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第七回:闘龍(八歳/山古志)-ドッコイ丸(六歳/平島)

さて、いよいよ取組は後半戦に入ります。
まずは闘龍が入場 ! と思いきや。八歩目でもう前掻きを始めました。
そして、豪快かつ力の入ったまま掘りを見せます。
掘る掘る掘る ! 角がまるで「つるはし」のよう。土を跳ね上げます。
首を逆さにして、まるで地下道でも掘るんじゃないかという勢い。
そして、首を振って土を落とします。
次は再び前掻きです。前足で土を後ろに跳ね飛ばしました。
そして土を落としたはずなのに、また角で土を掘ります。
道路工事でもしているような雰囲気です。土を掘って前に進んでます。
続いて前掻き。そしてまた左右の角で土を掘る !
角が見えなくなるまで土に突っ込み、掘り返します。
これだけでもうお客さんの心を掴んだようです。力の入った闘龍。
のっしのっしと歩き始めました。相手を待っています。
闘龍の角には、掘った土が溜まっていました。
そして、ドッコイ丸が入ってきました。こちらはなんと三歩目から。
前掻きをして、左右の角で土を掘ります。
どうやら、パフォーマンスを見せる闘龍の姿が目に入ったようです。
土を跳ね上げるドッコイ丸の顔は、早くも土だらけになりました。
この間、闘龍は低い声で唸り続けていました。

迫力はとんでもないのですが、この一番は綱が付けられました。
ドッコイ丸は徳之島から導入したばかり。まだ場所に慣れていません。
頭を合わせようと、勢子がゆっくり両牛を近付けます。
しかし闘龍は後ずさり、横に避けるような素振りを見せました。
ドッコイ丸が一睨み利かせたのです。
闘龍は飛び込もうとしたものの、キッと睨まれてしまいました。
これで隙がなくなってしまったのです。
相手から目を離さずに、戦略を練って歩き回る両牛。さてどうなるか。
ドッコイ丸はこの間も前掻きを見せます。威嚇しているようです。
一声唸った闘龍、再びドッコイ丸に向かおうとします。
しかし、横を通り過ぎました。ドッコイ丸はそのままの体勢です。
横向きに体を大きく見せて、「かかってこいよ ! 」というところ。
闘龍は飛び込もうと試みるも、またしても隙がありません。
なんとか頭を合わせたい勢子。駆け引きをしている両牛。
場内は静かになりました。
一瞬だけ頭を寄せたけれど、すぐさま離れます。
そして動かない。
迂闊に動くと隙が生まれて飛び込まれる、これを牛が理解しています。
ここで勢子の判断により、引き分けになりました。

闘龍、ドッコイ丸とも前掻きを始めます。
これも闘牛。
頭を合わせるだけではない、こうした心理戦も立派な闘牛です。
先にドッコイ丸が引き上げ。
唸っていた闘龍は、ちょっと残業。場所の雰囲気に慣れる練習です。
何度か唸ったあと、堂々の足取りで引き上げていきました。

この取組、両牛が対峙しているシーンは撮れないと思ってました。
なので、とにかく重なるシーンがあれば即座にシャッターを切ろう。
そう決めていました。やっとこさ撮れたのがこの6カットです。
とにもかくにも、記録を残せて良かった。
動画では闘龍の表情を確認することができます。
ここではドッコイ丸。正面から、そして横目でも睨み付けています。
闘龍はやや左向きでしょうか。角には掘りまくった土が付いていました。

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※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑顔が見えているのがドッコイ丸。照準を闘龍の顔に据えています。
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↑手前の闘龍の角には、掘りまくった土が残っていました。ドッコイ丸は睨む。
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↑少し距離ができました。 ドッコイ丸はまだ睨んでます。
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↑ドッコイ丸は横目でまだ睨んでいます。顔全体が見られるようになりました。
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↑少しずつ離れていく両牛。
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↑ずいぶんと距離が離れました。ドッコイ丸はまだ睨み付けています。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2020-08-31 00:43 | 山古志闘牛場
第六回:伊之助(五歳/山中)-飛将(五歳/塩沢)

柿乃花怒濤、充号、そしてこの伊之助、飛将。すべて五歳の牛です。
とてもいい牛が揃っています。
これから鎬を削り、次世代を担ってほしいと願っています。

まずは伊之助が拍手で迎えられました。いきなり唸っています。
伊之助という名前は家号です。
牛はその家を代表するので、家号が名前に付けられるのが通例です。
この説明の間、伊之助はずっと唸り続けてアピールしました。
白い毛の混じる、粕毛牛です。
これは初めて知ったのですが、「鬼滅の刃」に出てくる「伊之助」と、
同じ字を使います。会場では「知ってる ! 」という人もちらほら。
ちょっと調べてみたら、こちらは嘴平(はしびら)伊之助というようです。
どうやら主要登場人物の一人で、けっこう強そうな雰囲気でした。
さて、牛の伊之助。のっしのっしと、堂々とした佇まいで待ちます。
そして飛将が登場。目をギラつかせて、唸りながら歩きます。
解説の松田さんの予想では、がっぶり組むだろうとのこと。
相手に隙が生まれるか、そこが分かれ目になりそうです。

綱が投げられ、取組が始まりました。
「よしたー」「よしたー」勢子も大きな声を出しています。
この両牛は、大物。相手を怖がる素振りは全く見せません。
伊之助が押そうとしますが、攻め込むという感じではありません。
この一戦は、両牛が大物に育っていく課程の一つになるでしょう。
勢子もこれに負けないよう、勢をかけていきます。
牛に気合を入れる勢子。叩く音が会場に大きく響きました。
周りで勢をかけられても、牛同士は相手が怖くありません。
どっしり構えます。
しかし、こういう角突きをする牛は、必ず大物になります。
勢子は一生懸命、両牛に気合を入れます。大きな声を飛ばします。
伊之助が仕掛ける、飛将は落ち着いて受け止める。
動きが激しくなってきました。やっと熱が入ってきたところ。
勢子と牛が交錯し、転んで牛のお腹の下に入ってしまいました。
こんな経験は牛もしたことがないので、ビックリしたようです。
これで双方が分かれ、勢子が鼻を取り引き分けとしました。

FMながおかの佐野さん、「いい闘いを見せてもらいました ! ! 」
堂々たる両牛。伊之助、飛将の順に引き上げ。拍手が送られました。

メインカットに選んだ写真は、終盤に撮影しています。
相撲で言うなら、投げの打ち合いのようなシーン。
相手に負けないぞ、というお互いの意地が感じられます。
目前に地面が迫っているというのに、両牛とも全く怯む気配がありません。
結局少しの差で、左側の飛将が先に鼻から着地しますが、目線はそのまま。
見事な、素晴らしい瞬間を捉えられてよかった。
今場所ベストショットの一つになりそうです。

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※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑左が飛将、右は伊之助。お互いの意地が感じられる、素晴らしいシーンです。
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↑開始直後の頭合わせ。飛将、両足を揃えてお行儀がいいです。
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↑ギロリと伊之助を睨む飛将。一方の伊之助はマイペースな感じ。
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↑まずは頭をぶつけます。それぞれに気合が入ってきました。
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↑飛将、愛嬌のある表情にも見えますが、たぶん真剣です。
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↑飛将、両前足を揃えています。そういうわけではないと思うけど、お行儀よし。
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↑伊之助の表情も力が入っているけど、飛将はさらに表情が強くなりました。
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↑押される伊之助。でも、目元にはまだ余裕があります。
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↑あれ、肩(角)組んで仲良さそうじゃないですか。何か話してたりして。
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↑伊之助、気合のこもった当たり。おでこがめり込んでるように見えます。
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↑飛将、上からの攻撃 ? 伊之助は踏ん張ってこれを受けます。
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↑伊之助の攻めを受ける飛将。足で踏ん張っているのが解りますね。
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↑飛将の表情、カッコいい。キッと相手を睨み付けています。
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↑やっぱり仲良しなのかと思ってしまいます。伊之助の表情がなんとも。。。
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↑これは終盤のカット。場内も盛り上がった、いい角突きでした。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
 
by keiji_takayama | 2020-08-30 00:39 | 山古志闘牛場
第五回:新宅赤パンダ(六歳/梶金)-充号(五歳/池谷)

話は昨年五月に遡ります。
赤パンダは当時「新宅」を名乗っていました。

2019年5月26日 山古志闘牛 新宅-充号

この日、新宅(赤パンダ)は充号との取組でした。
内容は充号の見事な展開。横に回られて、下から突き上げられます。
これで体が浮いた新宅は、戦意を喪失したようにも見えたのです。
客席からは「充号の勝ち ! 」という声も聞こえるほどでした。
牛自身も、ひょっとしたらそれを感じていたかもしれません。
赤パンダにしたら、とても悔しい思いをしたことになるわけです。
牛の記憶力については全く知りませんが、もし覚えていたとしたら。
そして、リベンジのタイミングをずっと待っていたとしたら。

今回の充号戦は、またとない絶好の機会だったわけです。

では、どこでそれを思い出したのか。
闘牛場で入った瞬間に解ったのか、あるいは闘いを始めるために、
充号の前に連れてこられた時だったのか。
そう考えると、先制攻撃の一発はまさに「挨拶」だったことになります。
充号にしてみれば、以前とても有利に闘いを進められた相手です。
何か思い出したとして、それを肯定できない「気」を感じたとしたら。
慎重な行動にはこんな背景があったのではないか、そう感じるのです。

そして、「オレはあの時のオレではない。必ずリベンジをする。」

もしも赤パンダがそう考えていたとしたら、それが大きな力となって、
充号に立ちはだかっていた、そう思ってしまうのです。
実際、赤パンダの気合は相当なものでした。しかも冷静です。
これは相手にとっては脅威でしょう。まして、一年越しの思いです。

そして結果的に、赤パンダは見事な攻撃を見せました。
以前何度か書いた山王のように、牛は悔しさを忘れないのでしょう。
この日撮影した280カットのすべてを見て、そう解釈しました。
毎回そうなのかもしれませんが、赤パンダの写真では1カットも
目を瞑っているシーンがありませんでした。
怖いほど落ち着き、そして冷静な表情を見せていたように感じます。
手放しで喜べるような状況ではありませんが、一段と強くなった。
そんな感想を抱くのに時間はかかりません。まだ若い六歳ですし、
これからが楽しみです。ケガに注意し、新宅と兄弟横綱を目指そう。

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※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑左が充号、右は新宅赤パンダ。向き合うシーンは少なめでした。
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↑赤パンダが下から跳ね上げようとしてる ? 去年はこれをやられてしまったのです。
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↑またしても赤パンダの角が充号の目元に。完全に狙っているような感じです。
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↑がっぷりと組み合う両牛。どちらも気合が入ってます。
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↑赤パンダの左角、今度は充号の瞼上のところに。
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↑充号は上から。下を見ると、ちゃっかり赤パンダが角を当てに来ています。
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↑これまた、赤パンダの目元攻撃。執拗に狙いを定めているようです。
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↑今度は瞼のすぐ上辺りを。赤パンダは相変わらずのポーカーフェイス。
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↑充号の目線もいい感じ。相手が「あの時」の牛だと解っているのかな。。。
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↑またしても、目元に一撃。ちらりと見える赤パンダの表情がすごい。
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↑押された ? 頭がぶつかり合って、土が跳ね飛びました。
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↑充号の横に入る赤パンダ。様子見の充号でしたが、このまま押されます。
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↑横にして、そのまま突進していきます。あまりの速さにビックリでした。
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↑首が上がりました。まだ余裕があるような表情の充号でしたが。。。
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↑このあと追われますが、再び赤パンダに向き直って闘おうとしました。凄い。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2020-08-29 11:37 | 山古志闘牛場
第五回:新宅赤パンダ(六歳/梶金)-充号(五歳/池谷)

先に入ってきたのは充号。堂々と、ゆっくりした足取りです。
まだ五歳ですが、数年後には最も大きな牛になるかもしれません。
そして、後から新宅赤パンダ。成長著しい推し牛です。
ゲートを通るなり角で土を掘り、前足で跳ね飛ばし、小さく唸る。
調子が良さそうです。そして、どことなくオーラが感じ取れます。

「最初から目が離せません、激しい対戦を予想しています。」
解説の松田さんからも、そのようなアナウンスがありました。
綱が放たれ、いよいよ取組開始。いきなり客席がどよめきました。
まずは新宅赤パンダが一発。勢子の声もあちこちから飛び交います。
充号は今日、とても用心しています。
いつもパッと頭を合わせに行く牛が、相手の出方を伺っています。
そのくらい、新宅赤パンダの出す雰囲気が「気を抜けないぞ」と、
充号に感じさせているのです。(赤パンダは何を思っていたのだろう)
先に充号が仕掛けるも、新宅赤パンダがそれを切り返しました。
下から跳ね上げて、前に出ようと試みます。
時折、ぶつかり音が聞こえ、力と力の入った拮抗状態が続きます。
ちょっとでも隙があったら入られる、それを牛同士が解っています。
なので、とても慎重に仕掛けているのです。
充号、頭を振ります。左から一発二発三発と切り返します。
赤パンダは頭を下げて、振った角が外れた瞬間に飛び込もうと狙う。

そして一瞬のこと。
充号の首横に入った新宅赤パンダ、一気に押し込みました。
FMながおかの佐野さん、「おおーっとすごい ! 」
勢子の誰かでしょうか、「とめろとめろ ! 」という声も聞こえます。
とてつもない速さです。(あとから動画で何度見ても、目が追えません。)
押し込んでいる間も、新宅赤パンダの角が充号の体を捉えていました。
ここでもう、充号が左前足を痛めてしまったのが明らかな状況でした。
これを察したか、新宅赤パンダは動きをやめました。
しかし、充号がなんと戻ってきたのです。足を痛めているのに。
再度新宅赤パンダに向かって行く素振りを見せ、赤パンダも応じました。
とはいえこれはあまりにも無理があり、再度押されてしまいます。
赤パンダは深追いせず、すぐに直立不動の体勢になりました。
まず新宅赤パンダが鼻を取られ、充号はゲート付近で待機します。
場内は騒然となりました。最初のアナウンス通り、激しい闘いに。
でも、このような展開になるとは予想していませんでした。
解説によれば、充号は押されている間も返そうとしていたそうです。

充号は、左前足を上げて佇んでいます。
そのままトラックに載せ、牛舎に戻って治療を受けることになりました。
それにしても驚いたのは、充号の意地です。
おそらく、下に置くことができないほど痛むのだと思いますが、
それでも踏ん張り、新宅赤パンダに立ち向かっていきました。
すごい。充号には暖かい拍手がたくさん送られました。
時間はかかるかもしれませんが、なんとか復活してほしいと思います。

ここまでが、当日の出来事です。
しかし新宅赤パンダから見れば、これは一年越しのリベンジであった、
赤パンダにとっても意地の闘いだった、そう思うところがありました。
(後編に続く)

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↑左が充号、右は新宅赤パンダ。このように向き合うシーンはかなり少なめでした。
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↑ファーストカット。新宅赤パンダの挨拶代わりの一発。充号の表情に注目です。
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↑いったん離れます。というか、充号がインターバルを取ったように感じました。
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↑新宅赤パンダ、積極果敢に攻撃します。序盤は角の攻防になりました。
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↑充号、いつもと違う何かを感じたのかもしれません。でも正面から向き合います。
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↑充号に正面から刃(角)をピタリと向ける新宅赤パンダ。目線もすごく強いです。
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↑充号の目元付近に角を合わせる赤パンダ。目元を狙っているように感じました。
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↑充号の攻撃。しかし、赤パンダの表情は怖いくらいに冷静でした。
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↑少し引いてみると、充号の大きさが解ります。まだ五歳なんですよ。
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↑前に出ようとする赤パンダ。ここでもポーカーフェイスです。気を緩めない感じ。
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↑その三秒あと。無表情のまま、充号のことを見据えています。何を想う。
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↑赤パンダの左角は充号の目元を狙います。冷静に戦況を見つめているようにも。
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↑充号は上から。それに反して赤パンダはあくまでも表情を変えません。
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↑そして再び充号の目元を狙う赤パンダ。これは厳しい攻撃だと思います。
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↑ぶつかると砂埃が舞います。ここでも赤パンダは落ち着き、冷静な様子です。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2020-08-28 21:30 | 山古志闘牛場
第四回:柿乃花怒濤(五歳/岩手)-響(四歳/新潟)

この闘いから綱を取るかどうか、ギリギリまで検討されました。
柿乃花怒濤は超の付くほど速攻型の牛です。
一つ年下の響がこれを受け止められるか、が焦点になりました。
どうやら、今回は綱を付けての対戦です。
先に小走りで入ってきたのが柿乃花怒濤。前向きの角が特徴的です。
あとから響。走り回っての入場です。さぁ取組が始まります。

まずは柿乃花怒濤が攻め込む。何度か角のぶつかる音がしました。
まさに速攻型。柵際まで押し込もうとします。客席もどよめきます。
しかし響は柵際で受け止めて、前に向きました。そして押し返す。
響はもう、「遊んでられない」と理解しました。相手は一つ年上です。
気合が入りました。四歳ながら、経験豊富な響。互角に渡り合います。
角がぶつかる音。
柿乃花怒濤が仕掛けた角が外れた瞬間、響が入ろうとしました。
しかし、柿乃花怒濤が再びそれを躱しました。たった一瞬のこと。
これ、動画を見ても早すぎてよく解りません。すごい攻防です。
響、仕掛けました。角のぶつかる音。
今日はもう仕掛けないとダメだ、そう響は判断したようです。
ドンッ。
響は大きな四歳なので、五歳の柿乃花怒濤とそう大差はありません。
柿乃花怒濤、仕掛ける。しかし響、押し込ませないように受ける。
この対戦、響にとってはとてもいい角突きです。
今度は響が仕掛けたのが外れて、柿乃花怒濤が返します。
ガツンッ。柿乃花怒濤が仕掛け、響が返す。動きがとても速い。
両牛は闘いをやめませんが、勢子が入ってしっかりと分けました。

引き回し。両牛が相手から目を離しません。ここでも駆け引きが。
柿乃花怒濤、響の順に引き上げました。

響は5月24日の稽古場所からこの場所までの6回、すべて出場です。
年下の教育係になり、今場所のように年上とは堂々と闘います。
これはすごい。グングンと実力を付けて、さらに飛躍しそうです。

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↑左が響、右は柿乃花怒濤。綱を付けての対戦。でも気合十分です。
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↑開始直後の、柿乃花怒濤の速攻。カメラで追うのも真剣勝負なのです。
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↑頭を合わせて睨み合う。位置関係は変わらずです。
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↑これはなんと、響が柿乃花怒濤を押し込んでます。怒濤、ビックリの表情。
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↑左側、気合の入った響の表情。怒った大魔神みたいです。
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↑彦内の角が柿乃花怒濤に迫る。怒濤、踏ん張ります。
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↑それなりに経験を積んでいる両牛。見事な攻防を見せてくれました。
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↑響の角は太いです。これが顔に当たったらたいへん。柿乃花怒濤、我慢の時間。
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↑真剣な響の表情とは対照的に、ちょっと考えているようにも取れる柿乃花怒濤。
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↑時々こうして考えます。ポクシングのように、拳(角)を合わせているのかな ?
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↑ぶち当たる両牛。柿乃花怒濤も眼が赤くなってきました。
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↑厳しい響の攻め。足をピーンと伸ばして耐える柿乃花怒濤。
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↑今度は柿乃花怒濤が横から。一気に押し込もうとしますが。。。
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↑体勢が変わり、右が響です。柿乃花怒濤の突進をどう受け止めるのか。
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↑終了間際、響の一発。角がめり込んでる。。。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2020-08-28 01:57 | 山古志闘牛場
第三回:子龍(三歳/山古志)-赤武者(三歳/山古志)

先に登場は子龍です。小走りで入り、若々しい声で二度鳴きました。
これは調子がいい証拠です。その後は静かに相手の出を待っています。
なんといいますか、とても礼儀正しい牛のように感じます。
そして、赤武者は走りながらの入場です。元気いっぱいの様子。
そのまま頭を合わせました。取組が始まります。

赤牛同士の対戦。綱の先が緑色のほうが子龍です。
まずは赤武者が前に押し込みます。子龍は落ち着いて受けています。
体のつくりだけで言えば、子龍のほうが馬力の出る体型です。
新潟産の赤武者、先制攻撃を仕掛けます。勢子の声も響きます。
山古志に来た頃は小さかった赤武者ですが、随分大きくなりました。
その赤武者が押し込むところ、子龍は首で押さえ込もうとします。
そして逆に、馬力で前に出ようと試みました。
赤武者はそこをうまくかわして、横に付こうとする展開。
子龍、上から押さえ込んでそのまま出ました。
馬力のある体つきが活かされます。赤武者はこれを受ける。
足の踏ん張りにも注目です。
四本の足が地面を食いつくように捉え、力の入っているのが解ります。
激しい動きを見せてくれた両牛でした。
赤武者が仕掛け、子龍が応える展開。いい経験になったようです。
若い牛にはお客さんの拍手もすごく大切なこと。
たくさんの拍手をもらえて、きっと励みになったことでしょう。

先に子龍が引き上げ、赤武者はあとから走って闘牛場を後にしました。

※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。
※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑左が赤武者、右は子龍。動きがあり、元気のいいところを見せてくれました。
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↑まずは赤武者が先制攻撃。気合の入った表情を浮かべていますね。
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↑子龍が押しているのか、赤武者踏ん張る。足に体重が乗っています。
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↑子龍、頭から当たっている様子。赤武者を睨み付けているようです。
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↑まだ若い牛とはいえ、ぶつかれば砂埃が舞います。なかなかの迫力です。
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↑おおっ、近い ! まさに睨み合いです。「タイマンを張る」感じでしょうか。
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↑うおおっ、さらに近い ! 赤武者がちょっと上から見据えてます。
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↑子龍、上から押さえつけて前に出ます。よく見ると、睫毛が長いのね。。。
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↑さらに上から行く子龍。目の表情が真剣そのものですね。
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↑今度は横からでしょうか、とにかく前へ前へ押そうとする子龍なのです。
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↑そろそろ終盤。どちらもいい表情になりました。
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↑「なんだよー」「なんだよー」そんな声が聞こえてきそう。ちょっと微笑ましい。
by keiji_takayama | 2020-08-26 23:35 | 山古志闘牛場
第二回:柿乃花威風堂々(三歳/岩手)-張飛(三歳/山古志)

おおーっという会場の声と共に、まず柿乃花威風堂々が入ります。
小走りで、踊るようです。そして数回、短く声を出しました。
あとからやってきたのは張飛です。うーん、どちらも黒牛です。
これは見分けが付かないのですが、背中の高さが異なるようです。
柿乃花威風堂々のほうが、少し高い。なるほど言われてみれば。

あとから写真を見てようやく解るのですが、綱の色が違いました。
柿乃花威風堂々には黄色の目印が。張飛は鼻の根元が緑色です。
そのほか、耳に付けているタグの番号で判別することにしました。

取組が始まり、まずは張飛が積極的に押し込もうとします。
しかし柿乃花威風堂々は落ち着いて、横に入られても慌てません。
押し込んでいる張飛は一生懸命やろうという意識があるようです。
とにかく懸命に押し込もうとします。角がぶつかる音。
柿乃花威風堂々のほうは、フットワークを使いながら受けます。
張飛がちょっとびっくりしたような仕草を見せました。
自分が攻めていって、柿乃花威風堂々にパッと受け止められたので、
「あっ、止められちゃった ! 」と驚いて頭を上げてしまったのです。
張飛は再び押し込もうとします。柿乃花威風堂々は余裕があります。
会場に慣れれば、張飛もさらに力を出せるようになるでしょう。
横から回り込みながら攻め込もうとする張飛。積極的によく動きます。
勢子の声が聞こえてきました。
張飛は横から攻めていましたが、弾みでちょっとビックリしました。
動画で見てみると、柿乃花威風堂々の角がギラッと向いたのが決め手、
だったようにも見えます。「これ、私が大声を出したからでは。。。」
FMながおかの佐野さん、見事なアドリブ。会場からは笑い声が。
ここで勢子の判断により、引き分けになりました。

対戦は終わりましたが、柿乃花威風堂々が張飛のそばに行きます。
「ケンカも終わったし、遊ぼうか」みたいなノリだそうです。
先に柿乃花威風堂々が、堂々と引き上げました。
張飛は闘牛場に慣れるため、ちょっと残業。こちらはのんびりと。

※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。
※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑左が張飛、右は柿乃花威風堂々。まだ三歳とはいえ、なかなかの目線です。
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↑右の張飛が開始から積極的に押し込もうとしました。頭からぶつかります。
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↑左の柿乃花威風堂々、落ち着いて受けています。張飛は一生懸命な様子。
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↑今度は横から攻めようという張飛、角がラリアートみたいに当たってます。
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↑張飛の攻撃に、柿乃花威風堂々もちょっと真剣な表情に変わってきました。
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↑身を翻す(?)柿乃花威風堂々。体が柔らかそう。さすが柿乃花軍団の一員です。
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↑ちゃっかりと柿乃花威風堂々の体に角を当てる張飛。やりますな。
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↑柿乃花威風堂々に、張飛の角ラリアート ! これはたぶん、強烈だ !
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↑張飛、いい表情。引かれている綱の、鼻根元付近の色で見分けられます。
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↑横から入ってくる張飛に対し、「お ? 」な表情を見せる柿乃花威風堂々。
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↑「コノヤロ」とばかり、張飛に角を当てる柿乃花威風堂々。落ち着いています。
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↑頭をちょっと持ち上げて、張飛に角を当てます。計算ならお見事な展開です。
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↑張飛の角が綱に入ってしまいましたが、勢子が走りながらうまく抜きました。
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↑終盤、横から攻め込む張飛を受け止める柿乃花威風堂々。漂う大物感。。。
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↑終了間際まで、熱い戦いを見せてくれました。若牛たちの活躍、見逃せません。
by keiji_takayama | 2020-08-25 21:48 | 山古志闘牛場
8月も山古志の闘牛は二回の開催でした。15日は「お盆場所」です。
これまでと同様、感染予防が施されました。個人としても同様です。
そして今場所は、「FMながおか」の佐野さんも実況に加わりました。

予定では14組でしたが、一頭が体調を崩したので出場できず、13に
変更されました。その相手だった柿乃花黒ダイヤが場所前に登場し、
いいパフォーマンスを見せてくれました。いろいろやって相手の出を
待っているところでしたが 、一向に現れず「あれ?」な感じでした。

第一回:真醒斗(三歳/燕)-雲長(三歳/山古志)

先に入場したのは真醒斗。端正な顔立ちをもつ「イケウシ」です。
後から雲長が入りました。さぁ、いよいよお盆場所がスタート ! !
まだ三歳とはいえ、闘争本能は持っています。頭を合わせました。
まずは雲長が仕掛けようという素振りを見せます。
真醒斗は前足をぴーんと伸ばし、低い体勢で受けました。
先場所もそうでしたが、真醒斗の特徴的な動きです。
佐野さん(FMながおか)からは「真醒斗スペシャル」という声も。
雲長は攻めます、真醒斗は慌てる感じがなく落ち着いています。
心に余裕がある証拠です。闘牛場を怖がっていません。
雲長、攻める。ここで再び「真醒斗スペシャル」が見られました。
次いで真醒斗が切り返そうとしましたが、雲長がそれを押さえます。
雲長は基本的な角の使い方、「掛け」が上手です。
真醒斗は自分の角を雲長の下に入れようと試みます。
勢子が「よしたー」と声を出します。
真醒斗がしっかりと受け止めるようになったので、雲長もやや慎重に。
やがて、足に綱が掛けられて両牛が分かれました。引き分けです。
若い両牛、足に綱を掛けられる「引き分け」の練習も兼ねました。
最後、真醒斗がグッと雲長を睨みます。
真醒斗、雲長の順に引き上げました。今後が楽しみな両牛です。

今年デビューの若い牛は、出番が多くてどんどん鍛えられています。
回が進むごとに迫力が増す闘牛ですが、序盤の3、4組も面白い。
それぞれ個性的な若牛たち、これからの活躍にワクワクします。

※動画は山古志闘牛会のYouTubeチャンネルで。登録もお願いします。
※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑左が雲長、右は真醒斗。三歳とはいえ人間なら中学生くらい。血気盛んかも。
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↑序盤からこんな感じ。気合の入った表情で頭を合わせました。
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↑先場所でも見せた独特の受け方。「真醒斗スペシャル」と名付けられました。
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↑端正な顔立ちの真醒斗。そういえば、同名のイケメン格闘家がいましたね。
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↑「お?」という表情の真醒斗。雲長だって負けてませんよ。
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↑アップで゜こうして見ると、とてもまだ三歳とは見えません。なかなかの貫禄。
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↑雲長の角が真醒斗の額に。でも、落ち着いているように見えますね。
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↑こちらは雲長。すでに目の周りが赤く充血しています。気合が乗ってるぜ。
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↑ほらね。いい表情の雲長。これには真醒斗もビックリです !
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↑でもすごいのは、ちゃんとやり返すんですね。真醒斗も気合が入ってます。
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↑頭を合わせて、力比べの様相。それにしても、真醒斗はいちいち端正ですね。
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↑あっ、これは ! 雲長の角が真醒斗の額に。。これは痛そうだけど、我慢の一瞬。
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↑闘牛場にも慣れてきたのか、元気にのびのび闘っているようです。
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↑雲長の攻撃は時に厳しいです。真醒斗、必死の形相で耐えている感じ。
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↑終盤にも頭を合わせるシーンがありました。元気いっぱいの両牛です。
by keiji_takayama | 2020-08-23 23:09 | 山古志闘牛場
by keiji_takayama | 2020-08-22 11:41 | 山古志闘牛まとめ
第十三回:龍皇(九歳/長岡)-新宅(八歳/梶金)

さぁこの一番、今最も脂が乗っている牛同士の対戦になります。
この二頭と柿乃花ゴールド、薬師大力が「四強」と言えるでしょう。
先に入ってきたのは新宅です。推し牛、新宅赤パンダのアニキ分。
鼻息が聞こえます。そして後から龍皇が登場。気合が入っています。
この取組、動きの速い対戦が予想されます。
双方とも瞬発力、足の速さが素晴らしく、骨格の良い大きな牛です。
さぁ、いよいよ始まりました。

新宅は粕毛牛です。
勢子の掛け声が場内に響きます。
まずは新宅が左側に回り込んで、横から攻めようかという素振り。
そさらに右角で一発二発。
これに対して龍皇、落ち着いてどっしりと構えました。
今度は逆に龍皇が前に出ます。
勢子の皆さんが盛んに声を出しています。
新宅、龍皇の角の上下どちらからでもお構いなし、そんな攻めを見せます。
対して龍皇は、落ち着いて新宅の攻めが外れたタイミングを狙います。
下から跳ね上げて新宅が入る。
それをまた龍皇、フットワークを使って正面に受け止めます。
「よしたー」「よしたー」「さぁいけほら ! 」勢子の声。
続いて龍皇の攻め。新宅はこれを首で押さえつけて受けようとします。
ドンッという角のぶつかる音。
なかなか双方に攻め込む隙がありません。
龍皇が入って横から回り込もうとするも、新宅が正面に向き直ります。
新宅は横に入られても、首を返して自分が攻め込もうと狙っています。
なので、龍皇は慌てずに前に出ていきます。
喜び勇んで前に出ると、返し技を食らうというのを理解しているのです。
次は新宅の攻めだ ! 客席も一気に盛り上がります。
勢子の声はずっと響いています。
新宅は「頭が反対側に下がったら逆側の首を取ってやろう」と考えますが、
龍皇はそれを察知して、自分の頭を下に置いたままの状態を保ちます。
ドンッ。また音がしました。
そして勢子の走る音。無事に両牛の鼻を取り、引き分けとしました。

牛にとって最大の敵、それは相手ではなく今日の暑さです。
もうちょっと長く見たい一番ではありますが、秋に備えて分けました。
確かに、とても暑い場所でした。でも、熱戦が繰り広げられました。
これで2日の場所は終了。次回は8月15日。お盆場所です。

最後の取組を終えた両牛は、ファンサービスをしてくれます。
柵のすぐ目の前にやってくるので、お客さんは大喜びです。
牛持ちさんも笑顔、お客さんも笑顔。清々しい締めくくりでした。

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※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑左は龍皇、右が新宅。強い日差しに黒牛、撮影条件はなかなか厳しいものが。
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↑序盤からこのような展開。暑さとの闘いもありましたが、果敢に頭を合わせます。
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↑龍皇、強い目線で新宅を睨み付けます。新宅は足を大きく広げています。
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↑左側の新宅も頭を下げて、龍皇の攻撃を受けます。躍動する尻尾。
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↑横から回り込もうとする→正面に回って受け直す の攻防。どちらも真剣です。
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↑すごい、顔同士がくっついています。角突きどころか、顔突きの様相になりました。
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↑新宅の角が、龍皇の頭を挟み込んでいるような感じ。龍皇の表情に変化が。
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↑一瞬ちょっと考えた ? 右側が新宅です。
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↑龍皇の角が新宅にヒット。ちょうど耳の下です。
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↑こういうシーンが多いと興奮します。龍皇の当たり、とても強そうですね。
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↑新宅、上から攻めようとしてる ? 目は赤くなり、龍皇を見据える視線の鋭さ。
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↑龍皇の角が、新宅の体にめり込んでいます。これはさすがに痛そうだ。。。
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↑龍皇に横から押される新宅。しかし、このあとうまく正面に向き直りました。
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↑終盤。この体勢でしばらく動かなくなりました。新宅、何か言いたそうです。
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↑体勢が少し変わりました。動かないと暑さを感じます。このあと引き分けに。
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by keiji_takayama | 2020-08-21 22:29 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama