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初ライオン

千葉市動物公園にライオンがやってきたのは、昨年の春である。
それ以来、千葉には何度か行った。せっかくだし、撮ってみたい。
出かけるたびに見に行き、写真を撮ろうとした。でも、悉くダメ。
ここまで相性が悪いとは思っていなかったのだが、マトモに撮れた
ことが皆無であった。見えない、寝ている、転がっているなど、
全くチャンスがなかった。シャッターを押したのも、僅か数回だ。

そんな状況だったから、もう全く期待することはなくなっていた。
今回も、昼間に1度通ったら見事に寝ていたのだが、まだマシな
ほうだと思った。サブカメラに広角レンズを装着し、2コマ撮影。
それでその場を離れた。しばらくは別の場所を回っていて、鳥の
ゾーンでいいシーンに出会えた。そして思い出した。そういえば、
ムフロンを1コマしか撮っていないじゃないか。そこで、最後に
見ていこう。そんな気持ちで、ムフロンのところに向かっていた。

その通り道。ふとライオンの様子を伺ってビックリ。起きている。
しかもなかなかいい場所にいるではないか。ただ、ガラスに近い。
レンズをガラスにくっつければ、確かにクリアーに撮れるだろう。
ただ、確実に立体感は損なわれると考えた。ボツが続いているので
こんなふうに思ったのかもしれないが、確実に押さえることより、
好みの雰囲気で撮りたいというほうが勝った。ガラス面から距離を
取って、そのまま1000mm画角で狙うことにする。ガラスの面が
ちょうどレンズのフィルター代わりになった。当然汚れている。
このため、ややソフトな雰囲気になった。いや、寧ろいい感じ。
こう思えたので、そのまま撮ることにした。まずタテ位置、次に
ヨコ位置に変えて。まだ若々しく、例えるなら美少年であろう。

寒い平日、閉園が近付いてくる時間帯。運にも恵まれたと思う。
こうして、千葉のライオンを初めて撮れたのだった。一安心だが
もう1頭いる。こちらもなんとか、チャンスを探したいものだ。
初ライオン_b0016600_729561.jpg

(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2017-02-05 07:29 | 千葉市動物公園

西陽とヘビクイワシ

ハシビロコウを撮影した次に向かったのは、エジプトハゲワシ。
数は増えたのだが、写真はかなり撮りにくくなってしまった。
そんな先入観があるのもいけないとは思うのだけど、やっぱり
今回も同じ流れだった。とりあえず1コマ撮って、すぐ移動する。

次はヘビクイワシを狙うことにした。随分長いこと撮れなかったが、
これも2年くらい前にたまたま撮影できたので、今回も期待した。
以前はとても撮りやすかったのだが、ある時期から全くダメになった。
人が近付くと、するする奥に入ってしまうのである。
足元は砂利なのだけど、これの音をさせたらもうアウトであった。
なので、音をさせないようにゆっくりと進むのだけど、どこかから
お子さんが元気よく走ってきたりすると、それまでの苦労が終わる。
そんなことを何度か繰り返して、通り過ぎることが増えてしまった。

そんなこんなで、向かってみたらヘビクイワシが佇んでいた。
檻の手前に来すぎてしまうと厳しいのだが、いい位置にいてくれた。
ここで問題なのは、というかやっぱり気にしてしまうのは音である。
あとで後悔しないため、まずは最初に立っていた位置から撮ってみた。
しかし、あまりにも小さくて迫力がない。間違いなくボツになる。
そこで、音を立てないようにゆっくりと、数歩前に進んでみる。
西陽が入っていて、とてもいいシチュエーションだった。
露出差を大きくすれば、背景はすべてアンダーになって黒くなる。
最初はタテ位置で撮っていたのだが、そうすると冠羽が同色化する。
ときどき横を向く仕草が良かったので、横位置に変えてみた。
そして、もう2歩前に進む。あまり気にしてないようで良かった。

そうして撮れたのがこのカット。カッコよく、美しいシーンになった。
ちなみに、露出補正はしていない。ミラーレスのカメラはこういうとき、
実に助かる。補正をしたらどうなるかをファインダーで確認できるから。
補正したいシーンだけど、それをしなくてもいいという決断ができる。

昨年末には東武動物公園でも撮れたので、これはとても有り難かった。
西陽とヘビクイワシ_b0016600_741251.jpg

(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2017-02-04 07:41 | 千葉市動物公園

西陽とハシビロコウ

千葉市動物公園の鳥ゾーンに、西陽が差し込んできた。
この時間を狙っていたわけではないが、たまたま通りかかったので
何か撮れるかなと、まずはハシビロコウのところに寄ってみた。
ここは2つの檻があり、ぐるりと一周回って見ることができる。
手前のほうでは、ハシビロコウの姿を確認できなかった。
寒いし仕方ないか。そう思って、奥側のほうに向かっていった。
視界が少しずつ開けてくる。すると・・・いた。

こういうときの癖なのだが、まず相手の視界に入らないようにする。
いきなり存在を認められると、それでもう状況が変わってしまうから。
まずは存在を消して、その合間に静かに慌ててカメラをセットする。
セットといっても、縮めている一脚を伸ばすだけ。時間はかからない。
これが終わって、ハシビロコウと対峙することになった。

西陽を浴びて座っている。これはとんでもなくカッコ良かった。
しかし、使おうとしているのは1000mmの画角。離れる必要がある。
ちょうどフェンスギリギリのところで、好みの構図を得られた。
ファインダーを覗いて、まずは横位置で撮ってみた。
1コマ撮って、横位置は捨てた。タテでしか絵にならないと判断する。
あとは、嘴の先端をどこで切るか、目をどこの位置に置くかを決める。
嘴をすべて入れると下の芝生が画面に入るから。これは避けたかった。
すぐに決断して、撮影に入る。とてもドラマチックなシーンだった。
静かなのに、目だけがギラギラしてる。そんなイメージである。
途中で何度か首の向きを変えたりしたので、トータル56カット撮影。
けっこうな量になった。こういう時は、連写しないほうがブレない。
すべて1コマ撮りである。お客さんがとても少なかったのが幸いした。

成果があったので、お礼を言ってその場を立ち去った。別の場所に行き、
遠くからハシビロコウを見たら立ち上がっていた。それも素敵だった。
西陽とハシビロコウ_b0016600_7351348.jpg

(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2017-02-03 07:35 | 千葉市動物公園
ズーラシア密着。サブで使っていたE-M5は下記のような結果でした。

アカカワイノシシ(12)
キリン(10)
シマウマ(1)
エランド(5)
チンパンジー(3)
ヤマアラシ(5)
オカピ(1)
カピバラ(2)
セスジキノボリカンガルー(86)
ホッキョクグマ(31)
インドゾウ(19)

セスジキノボリカンガルーがよく動いていました。久しぶりに見たので
いろいろ撮りまくってしまい、突出したコマ数になっています。しかし
こちらにはズームを装着していたので、すべて別館に載せる予定です。
ホッキョクグマはだらだらと、歩いているところでシャッター切った、
そんな感じでした。インドゾウは、もしもストックがなかったとしたら
こっちに載せていたかもしれませんね。写りはこっちの方が良いです。

インパクトの点でこの写真を載せることにしました。古いレンズだし、
逆光、半逆光のシーンでは露骨に性能不足が出ます。草を食べていて、
目をぎゅっと瞑ったところを撮ったのですが、なんとなくニコニコして
いるような気がします。結局、最後までそれを捨てられませんでした。
「おばあちゃんの笑顔」を連想したのです。口元のクシャもポイント。
ズーラシアで撮った写真②_b0016600_22241745.jpg

(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2017-02-02 22:24 | ズーラシア
昨日撮影したズーラシアの写真。いつものように、データの密着を。
E-M1のデータを調べてみたら、このような動物を撮っていました。

エランド(1)
シマウマ(8)
エランド(6)
シマウマ(7)
キリン(1)
エランド(19)
シマウマ(2)
ミーアキャット(7)
クロサイ(1)
モウコノロバ(12)
セスジキノボリカンガルー(17)
カンガルー(8)
フンボルトペンギン(2)
インドゾウ(46)
ケープハイラックス(10)
チーター(35)
ミーアキャット(1)

エランドをどうしても撮りたかった、という気持ちが出ていますね。
とりあえずは載せられたので良かったけど、ちょっと物足りない気も
しますので、また狙いたいです。ちなみに、前回の記事で載せたのは
19コマ撮ったときのものでした。モウコノロバも、なんとかしたいと
考えているのですが、どうしてもうまくいきません。今回も厳しい。
セスジキノボリカンガルーは微妙です。インドゾウは最初、サブ機の
E-M5で撮っていましたが、こちらに変えて撮影。いいシーンだけど
1000mmでは大きすぎました。チーターはガラス超し。無謀だと理解
した上で敢えて撮ってみましたが、予想通りの展開。全ボツでした。

写真はケープハイラックス。下からひょっと出ている枝が残念です。
ズーラシアで撮った写真①_b0016600_7343876.jpg

(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2017-02-02 07:34 | ズーラシア

またまたズーラシア

休日だったので、よこはま動物園ズーラシアに出かけてきました。
駐車場に止めているクルマを見に行ったところ、なんと水玉模様。
これで走るのはさすがに忍びないと、出発前にガソリンスタンドで
洗車してきました。ピカピカになると、気分も良くなるものです。

ズーラシアは、道路の混雑がさほどでもない限り、最も近いです。
洗車するのに時間はかかりましたが、いつものすき家に寄る余裕も
ありまして、11時頃に到着しました 。園内は午後からそこそこの
混雑があったものの、全体的には空いてましたね。今回はいつもと
逆のパターンで回ることにして、最初にサバンナエリアへと向かい
そこから正門方面に歩くコース。戻ってきたのが14時半頃なので
そこから園内バスを使い、再びサバンナゾーンに行ってきました。

機材はオリンパスです。レンズは500mm。けっこうタイミングも
良かったように思っていましたが、結果がイマイチでした。まぁ、
こういうこともあります。ライオンとトラが1コマも撮れなかった
という不運はあったけど、セスジキノボリカンガルーがよく動き、
面白いところを見ることができたので、成果はあったと思います。

E-M1の撮影枚数は183、E-M5は175。サバンナ以外は惨敗かも。

というわけで、写真はエランドを。アップ載せるのは初めてかも。
虫がブンブン飛んでいるので、写らないようにするのはまさに運。
優しい表情を見せてくれます。ほんの少し風を感じられるカット。

データ密着は別の記事で載せます。なかなか興味深い結果でした。
またまたズーラシア_b0016600_2221988.jpg

(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2017-02-01 22:02 | ズーラシア

レンズ3本柱

今更な気もするのだが、今年も主力となる3本のレンズについて。
いろいろ使ったが、やはり現在のラインアップが気に入っている。

①キヤノン EF600mm F4L USM
ブログでの表記はこのままだが、実際はISになる前の最終型である。
このレンズはケースや三脚座の形状により、3つに分かれているのだ。
EOSで撮影するときのメイン。1992年に存在を知り、とても驚いた。
以後その衝撃が忘れられず、手に入れることができて嬉しかった。
発売年月 1988年(昭和63年)11月
レンズ構成 8群9枚 最短撮影距離 6m 質量 6,000g
光学系に蛍石1枚、UDレンズ(低分散ガラス)2枚を使用している。
ただし、メーカーサポートはとっくに終了した。壊れたらアウトだ。

②キヤノンNew FD500mm F4.5L
初めてこのレンズを買ったのは昭和60年の秋。カメラ小僧の頃である。
以後 、アイドルを撮る際は欠かせないレンズだった。とにかく好きで、
何度か手放したりまた手に入れたりしている。使っているのは3代目 。
オリンパスで撮るときに、レイコールのアダプターを用いて装着する 。
発売年月 1981年(昭和56年)12月
レンズ構成 6群7枚 最短撮影距離 5m 質量 2,610g
光学系には蛍石およびUDガラスを採用。スリムで軽く、使いやすい。
コントラストが低いとさすがに厳しいが、キマった時の描写は好みだ。

③キヤノン New FD400mmF2.8L
これもオリンパス用。上野など比較的狭い場所での撮影に使っている。
初めて使ったのは昭和60年春、筑波万博だった 。チェッカーズの映画
舞台挨拶で、満を持してこれを使った。しかし、ストロボの光が大きな
フードに当たり、全てアンダーになるという最大の失敗を犯している。
発売年月 1981年(昭和56年)9月
レンズ構成 8群10枚 最短撮影距離 4m 質量5,350g
光学的にはUDガラス2枚を使用。かなりの頭(前玉)でっかちである。

こんな古いレンズを3本も持っていて、しかもそれを主力と言い切る。
かなり珍しいというか、妙な拘りなのだと思う。でも、それが好みだ。
要するに、これで撮りたいから使っているのである。なので、重さなど
気にならない。今年もこの3本で、いろいろ撮れたらいいと思うのだ。
ピントリングを回して手動で合わせる。この楽しさは、捨てられない。
でも実は、「現代のレンズ」として、この3本に続く戦力に加えようと
考えている1本がある。M・ズイコーデジタル300mmF4PROがそれ。
シャープすぎるきらいはあるが、地方に行く際など活躍してくれそう。

写真は先日載せたキラキラターキンのヨコ位置バージョン。前回は舌が
出ているカットを選んだが、今回は歯の出ているもの 。500mm使用。
レンズ3本柱_b0016600_8165188.jpg

(OM-D E-M1/NewFD 500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2017-02-01 08:17 | 多摩動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama