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名前はどちら ?

上野動物園の小獣館で撮れた、久々のニューフェイス。だと思う。
ここ数年の人気で、すっかり気合入れて撮れなくなってしまった。
数枚撮って並び、また少し撮って並び、という状態である。
入口から近いメガネザルやヨザルなどは、かなりの人気だった。
そこから奥に入ると、ツチブタがひっくり返って寝ていたりする。
その手前、小さなガラスケースに、これまた小さな動物がいた。

オオミユビトビネズミ 

案内板にはそう書かれている。これはいったいどこで切るのだ ?
オオミユビ トビネズミなのか、オオ ミユビトビネズミか。
で、ちょっと調べてみたら、どうやら後者が正しいようだった。
昼間は地中深い巣穴の中で休み、夜になると外に出て餌を食べる。
後ろ足が長く、3m近くジャンプすることがあるという。
飼育場がさほど広くないので、飛び回るところは見られない。
それにしても、この目の大きさはなかなかに魅力的であった。
どう見ても、目の大きさと体のバランスが取れていないように思う。
じっとしてあまり動かなかったが、それでもブレとの戦いになった。
スローシャッターは数打ちゃ当たるので、とりあえずはなんとか。

これ撮るのに使ったフジのマクロレンズが、ガラス割り事件の黒幕。
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(OM-D E-M1/EBCフジノン マクロ 55mmF3.5)
by keiji_takayama | 2019-08-30 08:30 | 上野動物園 | Comments(0)

ガラス破損事件

話は16日にの午前中に遡る。上野に行く支度をしていた。
重要度は低いけれど、ひょっとしてのつもりでマクロレンズを持って行くことに。
といっても、使用頻度が低いのでカメラバッグには入れていない。
余談だが、カメラの整理は防湿庫などを使わず、そのままバッグに入れている。
入れ替えの回数が増えれば、それだけ忘れる可能性が高くなるからだ。
ただし、出番の少ないフィルムカメラやレンズは、そのままクリアーBOXに入れる。
で、たまたまそれを使いたくなった時に、取り出すことにしている。

とまぁそんな理由から、クリアーBOXに入れていたマクロを取り出したのだった。
その時、あっと思った瞬間にはもう遅かったのだが、足を滑らせてしまった。
あわあわわわわ、なんて思っていた。でも、どうにかなるさという楽観した感じ。
そのまま後ろから、ベランダに通じるドアにぶつかった。

耳をつんざく、とんでもなく大きな音がした。近所迷惑も甚だしい。

一瞬何が起きたかわからなかったのだが、ベランダはガラスまみれになった。
ベランダに通じるドアは、2枚のガラスが上下に嵌め込まれている。
その下の部分、ガラスがすっかり消え去っていた。
ラッキーというか、ガラスに当たってそのまま止まったので、怪我はなかった。
そのままベランダに落ちていたら、それなりに被害はあったと思う。
とにかくベランダの掃除と、失われたガラスを何とかしなければいけない。
そんなわけで、取り急ぎネットで探すことにした。
盆休みではあるが、こういう時は稼ぎ時らしい。電話をした業者はすべて営業中。
しかし、取扱件数が多くて、来てもらえる時間が出掛ける時間だった。
最後に連絡したところが何とか間に合いそうなので、即依頼した。
1時間半かかって来てくれて、1時間ほどの作業でガラスは元通りになった。
ただ、マンションが古いので、ガラスの幅が3mmだった。
現在ではそんなものは殆ど使われておらず、5mmにする必要があるらしい。
こういうことはカメラ業界でもあるし、仕方がない。それで頼んだ。
ベランタのガラス破片が気になったが、それはあとからでもできそうである。
こうして、なんとか上野の撮影に行くことができた。出費は痛いけど。

この写真も、何の変哲もないカットだ。
ただ、それすら狙えなかった可能性を考えると、ありがたいものだと思える。
今年はどうも、こういうことが多いような気がする。
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(OM-D E-M1/スーパータクマー200mmF4)
by keiji_takayama | 2019-08-29 08:30 | 上野動物園 | Comments(0)
さて、盛り上がったお盆場所もいよいよ結びの一番になりました。

第十二回:柿乃花ゴールド(十四歳/岩手)-魚沼号(十歳/東京)

取組前から盛り上がっています。拍手に包まれ、まずは魚沼号の入場。
うーん。。。言葉が聞き取れないのですけど、たぶんまだ小さな女の子が
「〜がんばれぇぇぇ」と大きな声で応援しました。誰だったのかなぁ。
唸り声が聞こえてきます。魚沼号でしょうか。
さあそして、柿乃花ゴールドが後から入ってきました。
あ、わかった ! 「ぱぱぁがんばれぇぇぇ〜」でした。また叫んでます。
これは頑張らないとといけませんね(笑)
この取組には、松田さんの解説はありません。
両横綱のぶつかる音、息づかい、勢子の声、すべてを感じられるように。
牛が唸っています。取組開始。

なるほど確かに、ぶつかるドシッという音が聞こえてきます。
勢子の「よしたー」の声が聞こえます。拍手、そして客席の声。
拍手と歓声が交差して、盛り上がっているのを感じ取れます。
ドシッドシッという音は、角がぶつかる音でしょうか。
勢子の声に混じって、客席からも男性が声を出しています。
蝉の声、勢子の声、そしてぶつかる音。これぞ牛の夏。
暑いのに、それを忘れてまっすぐ闘牛場を睨んで目線が外れません。
「それいけ ! 」「いけいけいけいけ ! 」そして客席から「おおー」。
近くの男性が「場外だ」と一言。柵際の攻防のようです。
最初に叫んでいた女の子がまた何か言ってます。ううむ、気になる。
やがて、場内は大きな拍手。これで取組は終了です。
人の動く音が聞こえます。今年の夏はいい経験ができました。

《写真の密着》
撮影カットは211です。やはりこれも、シャッター押しまくりでした。
頭は合わせたものの、しばらくすると両牛が離れてしまいました。
しかしそれは僅かなもので、再び組み合いました。
この取組でちょっと気になっていたのは、柿乃花ゴールドの角です。
7月場所では角が割れ、血が滲んでいました。素人目ではありますが、
かなり大きいと感じていたので、これがどうなったのか確認しました。
間近で見たのは取組後ですが、ちゃんとくっついているように見えて、
安心したものです。柿乃花ゴールドには鼻息を掛けられましたけど。
さて、写真です。不思議なことに、おそらく魚沼号だと思うのですが、
頭は確かに柿乃花ゴールドと合わせているのだけど、目線がなぜか
闘牛会会長の松井さんを見ている、そんなシーンが2度ありました。
しかも、闘争の表情ではないんですよね。。。ちょっと気になります。
この二頭、おそらく識別は可能でしょう。しかし、これまた決定打に
乏しいのが実情です。角のひび割れだけでは全く話になりませんね。
それにしても、さすがは横綱。場所を変えての角突きです。それぞれ
間近で見られるお客さんがいるわけですから、当然盛り上がります。
終盤になると、おそらく柿乃花ゴールドだと思いますが、押されて
柵の間からお尻がちょっと出てしまいました。これにはお客さんも
ビックリです。こうしたシーンが複数展開された結びの一番でした。

※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑さすが横綱同士。睨み合うシーンも絵になりますね。
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↑うーん、識別が難しい。。。
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↑たぶんですが、左側が柿乃花黒ダイヤだと思います。
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↑こうした動きも見られました。それにしても速い !
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↑躍動している尻尾にも注目です。
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↑手前が魚沼号、奥が柿乃花黒ダイヤだと思います。
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↑うわぁ。角がスレスレの位置に飛んできました。これはあぶない。
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↑相手に向かって行く姿。頭を低くしていい感じです。
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↑ちょっと意表を突かれたような表情でした。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-08-27 08:30 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
転んでしまった男の子の大きな泣き声が、ずっと響いています。
周囲の大人にはこれがいいシーンに映り、笑い声が聞こえてきます。
まだ場内、熱戦の余韻(と大きな泣き声)が残っているところですが。

第十一回:啓靖(十一歳/滝谷)-角蔵号(十二歳/大久保)

今の山古志闘牛会を背負って立っている、横綱牛同士の対戦です。
がっぷりと四つに組んだ闘い、そんな一番になるのではと思います。
ただしこの対戦は、後ろ足に綱が掛かってからも目が離せません。
まだ松田さんの解説が続いているのですが、それをかき消すような、
大きな唸り声が聞こえてきました。泣き声も、まだ負けていません。
啓靖が先に入場。唸り声を出し、土を掘って、相手の出を待ちます。
「さぁ、今日のオレの相手はどこのどいつだ ! 」気合満点です。
そして、後から角蔵号(五代目)が入りました。角蔵といえば横綱牛。
こういうところはやはり、相撲と似ています。伝統ある名前です。
さぁ、取組開始 !
勢子たちの声も大きく響きます。まずは双方がねりをふむ。
この睨み合いから頭を合わしていきます。客席もどよめきます。
頭を離しながらも、双方を睨んで威圧しているわけです。
どうやって自分が優位な闘いをするか、ベテラン両横綱の駆け引き。
啓靖が右から仕掛けたら、角蔵号も右から仕掛け返します。
双方、ひじょうに見せてくれます。
啓靖が仕掛ければ角蔵号が返す。角蔵号が仕掛ければ啓靖が返す。
角蔵号が先に飛び込もうとしたところ、啓靖が受けて返しました。
勢子たちの声が飛ぶ、拍手して気合を促します。
角蔵号は右左に角を振り、啓靖の額或いは角の根元を痛めようとします。
怯んだところを更に押していこうとするのですが、啓靖はそれをさせず、
逆に角蔵号が振ってきた角が外れた瞬間を狙い、仕掛けようとしています。
角蔵号が飛び込んだ ! 客席の男性が「よし、よし ! 」と声を出します。
「よしたー」の声が響き、やがて場内が騒然とします。勢子の走る音。
それが拍手に変わりました。どこかからお子さんの笑い声が聞こえます。
最後、綱が掛かってからの両牛の意地、そしてそれに負けない勢子の意地。
これも、山古志牛の角突きの、一つの見どころでもあります。
「あー、激しかった。」近くに座っていた男性が呟いていました。
角蔵号、啓靖の順に引き上げ。たくさんの拍手が贈られていました。

《写真の密着》
撮影カットは200でした。大関、横綱級の取組は見どころも多くなり、
勢子と牛との攻防でかなり多くシャッターを切るため、こうなります。
最初はなぜか、そっぽを向いているカットがあります。
何か肩すかしを食ったような顔をしてますが、その次にはもう両牛が
ぶつかっていて、片方の牛は顔が真っ白になりました。
赤牛同士の対戦なので、個体識別が難しいです。なんだかんだとこれまで
判明しましたが、これはどうしても手掛かりが見つからないのです。
角の形だけでは難しく、顔の特徴などいろいろと探ってはみたのですが。
今後の課題になりそうです。といいますか、やはり動画が欲しいかなと。
引いて全体を録ったほうが、あとで整理もしやすいと思っています。
とはいえ、写真をずっと見ていると気付くこともあります。
どうやら角の短いほうが角蔵号と思われます。断定はできませんが。
しかし、別の角度から見るとイマイチ自信が揺らぐ。。。なんてことも。
牛の顔をちゃんと見ないとダメですね。開始前の観察力を強化しないと。
予想外に組んでいるシーンが多かったです。枚数が多くなる理由かな。
最後、勢子との攻防も見どころがありました。さすが横綱、絵になる。

※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑顔が白い。。。こういうシーンが多いと、ついついカット数が多くなってしまいます。
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↑開始直後からこの展開です。頭を合わせて力比べ、堂々の闘いっぷりでした。
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↑靄がかかっているみたいでカッコいい。ずっと対峙しているような。
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↑動きはおとなしめですが、目力の強さには惹かれます。
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↑おそらく右が角蔵号。啓靖の角が眉間に当たりました。ダメージは小さそう。
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↑こういうところは大好物。睨み合ってます。
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↑これまた目力を感じます。闘争の表情ですね。
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↑角が目元付近に当たりました。さすがにちょっと痛そうですね。
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↑それぞれの足の状況を見ると、攻防の展開が何となく解ります。
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↑こういう時、牛も思わず目を瞑ってしまうのか。。。
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↑この一戦も、やっぱり動画で見てみたいなぁ。。。
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↑偶然なんだろうけど、興味深いところ。土をかけて攻撃してる ? まさかね(笑)
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↑まさに意地と意地のぶつかり合い。大相撲の立ち合いシーンのようです。
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↑おおお ! 角ラリアットが決まった !
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↑終盤になってもこの展開です。両牛ともタフですね。さすが横綱です。
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↑これまたすごいシーン。攻めても受けても絵になるってすごいなぁ。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-08-26 08:30 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
次はいよいよ、後ろに繋がれていたアイツの出番だ。
最初の取組から唸っていた。早く出せ、闘わせろ。そんなアピール ?
とにかく。そういう意味での闘争心が最も高かったのではないか。
いよいよ登場である。そして、ようやく自分の番がやってきた。
いっちょ暴れてやるか、そんなことを思っていたのかもしれない。

第十回:柿乃花黒ダイヤ(七歳/岩手)-新宅(七歳/梶金)

通のお客さんは、この一番を楽しみにしていたのではないでしょうか。
残すところあと3番になりました。
先に新宅、後から柿乃花黒ダイヤが入場しました。
年齢は双方とも七歳。同い年。しのぎを削るとはこのことでしょう。
この二頭、これからも山古志の闘牛を背負って立ってくれるのでは、
そんな期待を抱かせてくれます。そして、初めて頭を合わせます。
どんな角突きになるのか、とても興味深いです。
この解説を言い終わる前に、まず新宅が先制攻撃を仕掛けました。
場内は大きく盛り上がります。
これに対して柿乃花黒ダイヤが切り返して前に出ます。
それを今度は新宅が返す ! 大盛り上がりの客席からは、松田さんの声が
よく聞こえなくなりました(笑) 勢子の声、拍手があちこちから響きます。
そしてまた攻防。「すごいすごいすごい」客席から女性の声が届きました。
勢子の皆さんの声にも、一段と力が入っています。すごい盛り上がりだ !
この両牛の真剣勝負。攻めれば返す、返せばまた切り返す。
柵際に押し込まれても、決して諦めないこの根性 !
場内の興奮も高まります。「これが一番だ」という男性の声。
勢子が鼻を取りに行きます。これも大盛り上がり。指示が飛びます。
やがて大きな拍手が沸き起こりました。興奮度は間違いなく最高です。
この両牛、これから間違いなく、この地域を背負って立つ、素晴らしい
牛になってくれるはずです ! 松田さんの声にも力が入りました。
その間ずっと、拍手が鳴り止みませんでした。
引き回し。その間も牛同士は、お互い相手から目を離しません。
新宅の牛持ちさんは親子三代で連なったのですが、途中で男の子が転び、
大泣き。でもそれが、逆に微笑ましく映りました。微笑ましいけれど、
本人にとってはとんでもない話です。客席に戻って次の取組が始まっても
なかなか泣き止まず、親御さんがなだめていました。強くなるんだぞ〜。

《写真の密着》
いやいや、最初からすごいです、これ。いきなりぶつかってます。
砂埃が丸く立ち上っていきます。双方とも黒牛なので、見分けがつきません。
その直後、新宅が怒濤の攻めを見せます。柿乃花ゴールドを押し込むのです。
この攻撃は引きで撮っていたので、なんとか識別ができました。
尻尾のところに印を巻いているので、判別が可能になります。
といっても、すぐに解らなくなってしまいました。。。こういうところは、
後から見ると大半がボツになりますが、シャッター切っちゃいますね。
それ覚悟でずっと連写していたので、流れはほぼ撮れてましたが(笑)
最終的には柿乃花黒ダイヤが、鼻を地面に付けられることになります。
面白いのはここからで、横になっていた柿乃花黒ダイヤが、足を使って
どうにか新宅の正面に体勢を変えていきます。で、角を合わせます。
そして、新宅を横向きにしました。そのまま突進していきます。
これは柵の真ん前での攻防。間近で見られたお客さんは大興奮なのです。
続いて、真ん中の位置に戻るでもなく、柵の目の前での角突き。
こで新宅が柿乃花黒ダイヤの上に少し乗るような体勢、再び顔を地面に。
しかし、次には柿乃花黒ダイヤが新宅を押し込んでいます。
止まることのない攻防。角でやりあうところは、まるでボクシングです。
このあと、ようやく中央の場所に戻ってきました。これも不思議なもので、
二頭が歩いて移動したわけではなく、攻防の流れで自然と元の場所に。
このあたりから両牛がなんとなく解ってきました。
目の周りや体に白い毛の混じっている粕毛牛が、新宅だと思います。
こうやって、小さなところから牛を覚えていかないと。当面の目標です。
そろそろ取組は終盤ですが、まだやり合っています。すごいなぁ。
どうしてもそっちの方向で話が進みがちなんですが、ボクシングの次は
プロレスでして、黒ダイヤがラリアットを見舞っているようなシーンも。
さしずめ「柿乃花ラリアット」とでもしておきましょうか。
あ、でも柿乃花と名の付く牛はこの場所だけでも3頭出場してますね。。。
しばしの攻防があり、いよいよ勢子が両牛を分けます。
いずれ「おさんぽ写真館」に載せますが、このシーンもすごかった。
勢子と牛との闘いも、とても絵になりました。闘牛は格闘技なのです。

※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑手前が新宅、奥が柿乃花黒ダイヤ。真剣な目線での力比べになりました。
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↑取組開始からこのような状況。砂埃が大量に舞い上がりました。
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↑この攻撃のあと、新宅が柿乃花黒ダイヤを一気に柵の近くまで押し込みます。
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↑押し込む新宅。柿乃花黒ダイヤの表情がちょっと変わりました。
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ここでも柿乃花黒ダイヤの顔が横を向いています。
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↑こちらは新宅が横を向いています。同じように、柵の手前まで押し込まれました。
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↑ようやくここで、角を合わせます。両牛とも落ち着いているのが印象的でした。
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↑頭を低く構えて戦闘態勢。角がぶつかっている形は、剣道を連想させます。
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↑双方とも目が真っ赤に充血してきました。まだまだ頑張れます! !
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↑角が刺さりそう。お互いのことをしっかり見ているように思います。
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↑柿乃花ラリアットが決まったところ。見事なものです。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-08-25 08:30 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
さて、取組はいよいよ終盤戦に突入していきます。
小さなお子さんが「さっきの牛、戻っていった」と誰かに話していました。
きっと、悔しそうにしていた山王のことではないかと思います。
お子さんの目にも、仕草などが記憶に焼き付くのかもしれません。
場内はざわざわしています。牛がどこかで、大きく唸りました。

第九回:羽黒山(八歳/大久保)-平畑(十五歳/池谷)

先に入場の平畑ですが、島根県の隠岐の島から導入した黒牛です。
羽黒山が後からやってきました。こちらは岩手からの赤牛になります。
さあ、取組が始まりました。
まずは平畑が頭を低く下げて、上に向いた角を槍のように使おうとします。
対して羽黒山は、平畑の長い角を使わせないよう、頭をくっつけます。
そして、自らの、横に開いた角を使おうとしています。
平畑、右角を使って羽黒山の左角を下から掛けます。
そして、羽黒山の顔を横に向けさせたい。しかし羽黒山はそれを許さない。
逆に馬力を使って、前に前にと圧力をかけていきます。
平畑が横に回ろうとするところを、羽黒山が上手く受け止めます。
平畑、右角で羽黒山の左角を掛けます。掛けて横を向かせて仕掛けたい。
この攻めを十分に解っている羽黒山。顔を曲げられないようにします。
逆に跳ね上げて出ようと試みます。双方、自分の角の形をよく理解して、
これはどうやったら最大限に使えるのか、考えながら頭を合わせています。
攻防があり、やがて勢子たちが走る音。引き分け、拍手で幕を閉じました。
綱が伸びて、また大きな拍手が両牛に贈られました。
暑い中の熱戦を物語るように、両牛のお腹が波打っています。
牛たちは必死になって、一生懸命に力を出そうとしているのです。
先に平畑、後から羽黒山が引き上げていきました。

《写真の密着》
いやぁ、すごい ! !
この取組は両牛がもう最初から頭を合わせ、やる気満々の様子でした。
しかも、撮影開始から4コマめで、平畑にたっぷりと砂埃のシャワーが。
顔が真っ白になってしまいました。羽黒山の密着戦が始まります。
ちょっと動くたびに、砂埃が派手に舞っています。
これだけでも絵になるシーンですが、それがずっと続いているのです。
どちらも積極的に動き、闘っています。互いの意地が交錯する一瞬です。
羽黒山が頭から平畑にぶつかるシーンでは、さすがに痛そうでした。
でも、それに耐えてすぐに戦闘態勢になります。お見事でした。
モニターに写真が写し出されると、「おーすげえ ! 」「うわぁ ! 」など、
独り言が出てきます。しかも、それぞれがちゃんと見せ場を作ります。
どちらかが一方的に攻撃されるのではなく、ちゃんと双方のカッコいい
ところを残すことが出来ました。羽黒山の角が平畑の鼻近くに突き刺さる
場面もありました。これは皮膚を突き破っているのではないか、そんな
感想を抱いてしまうような写真です。手に汗握るとはまさにこのこと。
トータルの撮影カットは159とやや少なめですが、入退場のシーンが
さほど多くなく、殆どが対戦している場面でした。取組終盤まで全く
力を抜くこともありません。これだけ気合を入れて闘っているわけで、
勢子の皆さんが止めるのも必死です。この取組、写真をすべて繋げて、
パラパラ漫画風にして作って見ても、それなり以上に興奮しそうです。
いいもの見せてもらいました。今場所のベストバウトかもしれません。

※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑年齢差は大きいですが、それを全く感じさせない取組でした。素晴らしい !
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↑開始直後でモウこれです。平畑の顔が真っ白になってしまいました。
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↑し、しかも目の前に太い角が ! !
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↑羽黒山はもちろん、平畑の闘志漲る表情に圧倒されます。般若のようです。
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↑オレは若造なんかに絶対負けないんだ ! ! そんな気持ちが伝わってくるようです。
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↑クロスカウンター。平畑の顔に付着している砂埃が舞います。
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↑こちらも舞う砂埃。平畑はよく受けています。
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↑平畑の角は太くて大きいですね。当たった羽黒山、これはちょっと痛そうだ。。。
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↑こちらも体当たり。砂埃が随分と減ってきたような。。。
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↑自分の上に、大きな角があるのを自覚しているようです。これ、怖いですね。
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↑平畑、辛抱強く耐えているように見えます。弱音を吐いたりしないのはさすがです。
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↑またしても、砂埃が舞います。
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↑これは痛そう。。。羽黒山の角が、平畑の鼻の横に突き刺さりました。
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↑再び耳の後ろを攻められる羽黒山。
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↑すごい。。。この体勢から攻撃しています。しかも、ちゃんとキマッてる。
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↑それぞれの持ち味がよく出ていた、とてもよい取組でした。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-08-24 08:30 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
闘牛場内の砂埃が多くなってきたので、水を蒔くためにしばし休止。
この時間を使って、先日「写真甲子園」全国大会に出場し、敢闘賞を
受賞された、新潟県長岡市の「中越高校」写真部2名によるご挨拶が
ありました。この山古志闘牛で撮影した8枚組の写真で、地区予選を
勝ち抜いたそうです。闘牛場内でもボランティア活動を行っていて、
その合間に撮影しているとのこと。大きな拍手で、お客さんもお祝い
していました。因みに牛も、数頭がこの挨拶に合わせ唸ってました。
余談ですが、東京代表は明治大学付属中野高校だったそうです。参加
した選手のうち二人は店の常連さんでした。新潟贔屓の身ですけど。

第八回:山王(十二歳/神戸)-小豆丸(八歳/長岡)

この一番は、いろいろな意味で注目です。
まずは小豆丸の入場です。とても珍しい、黒と茶のしましま牛です。
そして、あとから赤牛の山王が入ってきました。
この両牛、牛持ちは揃って女性、そしてそれぞれが攻撃的な牛です。
どんな闘いになるでしょうか。

取組が始まりました。まずは小豆丸が右から二発。
(どこかで牛が16回唸りました。たぶん、後ろからじゃないかなぁ。)
「迂闊に飛び込めば、小豆丸の痛い角をもらってしまう。」
山王は考えて、右から切り返します。額から砂煙が上がるくらい。
ここで客席から「痛かったなぁ」の声が上がりました。
小豆丸の右角の先には、山王の額の毛がびっしりと付いています。
そのくらい、額を掘った、ということになるわけです。
暑さがかなり厳しいので、ここで無理をさせるわけにはいきません。
今シーズンはこの後も本場所が控えています。
従って、ここでこの取組は終了、引き分けになりました。
そして、牛持ちの女性二人による引き回し。場内盛り上がりました。

しかし、自分の力を見せられなかった山王は面白くありません。
綱を引っ張られても帰る素振りは見せず、地面を掘っています。
場内からは山王を称える拍手が贈られ、ようやく引き上げました。

《写真の密着》
トータル199コマ撮影していますが、半分以上は入退場のショット。
時間がやや短かったこともあり、対戦自体はさほど撮っていません。
はじめはお互い顔を離していましたが、少しずつ近寄って、ちょっと
頭を下げたな、と思った次のカットで大きく動きがありました。
砂埃に包まれていて状況がハッキリしないのですが、小豆丸の左角に
毛が付着しています。(ただし、その後落ちたと思われます。)
おそらく、攻撃したのでしょう。その直後のカットでは、右角に毛が
絡んでいます。これは落ちることなく、そのまま付いていました。
そのあといったん離れる両牛ですが、そのあと再び顔を合わせます。
下を向いて角を突き合わせて、まさに真剣そのものでした。
時間も短く悔しかった山王ですが、7月場所では柿乃花黒ダイヤと
対戦しています。牛の速さを存分に見せてもらいました。また次の
活躍に期待したいと思います。小豆丸の攻撃は見事なものでした。

※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑時間は少し短かったけど、両牛とも一生懸命に闘いました。
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↑はじめはこのように、様子見。ちょっと離れて伺う感じでした。
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↑ちょっと近付いて。。。この時点では、小豆丸の角には泥しか付いていません。
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↑またちょっと離れて。
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↑そしてこうなりました。砂埃が舞い、小豆丸のこの表情。
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↑小豆丸の右角に、毛が付着しています。
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↑そしてもう一発。右角が山王に当たっています。
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↑またちょっと離れました。鼻でコミュニケーション取ってるみたい。
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↑頻度は山王が仕掛けます。小豆丸は目を大きくして見てますね。
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↑いい感じの睨み合い。
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↑またしても、顔の周りに砂埃が舞っています。
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↑最後にまた睨み合い。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-08-23 08:30 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
第七回:角栄号(十一歳/相川)-庵(七歳/釜ケ島)

この取組、今年5月26日にも組まれました。いわば再戦になります。
闘牛のすべての取組を撮影してみよう、それをいわば決定付けた日 。
今のスタイルと違ってさほど詳細には書いていませんが 、このように
以前の取組を考えたときには 、大きなデータベースになるわけです。

客席からの拍手に包まれて、先に入場したのは庵です。
面綱を顔にかけて、堂々と入ってきました。
この面綱(おもづな)、大相撲で言う化粧まわしのようなもの。
本来、角突きではこの面綱を掛けて出るのが牛の正装とされています。
後から角栄号が入りました。どこかで牛が、ずっと唸ってますが。。。
角栄号は、見るからに角がでかいです。庵と同じく赤毛の牛ですが、
出番待ちの庵を眺めていて、ちょっとした特徴を見つけました。
ずっとそれが目印になるとは思えないけど、識別の材料になるか。

取組が始まりました。シャッター音もスタート。
まずは角栄号の攻撃。右から左から、太くて長い角を使ってボクシングの
パンチのような「ハタキ」を打ち込みます。庵は角栄号のハタキを躱しつつ、
下から角を使おうとします。角栄号が右から一発。庵は頭を上げることなく、
角栄号のハタキを受け止めます。角栄号の攻撃は右から左から続きます。
庵は全く引きません。会場内から「おーし ! 」なんていう声も聞こえます。
勢子たちは両牛を盛り立て、声を掛けつつ気合を入れます。
双方が目の縁を赤く染めて、闘いに熱が入ってきました。
「早く取れ」の声がかかり、やがて場内から大きな拍手が起きました。
最後は庵がパッと頭を離したように見えたようです。その理由について。
勢子が引き分けにしようとする際、まず後ろ足に綱を掛けるのですが、
庵はこれが嫌なようです。他にもそうした牛がいて、何度か見ていると
そうなのかなと思う牛もいます。従って、相手の牛が強いから闘いを
止めたのではない、というわけです。角栄号、庵の順に引き上げました。

《写真の密着》
角栄号は耳に「6305」のタグがついています。トータルカットは187です。
最初から双方頭を合わせています。そして、角栄号の角はとても立派です。
この時間帯になると、場内の砂埃が目立つようになり、頭が当たっただけで
けっこうな量が舞い飛びます。これがけっこういい演出をしてくれますね。
庵の向かった右耳は、ちょっと薄くなっています。耳に三段の模様があり、
これで識別ができないかと考えたのですが、写真で見るとなかなか効果的と
思えることもあります。しかし、やっぱり決定打にはちょっと欠けるかな。
角栄号の角が大きいので、こちらのほうが区別しやすいです。
時間が進むにつれ、両牛の目元が赤くなっていきます。
庵が引かないこともあり、両牛がぶつかってパッと砂埃が舞っている、
そんなシーンが多かったですね。それにしても、あれだけ頭をぶつけて
ダメージにはならないのでしょうか。それがちょっと気になります。

※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑左が庵、右は角栄号です。ぶつかると砂埃が舞い、闘っている雰囲気が増します。
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↑もう最初からこんな感じ。角栄号が積極果敢に攻めています。
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↑睨み合い。角栄号のほうが全体的に大きめです。
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↑体勢が変わって、奥が庵です。これまた、砂埃がいい感じですね。
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↑角栄号の大きな角に、全身を阻まれているような。。。右側の庵、耳元にも注目です。
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↑角に阻まれる庵。ちょっと複雑な表情を浮かべていました。
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↑角栄号も気合十分です。目元が少しずつ、赤くなっていきます。
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↑どちらが仕掛けているのか、こういう頭突きのシーンがかなり目立ちました。
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↑角栄号の角、当たってる ? 大きいだけではなく、長さもあります。
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↑手前は庵、奥が角栄号。気迫が漲る、緊張感のある時間が続きます。
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↑庵の角、危ない。。。こういうのは肉眼ではなかなか気付かないですね。
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↑いったい何度目なのでしょう。頭突きで頭はクラクラしないのでしようか。。。
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↑横顔がつぶれているみたい。。。
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↑両牛とも目がかなり赤くなりました。
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↑またしても、頭が合いました。庵の表情が少し変わっています。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-08-22 08:30 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
第六回:小文吾(五歳/山古志)-飛将(四歳/塩沢)

ちょっと前に知りましたが、飛将は去年の千秋楽、大希という名前で
出場していました。加えて、同じ昨年千秋楽、日馬富士として出場し
ていた牛は現在の山徳号です。新宅の例もあり、名が変わるのは割と
多いみたいですね。このあたりは、やはり大相撲を彷彿とさせます。

拍手とともに牛が入場しました。低く声を出しています。飛将です。
前足で地面を掘る「前掻き」でアピール。とても気合が入りました。
「今日の相手はどこのどいつだ ! 」相手が入ってくるのを待ちます。
後から小文吾が入ってきました。南総里見八犬伝に登場する八犬士の
一人が名前の由来です。両牛頭を合わせて、取組が開始されました。
耳に装着されている黄色のタグ、「39082」が飛将のようです。

飛将ですが、今回が綱を取って初めての対戦になります。
しかし、とても落ち着いていて、頭を合わせています。
小文吾は若手の中で、おそらく最も体を柔らかく使うのが上手な牛です。
頭を離して、飛将に対してどうやって仕掛けようか、考えています。
どうやったら自分が攻め込めるかなぁ、といったところでしょうか。
勢子の声も大きくなってきました。客席から笑い声が起きましたが、
どうやらパッと離れたのが理由かもしれません。このあたりはまだ若い
牛らしい仕草といえるでしょう。これは、決して相手の牛が怖いとか、
闘いをしたくないということではありません。牛にとっては相手より、
暑さのほうが嫌なものです。両牛がどこまで肝っ玉が据わっているか、
それも注目ですね。勢子が「よしたー」「よしたー」と声を掛けます。
これに応えるように、小文吾が積極的に仕掛けます。飛将はこれに対し、
落ち着いています。初めて綱を取った牛とは思えないほどです。
(そしてここで、後ろから牛の唸り声が15回。いやぁ、被せるなぁ。)
場内大いに盛り上がってきました。「それいけ ! 」の声も聞こえます。
やがて走る音。そして拍手。勢子が両牛を分けました。
この若い牛、どこまで力を持っているのかな、それが楽しみになるほど、
双方が大物ぶりを見せてくれました。対戦相手が変われば戦い方も変わり、
それを見るのも今後の楽しみです。客席からの拍手も大きくなりました。
引き回し中にも遊ぶ余裕がありました。これからが楽しみな両牛です。

《写真の密着》
これも入退場のシーンをけっこう撮っていて、トータル210コマでした。
200コマを超えると、かなり多かったことになります。
最初から頭を合わせた睨み合い。しかし両牛、識別が難しい。。。
いい雰囲気で睨み合っていたかと思うと、かわいい顔比べしているような
素振りを見せるなど、様々な表情を楽しむことができます。でもちゃんと
ぶつかって、小文吾の額に飛将の角が当たったりもしていました。
双方が攻めて守っての、見応えのある好勝負。そうした意味での相性が
きっと良いのだと思います。互いの持ち味を、互いが演出しているような。
それにしても飛将は角を当てるのが上手です。何度か小文吾にヒットして
いるシーンがありました。小文吾もそれを受けていて、それなりに痛いと
思うのだけど、そんなことは表に出さず、前に出ているような印象です。
途中、飛将がちょっとインターバルを取り、何か考えているような感じ。
それを小文吾が、口元のあたりを何度かつついていました。小さな子供の
兄弟が見せるシーンに何となく似ていると感じましたが、そもそも子供が
いないので(その前段階でもない)、信憑性はかなり低いかもしれません。
その後、無事に取組再開。しかしここで、またしても飛将の角が小文吾の
額に当たります。表情が変わる小文吾。次シーンも同様ですが、この時は
厳しい表情のまま。気合が感じられました。飛将の角は先端がカーブし、
これが伸びるように小文吾の体に当たっていました。角の形を飛将は当然
知っているわけで、うまく使っています。小文吾は当てられても前に進み
決して怯むことはありません。お互いのいいところがよく出ていました。
掲載しようと選んだのは16カット。今場所では最多枚数になりました。

※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑まだ幼い牛同士、「かわいいかおくらべ」のようなシーン。軍配はどちらに ?
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↑頭を合わせて、最初から「闘牛」の形になっていました。
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↑飛将の角が、小文吾の額のど真ん中にヒット ! 小文吾は、「うっ」という表情です。
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↑いい睨み合い。気合が入っています。
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↑左が小文吾。飛将は低く構えます。小文吾がとても大きく見えますね。
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↑小文吾の「よーし、いくぞー」な感じの表情。
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↑飛将の角がヒット ! これはちょっと痛そうですが。。。
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↑小文吾、頭突き攻撃 ? 飛将が顔を顰めました。
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↑こういうシーン、とても好きなのです。左側、飛将の角はかなり立派です。
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↑ぶつかるところはやはり、迫力があります。
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↑飛将の角が当たってはいますが、小文吾はポーカーフェイス。
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↑横からの攻撃。目元が真剣そのものです。
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↑目の位置が近いですね。飛将の攻撃も厳しいです。
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↑まだ若い牛ですが、攻防を見ているとそれを感じさせません。しかも速いです。
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↑左側が小文吾でしょうか。とてもいい目をしています。
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↑飛将の角が小文吾の体をなぞるように、体の横を擦りました。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-08-21 08:25 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
取組の合間に、どこかで牛が唸っています。
これが誰なのか、その都度観察して書き記していきたいものです。
出番待ちの状態と、実際の活躍。これには必ず関係がありそう。

第五回:伊之助(四歳/山中)-柿乃花怒濤(四歳/岩手)

まずは伊之助がゴォーッ、ゴォーッと低い声を出して入ってきました。
これを出すようになって初めて、角付き牛は一人前と言われます。
続いては柿乃花怒濤の入場です。赤牛が伊之助、黒牛は柿乃花怒濤です。
取組が始まるやいなや、場内が大きくざわめきました。シャッター音も(笑)
まず柿乃花怒濤が先制攻撃を仕掛けました。柵際で伊之助が立ち直ります。
「それいけ ! 」「よしたー」など、勢子の皆さんも大きく声を出します。
柿乃花怒濤は、鼻から綱を取った瞬間の隙を狙っていました。
伊之助のうしろには大きなキズができ、なかなか隙を与えなくなりました。
柿乃花怒濤はさらに攻め込みます。勢子の声はずっと響いています。
目がとても近い状況ですが、牛が目を突かれるということは殆どありません。
相手の角、見えていないようでちゃんと見ているのです。
「はい ! 」「はい ! 」勢子の声に続いて場内が大きくざわめきました。
勢子の声が続き、走る音が聞こえてきます。
お客さんの二人が「動きがいいな」「うん」と会話を交わしています。
走る音、「こいこいこい ! 」かけ声に続き、場内には拍手が湧き起こりました。

双方の綱が伸び、引き回しに入ります。
牛持ち同士は挨拶をして、相手の牛を讃えます。ラグビーで言えばノーサイド。
ただ、牛同士は相手を見て、目を離しません。
「オレはまだまだお前には負けないよ」そんな思いを強くしていくのです。
先に柿乃花怒濤、あとから伊之助が引き上げていきました。

《写真の密着》
トータルカットは196でした。多くなった理由は、柿乃花怒濤の攻撃です。
入場時は予想していなかった先制攻撃。見事だったし、凄い迫力でした。
まさに怒濤の攻めといえます。これだけでかなり連写してしまいました。
柵の手前まで押し込まれますが、ここは伊之助もただでは終わりません。
追ってくる柿乃花怒濤を振り切り、逆に横から攻撃して押し込みました。
いわばやり返したわけですね。そしてお互い対峙するのですが、伊之助が
静かに怒っているような印象でした。柿乃花怒濤はすこしバツが悪そう。
その後は頭を合わせての闘いです。伊之助にしてみれば、思うところが
あったのでしょう、力いっぱいの表情で、柿乃花怒濤に仕掛けています。
押したのか押されたのか、柿乃花怒濤の足が宙に浮き上がるシーンも。
しかし、やられたままではありません。柿乃花怒濤も反撃します。
再び伊之助の横から押し込もうとしました。面白いもので、柿乃花怒濤が
横から押し込もうとしたあと、決まって伊之助が怒っているかのような
写真があります。ただの偶然なんでしょうが、吹き出しコンテストでも
やったら、いろいろとユーモアのある作品がたくさん集まりそうです。
それにしても、両牛よく動きました。これは動画で残したかったなぁ。

※記事作成にあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑闘いも終盤、睨み合う両牛。伊之助の目は燃えているかのように真っ赤です。
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 ↑開始直後、柿乃花怒濤の先制攻撃。一気に押し込んでいきました。
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↑伊之助もやり返します。柵際まで押されましたが、見事に立ち直りました。
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↑静かに怒りを向ける(?)伊之助。柿乃花怒濤はちょっとバツが悪そう(?)
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↑柿乃花怒濤、首を伸ばしての攻撃(?) 伊之助は相変わらず、厳しい表情です。
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↑こちらも睨み合い。伊之助はやっぱり怒っている感じです。
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↑これは柿乃花怒濤の見事な攻め。
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↑伊之助、真剣な表情です。気迫が素晴らしい。
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↑押されたのかジャンプしながら突撃したのか、柿乃花怒濤の体が宙に浮いてます。
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↑柿乃花怒濤も負けてはいません。横からの攻撃です。
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↑また怒られた(笑)
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↑お互いの目線が交錯します。いい一瞬です。
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↑柿乃花怒濤の攻撃を押さえる伊之助。
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↑こちらも、柿乃花怒濤の攻撃を上から押さえる伊之助。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-08-20 01:08 | 山古志闘牛場 | Comments(0)

日頃は都内中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園で撮影活動。動物たちの表情を追い続け13年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama