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ラストはマレーバク

カワウソのところから再び出口に向かって歩いていた。
人の姿はほとんど見かけず、さすがの多摩でも閑散としている。
だからかもしれないが、バク舎の近くを通りかかったところ、
「ピィーッ」という鳴き声と、バシャバシャ水をかき分ける音が
聞こえてきた。これはまたしても、チャンスありだろうか。

ちょっと慌てて向かってみたら、パクは3頭がそれぞれの場所に
出ていた。うち1頭が水の中を歩き回っている。しかも活発だ。
そして、別の1頭はプールから出ようと歩いてくる最中だった。
急いでピントを合わせつつ、なんとか4回シャッターを切る。
結果を確認したら、最初の1コマはピントが合っていなかった。
でも、それ以外はなんとか見られそうだ。助かったという気分。

ちなみにこれは、3つめのカット。目元はちょっと細いのだけど、
雨なのかプールの水なのか、濡れている毛の質感が出ているので
載せられると判断したもの。白いところが少し見えているのも、
決め手になった。そしてこれが、この日撮ったラストになった。

繰り返しになってしまうけど、50年以上前のレンズである。
それでも、きちんと対応してくれるだけのポテンシャルがある。
黒いところの質感も悪くないし、とてもよく頑張ってくれた。
また次も、機会を作って使ってみたいと思えるレンズだった。

延長されていたオリンパスのキャッシュバックキャンペーン。
購入日がいよいよ本日までとなった。応募締め切りも近いので、
キャンペーンの案内に従い、オリンパスのフォトサイトに登録。
これが権利を獲得する条件である。持っている機材を登録すると
ポイントがもらえた。これを商品購入に充てることができる。
けっこういろいろ持っているので、すべて登録。アンケートにも
答えていたら、ポイントの総数が8,500になった。これを元手に
マクロレンズでも買おうかと思っていたのだが、よくよく見ると
ポイントは購入商品の15%までが条件だった。そりゃそうだね。
ラストはマレーバク_b0016600_7132364.jpg

(E-PL5/スーパータクマー200mmF4)
by keiji_takayama | 2017-03-31 07:13 | 多摩動物公園

久々の羽村

羽村市動物公園に行ってきたのですが、かなり久々の感じでした。
帰ってきてから、では前回はいつだったのかを調べてみたところ、
2012年6月28日だったようです。ちょうど、キリンの赤ちゃんが
公開になる直前というタイミング 。「また行かなくちゃ」みたいな
ことを書いていましたが、それから4年半以上も経過しています。
そんなつもりはなかったのだけど、いい加減なものです。これだけ
ブランクが開いたので、園内の風景もいろいろ変わっていました。

ここに来ると必ず撮っていたカラカルを筆頭に、フェネックなども
姿が見えなくなりました。シベリアオオヤマネコは元気そうです。
サーバルは何度か繁殖していました。とりあえず撮影できる動物を
撮っていこうと考えていたのですが、レンズの選択を誤りました。
サーバルを撮っていて、どうしても背景が気になります。木目調の
色になるのですが、継ぎ目というか境目が黒いので、これが目線を
惹いてしまうのです。もともと羽村では700mm程度の画角で撮る
ことが多かったし、中間リングを使って最短撮影距離を縮めるのが
セオリーでした。今回は初めてオリンパスを使い、レンズは試しに
使用してみたシグマ120-300mmでした。画角上は600mmですが
深度は深くなります。この結果、悪いほうに転がったわけですね。

ボケのコントロールがうまくできなくて、思い描いていたようには
撮れなかったということです。あと、画角が足りないこともそう。
とりあえず形にはしましたが、かなり不完全燃焼な感じ。結局は、
閉園まで滞在することもなく、早々に終了することになりました。

トータル撮影カットはそれでも312です。けっこう撮りましたが、
撮ったというよりも、同じ場所を回ってシャッターを切った感じ。
データ密着は別の記事で書きます。写真は凜々しかったサーバル。
久々の羽村_b0016600_8101240.jpg

(OM-D E-M1/シグマAPO 120-300mm F2.8 EX HSM )
by keiji_takayama | 2017-03-30 08:10 | 羽村市動物公園

初アナグマ

カモシカを撮影したあと、またしても濡れながら出口に向かった。

ただ、カメラはもう仕舞わなかった。何があるか解らないからだ。
歩きながらムフロンやヒマラヤタールを狙ったが、さすがにそうそう
チャンスが訪れるわけもなく、数カット撮影して諦めることにした。
その先にはカワウソがいる。まさかとは思ったが、いいタイミングに
乗れているような気がしたし、それを信じて寄ってみることにする。

カワウソの隣にはアナグマがいる。ただ、これは撮ったことがない。
姿を見かけたこともあまりないし、寝ているイメージが強かった。
ところが、バシャバシャ音がしていた。いったい何事かと思ったら、
なんとアナグマが泳いでいた。初めて見るシーン。さすが雨の日だ。
しかし、覗き込んだらさっさとプールから上がってしまった。
完全に甘かった。それまではゆっくりと自分の姿を見せていたのに、
まずこんなことはないと思っていたので、そのまま覗いたのである。
だが、運が良いのは続いていた。アナグマは目の前で座っていた。
ここから撮影開始。ISOは2,000まで上げたが、シャッター速度は
それでも1/100である。カメラはE-PL5。さすがに厳しかった。
しかし不思議なもので、雨の日のほうが新鮮な出会いが多いのだ。

続いてカワウソのところに寄ってみたが、こちらは大惨敗だった。
カワウソはどこにもいなかった。でもいい。アナグマが撮れたのは
とても大きかった。やっぱり、雨の動物園は油断大敵なのである。

これでさすがに終わりかと思っていたが、まだ続きがあったのだ。
初アナグマ_b0016600_7373685.jpg

(E-PL5/スーパータクマー200mmF4)
by keiji_takayama | 2017-03-29 07:37 | 多摩動物公園

雨のコタロウくん

最初にカモシカのところを通ったときは、遠くにいるだけだった。
雨だし前には出てこないかな。そんなことを感じながら通過した。
その後カモシカのことは意識から離れて、別の場所を回ってトラを
狙おうと戻ってきた。そこでしばらく撮影していたのだが、14時を
過ぎてからやや暗くなり、露出が落ちた。雨は勢いを増してきて、
さすがにこれは厳しいと思わざるを得なくなった。思っていたより
成果があったと思えたし、早めに帰ろうとカメラを仕舞い込んだ。

ぐるっと回ってトラのところから降りる際、眼下に見えるカモシカ
のところが気になった。あれ、これはひょっとしたら手前にいる?
もともと視力が悪いので、裸眼ではほとんど何も見えない。ただ、
形でなんとなく解った程度だった。そこで、静かに近寄ってみたら
やはりカモシカが前の位置で座っていた。これは絶好のチャンス。

こうなったら、やっぱり撮影したい血が騒ぐものだ。それでも少し
迷ったけれど。カメラとレンズ、そして体もずぶ濡れだ。いったん
帰ると決めたので、気持ちの切り替えが難しいかと思ったのだが、
カモシカを確認したら吹っ飛んだ。音を立てないように姿を消し、
ちょっと離れた休憩場所でカメラを再セッティング。そのあとで、
カモシカの前に姿を現した。幸いにも、移動することなくそのまま
いてくれたので、たっぷりと撮影することができた。雨に濡れて、
凜々しさにも磨きがかかっているようだ。訪れる人も少ないのか、
こちらを気にして視線を向けてくれた。横顔も見せてくれたので、
バリエーションを2つ得ることができた。濡れてチリチリになった
毛が表情と相まって、いい雰囲気を作ってくれたと思う。そして、
タクマーの柔らかな写り、解像力のなさがプラスに働いたようだ。

因みにこのカモシカはコタロウくんという。お礼を告げて去った。
さすがにこれで終わりかと思ったのだが、実はそうではなかった。
雨のコタロウくん_b0016600_97143.jpg

(E-PL5/スーパータクマー200mmF4)
by keiji_takayama | 2017-03-28 09:07 | 多摩動物公園

ミノルタの記憶

先日、店の主催でソニー×ケンコートキナーのイベントが開催された。
「α もう一度はじめませんか?」と題して、おもにミノルタαレンズの
ユーザーに訴求する内容になっていた。ケンコートキナー、ソニーαは
製品を実際に触れるタッチ&トライコーナーも設けられていて、他には
αレンズを使える現在のトップモデル、99IIのセミナーもあった。でも
やっぱり主役はミノルタαレンズだ。現在でも所有しているユーザーに
向けての「相談会」があり、エンジニアと直接話して、レンズの状態を
効くことができた。キヤノンではけっこう冷たくあしらわれてしまう、
古いレンズをここまで大切に扱ってくれるのは、実に親切だと感じる。

もともとミノルタは、カメラ雑誌が主催する若者向けのイベントをよく
サポートしてくれた印象がある。セミナーの講師だった馬場信幸先生が
かつて編集部にいた「CAPA」でも、ミノルタを使って撮影する内容の
イベントがよく企画されていた。同世代なら覚えているかもしれない。
「CAPAミノルタフォトジャンボリー」「出前フォトセミナー」など 、
写真の楽しさを自発的に学ぶ機会だった。抽選に当たって参加できて、
しかもおみやげ付き。これがとても良かった記憶が今でも残っている。

「MINOLTA」のロゴが入った紙袋の中には「TRY US」という冊子や
「ENJOY PHOTO LIFE」と書かれたTシャツが入っていた。気に入り
当時はよく着ていたことを覚えている。ユーザーにもそうでなくても、
とても優しいメーカーだったイメージが残っているのは、こんな経験が
あるからだろう 。ミノルタのカメラは以前、α9000、XD、X-7を所有
していたことがある。α7000が登場したのは、おニャン子クラブと同じ
1985年だ。当時はアイドルを撮るカメラ小僧。AF一眼レフの登場は、
期待よりも驚きのほうが大きかった。スタッフとして参加していたが、
セミナーも楽しく聴くことができた。仕事とはいえ、いい機会だった。

写真はケープハイラックス。先月試したペンタックスKPで撮影した。
ISO感度は204,800。少し悪戯っぽく見える感じが、モノクロと合う。
ミノルタの記憶_b0016600_22351812.jpg

(KP/HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE)
by keiji_takayama | 2017-03-27 22:36 | 上野動物園

やっぱりターキン

雨の多摩で、人が集まっていたのはユキヒョウのところだけだった。
小さい方の運動場で、ペアリングが行われていたのが理由のようだ。
といっても、集まっていたのはほぼ全員がユキヒョウファンである。
屋根もあって濡れないので、カメラの連写音が長いこと響いていた。
MFの装備ということもあり、速写には向いていないと判断したので
少しだけそこで撮影し、早々に離れた。続いてはレッサーパンダだ。

ここにも人はいなかった。ただ1人、眺めている人がいたくらいだ。
雨が激しくなってきたので、そこで5分ほど休憩した。ここも屋根が
あるので、濡れなくて済む。とはいえ、持ってきていたミニタオルは
搾ると水が滴り落ちてくる状況。何の役にも立たなかった。意を決し
雨の中に出ていく。さあ次はいよいよ、ゴールデンターキンである。

雨天時に何度か撮ったことがあるので、チャンスありと思っていた。
着いてみると、4頭いるのが見えた。来園者の姿はなく、ターキンも
退屈していたのだろうか。小柄なターキンがこちらに向かってきた。
しばらく見つめ合ったのち、カメラを構えることに。こうしていると
ターキンたちが興味を持ったか、こちらに視線を向けるようになる。
いい悪いは全く別だけど、4頭すべて撮影できた。撮りやすい位置に
やってきてポーズを取ってくれるケースもあった。協力的でとっても
助かったのだ。そんなわけで、濡れながら101カット撮ってしまう。

時々やってくるお客さんはその場にとどまることはなく、殆どの人が
素通りしていた。なんと勿体ない。けっこう大きく動いていたのに。
残念ながら広角レンズを持ってこなかったが、遊んでいるところなど
ゆっくり観察することもできた。ここはやっぱり期待を裏切らない。

ターキンもそうだが、濡れた毛の描写が柔らかくて好み。いい感じ。
やっぱりターキン_b0016600_9134367.jpg

(E-PL5/スーパータクマー200mmF4)
by keiji_takayama | 2017-03-27 09:13 | 多摩動物公園
パルマワラビーを、雨の日に撮ったのは初めてのことだと思う。
ここのエリアは基本的にガラスで覆われている。雨が降ったら、
このガラスが濡れて水滴がつく。そうなれば、ガラス越しなので
撮影は厳しいと思っていたのだ。そして、この日もそうだった。

不思議なもので、その日使っている機材が違えば考え方も変わる。
タクマーは、濡れても手入れさえきちんとすればリスクは少ない。
電子部品を使っていないので、壊れる心配がないからだ。たとえば
中が曇ったとしても、まだそこまで大きな被害が出るはずはない。
そして、使っているカメラはサブのサブだった。壊れても大勢には
影響がないし、某社と違い、多少濡れたくらいでどうこうするとも
考えられなかった。なので、ここをたまたま訪れたとき、「試そう」
という気持ちが優先した。もうこうなれば、写りなど気にしない。

考えていたのは、ここのブログに載せてみたい、という1点だけ。
パルマワラビーが濡れている姿というのは、写真を撮っている人も
そうそう多くはないだろう。それが気力の源だった。雨は本気だし
ガラス面は水だらけである。わずかな隙間を探し、そこに目だけを
置いてピントを合わせ、あとはじりじり動いて構図を作っていく。
これの繰り返しだった。数分そこで粘り、なんとか撮れたと思う。
そこで、次のところに移動しようと歩き始めた。満足感があった。

歩きながらモニターで写真を見ていたら、妙なことに気が付いた。
表示されている内容がおかしい。どこかが、いつもと違っている。
すぐに解った、画面のサイズだ。よくよく見てみると、16:9だ。
これでは話にならない。どうやら、その前に撮っていたターキンの
ところで、何らかの理由により変えてしまったらしい。少し慌てて
ワラビーのところに戻り、再撮影。お客さんが少なくて良かった。

こういう条件ではコントラストが低くなるので、露出補正で対応。
こんな感じでバタバタしたのだが、載せられたのでホッと一安心。
雨に濡れるパルマワラビー_b0016600_6553745.jpg

(E-PL5/スーパータクマー200mmF4)
by keiji_takayama | 2017-03-26 06:56 | 多摩動物公園

フェネックの春眠

休日だったので、のんびりと井の頭自然文化園に行ってきました。

目的は2つありました。通常の動物園撮影と、レンズテストです。
といっても、テストのほうは動物を撮影したわけではありません。
自然文化園には「彫刻園」というエリアがあり、屋内外合わせると
250点の彫刻が展示されています。これを撮ってきたわけですね。
全く動かない彫刻、といっても背景や撮影する角度、フレーミング
などによっては全く別のイメージで見えてきます。集中して探すと
けっこうこれが面白いものです。しっかり楽しんでしまいました。
しかし、彫刻には作者がいることに途中で気付き、園に問い合わせ
している最中です。これの回答次第で、すべてがパーになるかも。

この彫刻撮影の前後に、動物園エリアで写真を撮っていました。
春休みに入っているようで、午前中からお子さんたちがいっぱい。
どの動物のところにも元気なお子さんがやってきて、しっかり観察
していました。寝ていることが多かったけど、フェネックが人気。
ちょっと意外だったのは、アナグマが注目を浴びていたことです。
はな子さんという絶対的存在を失ったこともありますが、井の頭は
檻が多いので、見えにくいと感じる人もいます。その点アナグマは
近くで見られるし、けっこう動いているので楽しめるのでしょう。

トータル撮影カットは263。フェネックはまた撮りに行きたいです。

カピバラ(3)
フェネック(3)
カモシカ(3)
ヤクシカ(3)
マーラ(6)
フェネック(2)
カピバラ(9)
マーラ(8)
フェネック(7)
ヤクシカ(20 )
ベンガルヤマネコ(15)
マーラ(8)
フェネック(42)
ホンドテン(3)
マーラ(39)
ツシマヤマネコ(15)
ベンガルヤマネコ(32)
フェネック(43)
ベンガルヤマネコ(2)

フェネックを基点にして、あちこち回って撮っていたような感じ。
寝姿が絵になるのは貴重な存在かもしれません。気持ちよさそう。
想像よりも収穫があったのでよかった。いい休日を過ごせました。
フェネックの春眠_b0016600_731180.jpg

(OM-D E-M1/NewFD 300mm F2.8L)
by keiji_takayama | 2017-03-25 07:31 | 井の頭自然文化園

インドサイと雨の滴

雨の日。動物園に行ったら、サイは必見だと思っている。
よく動いていることも理由だが、泥んこになっていることが多く、
それがとてもカッコいいからだ。ごしごしと角を岩に擦りつけている
こともある。姿や形が、いつもに増して凄みが加わっているのだ。

多摩のインドサイのところには、ちょっと期待して向かった。
ここではおそらく2頭を見ることができる。雨もいい感じだし、
きっと泥だらけになっていると考えていた。そして着いてみると、
1頭だけが草を食べているように見えた。ただし、ちょっと遠い。
カメラを取り出してピントを合わせていたら、なんということか、
そのまま歩いて奥に行ってしまった。戻ってきてくれないかなと、
ちょっと様子を見ていたけれど。一向にそういう気配はなかった。

うわぁ残念、撮れなかった。そんなことを思いつつ、横のプールに
視線を向けてみたら、もう1頭がじっと水に浸かっていたのだった。
全く気付いていなかったので、ちょっとビックリした。
モニターを見ながらピントを合わせる。いつもなら左目を開けて、
周囲の状況も見ているのだが、モニターだと両目が使えるので便利。
視線を近くと遠くで使い分けられる。すると、浸かっているサイの
目線が動いていることがわかった。ただ単にじっとしているだけでは
なかったのである。そこで、目線の方向が変わる時を狙い目にして、
シャッターを切ることにした。構図はだいたい同じだけど、撮影した
カットが多かったのはこのためである。で、選んだのがこのカット。

キャッチライトがキレイに入ったのが決め手になったが、それ以外に
目を惹いたのが、画面左手前にある水滴。跳ねたタイミングだった。
こちらについては全くの偶然なのだけど、飛び跳ねた水滴が丸くなり
宙に浮いているのが気に入った。角に付着した泥もいい感じだった。

雨の日には、こういう思いがけないことが起きる。面白さの1つだ。
インドサイと雨の滴_b0016600_8244693.jpg

(E-PL5/スーパータクマー200mmF4)
by keiji_takayama | 2017-03-24 08:25 | 多摩動物公園

シマウマのおかげ

多摩動物公園にやってきて、最初にカメラを向けたのはアフリカゾウ。
MFレンズを使って、モニターでピントを合わせる撮影は久々だった。
そんなことは意識しなかったのだが、最初に数カット撮影した段階では
手応えが全くなかった。撮影した写真を確認しても 、「なんだこりゃ」
としか思えない。「これは相当苦労することになるぞ」そう感じていた。

続いて撮影したのはシマウマだ。キリンを撮りたかったが、姿がない。
オリックスは遠くて厳しかった。先を急ごうとして、傍らに佇んでいた
シマウマを見つけたのだった。この距離ならなんとか撮れると感じて、
モニターの画面を覗いてみる。しかし、撮り始めの4カットは惨憺たる
出来であった。まず、ピントがどこにも合っていない。いったいなぜ、
この状況でシャッターを切ったのか。そう叱りたくなるほど酷いのだ。
そこからようやく、マトモになってくる。露出もいくつか設定を変え、
とりあえず載せられそうなカットが撮れた。ここからようやく、調子に
乗ることができた。確かに厳しかったけれど、とても楽しかったのだ。

雨はそれなりに激しく降っていた。画面後方にもそれが写り込んでいる。
ただし、タクマーレンズの凄さを今回は知ることになった。今さらながら
よく写るのにはビックリした。ピントの芯もハッキリしているし、発色も
なかなか好みである。もうかなり古いのだが、それでも頑張ってくれた。
ただし、やはりこれは致し方ないだろう。色収差はかなり目立っている。
このくらいの大きさに縮小するとそうでもなくなるけど、大きくすると、
画面上にハッキリと見えてしまう。さすがに展示向けのカットではない。

とはいえ黒もなかなか締まっているし、雰囲気が悪いとは思わなかった。
いずれ書くつもりでいるが、このレンズは50年以上前のモデルである。
それだけ古くても、まだまだ頑張れるのだ。きっとモノクロが合うだろう。
シマウマのおかげ_b0016600_727228.jpg

(E-PL5/スーパータクマー200mmF4)
by keiji_takayama | 2017-03-23 07:27 | 多摩動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama