な前傾姿勢で踏ん張ります。上から睨み付けられるのは、さすがに怖そう。

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↑子龍、落ち着いています。いい表情を見せてくれました。

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↑子龍の体に頭を付ける響。表情も落ち着いています。

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↑響、角を使ったT字攻撃を教えている ? 子龍も足を踏ん張ります。

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↑響の表情が厳しくなりました。子龍はさすがに気圧されているかも。

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↑子龍の攻撃。響は足を折り曲げて対応しています。あれ、この形は。。。

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↑前傾姿勢の子龍、響のことをよく見ています。これも勉強です。

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↑響の表情がすごい。子龍も負けじと目線を返します。

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↑そろそろ終盤。まだ頭を付けています。子龍の目の周りが赤くなってきました。

(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)



by keiji_takayama | 2020-09-24 01:15 | 山古志闘牛場

MCを務める松田さんの愛牛が登場。準備のため佐野さんが実況です。

先場所から始まったこのスタイルですが、笑いありで楽しいですね。 

  

第二回:文平(四歳/虫亀)-柿乃花威風堂々(三歳/岩手) 

 

文平が松田さんの愛牛です。対戦相手は、柿乃花軍団の末っ子です。

とはいっても、名前からしてもうカッコいいです。威風堂々。

これからの活躍が期待できる、注目の若牛です。

まずは文平が入ってきました。のっしのっしと、少しゆっくりな足取り。

あとから柿乃花威風堂々が小走りで登場。まさに堂々たる姿を見せます。

赤牛が文平、黒牛は柿乃花威風堂々。サッと向き合い、頭を合わせました。 

 

最初からもう、運動量がすごいです。走り回ってます。

綱を持っている勢子2人も一緒に走るわけですから、たいへんです。

文平のほうが一歳年上なので、本来なら胸を貸す立場なのですが。。。

「なんだか逆になってますね」と松田さん。

しかし、両牛とも休むことなく速いテンポで動いています。

客席は盛り上がりました。勢子も負けじと大きな声で勢を送ります。 

 

本来なら、柿乃花威風堂々が突いて文平が受ける展開なのですが、 

どうやら逆の展開になっています。動きがあり、場内はざわめきます。

柿乃花威風堂々は、攻められても慌てません。

体を柔らかく使って、しっかりと受けています。

若い牛がこれだけちゃんと受け止める、これはすごいです。

回り込んで押しての展開。そして柿乃花威風堂々が下から入り込む。

年下ですが、負けていません。

そして勢子が後ろ足に綱を掛けて、両牛を分けました。

これは、牛に「引き分け」を教えるという意味合いもあります。 

 

動きが速く、目が離せない取組でした。 

若い牛の取組は、遊んでいるようでも真剣に力を出し合っています。

これが実に、見応えがあるんですね。

姿を記録しておくことで、数年後の成長をより強く感じ取れるのです。 

 

この両牛も、来年再来年あたりできっと変わっていくのでしょう。

そんな成長を見ていくのも、闘牛の醍醐味といえるのです。

引き回しのあと、大きな拍手とともに引き上げていきました。 

 

(解説)MC勢子・松田さん、(実況) FMながおか・佐野さんを参考。

動画は山古志闘牛会YouTubeチャンネルで。登録もお願いします。

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↑左が文平、右は柿乃花威風堂々。でもやっぱり、文平のほうが落ち着いているようにも。

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↑開始直後の一発。文平の角が、柿乃花威風堂々の額に命中しました。

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↑飄々とした表情の柿乃花威風堂々。まだ三歳ですが、早くも大物の片鱗を見せたのか ?

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↑文平の体についていた傷。見ていると、ブッチャーのおでこを思い出してしまいます。

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↑回り込み、横から攻めようとする柿乃花威風堂々。動きが激しく、綱も躍動しています。

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↑文平の、柿乃花威風堂々を睨み付ける目線は迫力があります。決して逃げません。

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↑すごい、気合満点です。お互いの意地がぶつかり合う瞬間。

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↑柿乃花威風堂々の表情がちょっと変わりました。さすがにプレッシャーを感じたか?

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↑おっと。柿乃花威風堂々、堂々たる攻撃ですね。

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↑下から突き上げる文平。両足の踏ん張りも見事なものです。

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↑柿乃花威風堂々が少しずつ、「年上の凄さ」を感じているように見えます。

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↑この文平の表情、強いですね。凄みを感じさせます。

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↑柿乃花威風堂々も立派。年上の文平に堂々と立ち向かっていきます。

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↑当たった時は手応えがあったのに、文平はビクともしません。柿乃花威風堂々の表情が語ります。

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↑取組終了まで、文平に食らいつく柿乃花威風堂々でした。

(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)



by keiji_takayama | 2020-09-23 00:39 | 山古志闘牛場

920日、山古志闘牛の9月場所が開催されました。

前回のお盆場所から1か月が過ぎ、山古志はとても涼しくなりました。

暑がりなのでまだ平気ですが、肌寒さを感じる人もいたでしょう。

でもこの条件、牛にとってはやりやすいのです。

その影響もあってか、激しい闘いもいくつか見られました。

今回はいつもより多い16組。さしずめオールスター戦の様相です。

柿乃花軍団は4頭勢揃い、解説の松田さんが名付ける「四天王」も登場。

シルバーウィークということもあり、多くのお客さんが観戦しました。

それでも、これまで通りのコロナ感染防止対策が取られていました。

ではいつも通りになりますが、16組すべての取組を写真で紹介します。

なお、動画配信カメラとはほぼ真逆の位置から撮っています。 

 

第一回:真醒斗(三歳/燕)-長介(三歳/山古志) 

 

まずは長介がゆっくりと、やや小走りで入場。

その後を追いかけるように、真醒斗が場外から勢いよく走ってきました。

足場を確認するようにくるくる回ったあと、すぐに頭を合わせます。

どちらも3歳同士。人間でいえば中学生くらいです。

両牛とも今年デビューですが、既に何度か角突きの経験があります。

真醒斗が積極的に動き、長介は体を柔らかく、そして足を使って受けます。

回り込むように動く長介。勢子が声を出します。

経験が増えて、双方とも闘牛場に慣れてきました。

だんだんと自分の力を出そうとします。

真醒斗が押し込むと、長介は首を折り曲げてでも柔らかく使います。

若い牛だと、展開によっては闘いをやめてしまうこともあるのですが、

この2頭は休むことななく、一生懸命頭を離さず角突きを行っています。

ずっと休むことなく、動き続けています。勢子もずっと声を出します。

そして勢子の判断により引き分けに。大きな拍手が送られました。 

 

真醒斗の牛持ちさん、すぐに体を撫でます。頑張った愛牛を労っていました。

先に真醒斗、後から長介が引き上げ。初回から盛り上がった一番でした。 

 

(解説)MC勢子・松田さん、(実況) FMながおか・佐野さんを参考 。

動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。

9/20 山古志闘牛 真醒斗-長介_b0016600_00393850.jpeg
↑左が長介、右は真醒斗。まだ三歳ながら、気合の入った角突きを見せてくれました。目も真剣です。

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↑先制攻撃を仕掛けたのは長介。左の耳に切れ込みがあるのも特徴です。

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↑下になった真醒斗は、角を当てられながらも反撃を試みているようです。

9/20 山古志闘牛 真醒斗-長介_b0016600_00423623.jpg
↑真醒斗は正面から攻撃を仕掛けますが、長介は回り込みつつ首を使って受けます。

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↑真醒斗の目線が少し厳しくなりました。それにしても、やっぱりイケウシです。カッコいい。

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↑真醒斗、ちょっとびっくりした表情を見せました。角を当てられたのでしょうか。

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↑回り込む長介。顔の見えるシーンが少なめでした。真醒斗はいい表情です。
↑このように向き合うケースは少なめでした。ちゃんと頭を合わせてますね。
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↑真醒斗の攻撃を受ける長介。まだまだ余裕のある表情に見えます。

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↑おっと、地面に顔が付きそうだ。長介、さすがに驚いた表情を見せています。

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↑休みなく動くので、体勢がころころ変わります。右が長介です。
↑横から一撃を食らわしているのは長介。目つきも鋭くなりました。

9/20 山古志闘牛 真醒斗-長介_b0016600_00530561.jpg
↑何事か考えているようにも見えますが。。。

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↑横からの攻撃。ちょっとヒヤリのシーンだったかもしれません。真醒斗の表情。

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↑両牛とも時間いっぱい、一生懸命に闘いました。

(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)


by keiji_takayama | 2020-09-22 00:55 | 山古志闘牛場
20日は山古志闘牛九月場所を撮影観戦しましたが、その前日のこと。
早めに出発して渋滞を避け、早く着いたので山古志をドライブ。

かつて使われていた虫亀闘牛場と、アルパカ牧場を見てきました。


6月に出掛けたアルパカ牧場は、油夫(ゆぶ)集落にありました。

今回はもう一つ、種苧原(たねすはら)集落のアルパカ牧場を訪れました。

こちらは油夫よりもさらに小さなスペースで、屋内外に分かれています。

そこで何頭かのアルパカが元気に暮らしていました。

そこそこ早い時間だったので、しばらくはほぼ独占状態。

カメラのレンズを興味津々で覗いてきたり、触らせてくれたりと、

すっかり楽しんでました。端から見たら、完全に変な人です。

こちらも油夫と同様に、餌を100円で購入し、与えられます。

お金を入れてガチャを回すと、その音で敏感に反応するアルパカも。

この時だけは人気者になれます()

とにかく餌が欲しくて猛烈にアピールするアルパカがいる一方で、

室内組はさして興味は示しません。ただし近付くと話は変わります。

募金箱も設置されていました。


個体紹介も掲示されていましたが、特定できたのは3頭でした。

こちらで飼育されているのはすべてオスのようです。

餌を持っていると解った途端に真正面をキープしたのは「ケルビー」くん。

特徴のところに「食べることが大好き!食いしん坊!」とありました。

まさにその通りの、とても面白いヤツでしたね。

次回はまた油夫に行ってみようと考えています。

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↑「あ〜、何持ってんの?それ食べられる?」「よ〜し、草のムシメガネで観察だ!」
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↑仕切り板の向こうで大あくび。この時点ではまだ餌は買っておらず、退屈だったのかも。
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↑頭の上が原っぱ。「モカ」くん。体は小さいけど立派な大人だそうです。
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↑「なんだそれ、面白えもの持ってんじゃないか!」とでも思ったか、寄ってきてくれました。
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↑目がクリクリしていたのは「てんぺい」くん。とても仲間思いなんだって。
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↑後ろと前。尻尾が箒みたいです。
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↑ガチャを回したら、真正面をキープ。「ケルビー」くん。ホントに食いしん坊でした。
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↑首を伸ばして、くれくれのアピール。
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↑ん?餌くれんのかい?
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↑うひょーっ、あいつ餌持ってるぞ!な表情(笑)
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↑長い首を伸ばして、落ちている餌を拾って食べたりもするようです。
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↑なんかワクワクしてる。。。というか、犬に見えるのは気のせいだろうか。。。
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↑お客さん来ないかなぁ。。。
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↑いい子にしてます。草が目に掛かっているの、気にならないのかなぁ。
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↑「楽しかった?また来なよ。」と言われているようなような気がしました。勝手だけど(笑)
(5D MarkIII/ズミクロンR50mmF2)


by keiji_takayama | 2020-09-21 09:39 | アルパカ牧場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama