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隠し撮り風?

アキラ君の話題というか写真が3枚続いた。まだ載せられそうなカットがあるので
ストックが枯渇した時のために残しておこう。というわけで先日の上野ショット。
定番のハシビロコウである。参加者が15人ほどいたので、数人ずつのグループに
分かれて行動した。西園に行ってほどなくハシビロコウの前にやってきたのだが、
どうにも見ているお客さんの姿が少ない。それもそのはず、奥の方で微動だにせず
佇んでいたのが1羽いるだけであった。距離もそこそこ離れている。こういう場合
マイクロフォーサーズはとても便利だ。250mmを装着すれば、換算値ではあるが
500mmの画角で撮影できるからである。背景も適度にボケていい雰囲気だった。

では撮ろうと立ち位置を考えていたとき、ふいに遊び感覚が浮かんできた。前方に
枝と葉があったので、これを入れて隠し撮り風にできないかと思った。いつもだと
まず間違いなくそんなことは考えないが、仲間とワイワイ出掛けると気分も違う。
そんなわけで、このコンセプトで撮ることにした。当のハシビロコウはそんなこと
お構いなしである。正面から狙うと、「隠し撮りがバレて睨まれる」ことになり、
面白いと考えていたのだが、ほとんどチャンスがなかった。で、横を向いたときに
キャッチライトが入ったので、狙うことにした。嘴のあたりから画面下のほうまで
ほんのりカブっているのがこの枝と葉だ。でも、もう少し絞ったほうが良かった。
隠し撮り風?_b0016600_9533818.jpg

AB− (E-P1/ズイコー250mmf2)
by keiji_takayama | 2011-12-12 09:52 | 上野動物園

注意点

いつも撮りすぎてしまう、かみねのアキラ君。数年前から、その時のメインカメラで
ずっと撮っている。これは多摩のトラ、シズカを除けば唯一の存在だ。年に一度は、
必ずその姿を眺めに行き、通常とは遙かに異なるペースの多さで撮影するのである。
まぁこれは、撮るというより「撮らされてしまう」ことのほうが多いと思うけれど。

というわけで今回は、2台のカメラが活躍した。それぞれフォーマットが異なるので
耳を両方とも入れる、或いは自由カットする、という画面構成の選択が可能だった。
いちいちレンズを付け替えるのはやや面倒であったが、土曜の割にはさほどの混雑も
なかったので助かった。簡単にアップが撮れるのだが、いくつか注意も必要である。
まず、背景があまりキレイではない。コンクリートの壁なのだが、シミだかキズだか
わからない、いくつもの汚れが存在している。これを入れると迫力が失われるのだ。
場所や角度を変えてこれを極力画面から見えないようにする。これがなかなかうまく
いかないので、後からチェックした段階でボツになることがある。そして2つめは、
横になってお客さんを睨み付けるケース。この場面は顔がやや下向きになるために、
キャッチライトがキレイに入る。いわば狙いのタイミングなのだが、お立ち台にある
丸太のような木が画面に残ってしまうのだ。これの処理はなかなか難しくて、いつも
時間がかかる。今回はいつもより大きめの画面設定にして、アキラ君の毛で隠した。
横位置で顔だけにして迫力を出すには、APS-C+600mmが最適。それを撮りたくて
今回は500mmではなく、600mmを持って行った。狙い通りの撮影ができたのだ。

それにしても、いつもながら見事なパフォーマンスである。来年もよろしく頼むぞ。
注意点_b0016600_0151774.jpg

AB (7D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2011-12-12 00:13 | かみね動物園

かみねのまとめ

かみね動物園に行ってきました。目的はもちろんトラ撮影です。何度か訪問したけど
今年はアキラ君を撮っていないと思っていたので、その勇姿に期待して。いつもより
ちょっと早めに起きて出掛けたものの、常磐線特急の接続に間に合わず、着いたのは
午前11時頃。これは寝てしまっているかなと思ってトラ舎に直行しました 。さて。

入園口にも告知がありましたが、トラは現在ペアが同居しています。午前中は日光が
わずかな部分にしか差し込まず、これがちょうど2つスポットライトが当たっている
ような状態になっていました。このそれぞれの場所で2頭が仲良く寝ていたのです。
とても解りやすい状態になっていまして、カメラをセットするより前に携帯で思わず
写真を撮っていました。何か見つけたときは、カメラ準備よりケイタイなんですね。
その速写性の高さに苦笑してしまうほどでした。で、隣を見るとライオンの親子が。
こちらは家族揃って団欒のひとときを過ごしています。子供たちは随分大きくなり、
お客さんからも、「大きくなったね〜」という声があちこちから聞こえてきました。

土曜日ということでそこそこの混雑は覚悟してましたが、予想とは違ってガラガラ。
家族連れなどの姿は多かったけど、スペースにはかなり余裕があり、楽しめました。
昼食はカバを見ながら味噌豚骨ラーメンとフランクフルト。カワウソやサイ、ゾウを
撮って再びトラ舎に戻ってくると、アキラ君がお立ち台の上に立ってました。これは
何度見てもいいシーンです。ついつい余計なシャッターを押してしまいます。それが
夕方まで続き、暗くなったので撮影終了。今回も期待通りのパフォーマンスでした。

いつもの数倍撮ってしまったのでチェックがたいへん。でもストックは増えました。
かみねのまとめ_b0016600_9365029.jpg

AB (7D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2011-12-11 09:39 | かみね動物園

アキラ君2011

アキラ君をようやく撮ることができました。ほぼ1年振り。速報でお届けします。
アキラ君2011_b0016600_22273429.jpg

AB (1D MarkⅡN/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2011-12-10 21:51 | かみね動物園

1万円のフラッグシップ

かつてAFカメラの頂点に立っていた、キヤノンEOS-1HSとEOS-1NHS。いずれも
新品当時の定価は20万円以上していた 。時が経って 、これは当たり前の話だが、
もう中古価格は底値のレベルにまで落ちている。それぞれ並品程度の相場は1HSが
10,500円、1NHSは11,550円だ。フィルムとはいえ連写速度はかなりのもの。
しっかりした作りやファインダー情報の豊富さなど、今でも十分通用する高性能を
持っていると思う。むしろ、やたらと測距点が多いカメラよりよほど使いやすい。
「古い」というだけで目を向けないのは、ちょっともったいない存在なのである。

ちなみに、このカメラは両方とも所有していた。初めてEOS-1HSを使用したら、
背面ダイヤルの便利さに心底驚いたものだ。AFは正確だし 、これまで築いてきた
技術がいとも簡単に負けてしまう、そう感じたのだ。実際それはたいへんな勢いで
当時撮っていた写真ジャンルの中に食いこんできた。結婚披露宴の撮影をバイトで
行っていたときも、このカメラを使っていたほどだ。動物園撮影でも、この2台が
活躍していた。それが1万円そこそこで並んでいると、使わないとは思うけれど、
持っていようかなという気持ちになる。こうしたデカく重いカメラが好きなのだ。

とここまで書くともう1つ、忘れてはならないのがニコンF4だろう。こちらは、
中古相場がまだ高めである。同じ並品でも23,100円もする 。新品同様になると
42,000円に跳ね上がるのだ。ニコンのほうがブランドイメージは強いのである。
フィルムで撮ることが皆無になったが、再び使うならこの3台のどれかにしよう。

さて、写真はいつ以来になるだろう。直感的な評価がAだった。少し時間を置いて
またチェックしてみたけど、これは揺るがない。そうそう同じカットは撮れない、
これが理由である。今年という言い方に変えても、たぶんベスト3に入ると思う。
1万円のフラッグシップ_b0016600_1183167.jpg

A (7D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2011-12-10 01:20 | 多摩動物公園

格安500mm

数ある大口径超望遠レンズのうち、最も安く買えるのはおそらく500mmだと思う。
シグマが昭和60年代に発売した初代500mmf4.5が代表的な例だが、これが現在は
3万〜5万程度だ。しかし、これの半額以下で買えるのがSMCペンタックスである。
これまたシグマと同じく開放f値は4.5だが 、これが中古で出てくると新品同様でも
12,600円で買える。これはもう格安と言っても過言ではない。高いのが当たり前と
イメージするのが普通だと思うけど、こんな状況にある大型レンズが存在するのだ。

このペンタックス500mmは、1971年に発売されたタクマーモデルをKマウントの
仕様に変えて発売したものだ。従って、かなり古い。当時の定価は12万ほどであり
この時点でかなり安く買える望遠レンズだった。なので、所有していたことがある。
昭和60年5月、中森明菜のイベントが埼玉県の森林公園で行われることになった。
それまでトキナー400mmf5.6で戦っていたのだが、せっかくの機会なので、大きな
レンズを買おうと考えた。予算的にも選択肢はこの500mmしかなく、迷わずこれを
購入した。で、実際使ってみたらその操作性の悪さに辟易したのだ。最短撮影距離は
なんと10mだし、ヘリコイドがレンズの後方にあるので回しにくい 。欠点ばかりが
目立ってしまったが、それでもファインダー越しに大きく明菜を捉えられたことは、
実に感動的だった。手軽に超望遠を楽しむには絶好のレンズといえるのだ。たまには
店頭にならぶこともあるのだが、やはり価格の安さは魅力のようで、売れ残ることは
ほとんどないようだ。デジタルで使うとさすがに厳しいと思うが、僅か1万円ほどで
大口径の世界を楽しむことができる、と考えれば持っていて損はないかもしれない。

写真は空を睨むエリマキキツネザル。この場合手前の瞳=右目にピントを合わせる、
というのが一般的だが、左目のほうに光が当たっていて印象的だった。そこで急遽、
フォーカスを左にシフトして撮影したものだ。MFレンズは、こういう時こそ強い。
格安500mm_b0016600_0483280.jpg

AB (40D/NewFD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2011-12-09 00:47 | 市川市動植物園

刺客

中古カメラ店で働いていると、いくつか困ることがある。その最たるものは刺客だ。
毎日毎日、財布の中身を狙って刺客が送り込まれるのである。いったん目にしたら、
しばらく気になってしまう。早く売れてくれたら楽になるのだが、残っていると目の
毒になってしまう。ある日はレンズ、また別の日はカメラ。そしてカメラとレンズ、
といった複合技で攻められることもある。まさに物欲との戦いなのだ。かろうじて、
その日を乗り越えたとしても、次の日にはまた違った形で攻撃を受ける。毎日そんな
ことが続いているのは精神衛生上あまり良くない。というわけで、けっこう刺される
ことが多いのだ。今日はカメラバッグの日だった。新品の大特価品と 、ドンケF2の
あまり見ない色が出てきたのだ。もともとドンケ好きなので、これは使ってみたいと
思ってしまった。でも、すでに同じバッグの色違いを2つ持っている。これはあまり
効率的ではないという考えが頭を過ぎった。しかし、欲しい。こうして悶々としつつ
業務をこなしていた。結局この日は売れなかったが、明日にはまた別の刺客がきっと
やって来るはずだ。こんな毎日を過ごすのは、ある意味幸せなのかもしれないけど。

写真は多摩のヨーロッパオオカミ。西陽が当たると凄味が増し、とてもカッコいい。
刺客_b0016600_037571.jpg

AB+ (7D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2011-12-08 00:37 | 多摩動物公園

笑いの種

スクエア写真上野編。昨日の段階ではストックを増やせたと書きましたが、撮った
写真をパソコンでチェックしてみたら、そこそこ笑いの種になってしまいました。
やっぱりこのレンズは難しいなぁ。たった1mmピントリングが動いたり 、呼吸を
して体の位置が変わっただけでもピントの芯が外れます。まるでマクロみたいだ。

そんなわけで、モニターで確認できなかったボツがかなり出ました。そういえば、
前回使用した掛川の時も、開放近くで使うととんでもないことになるという感想を
抱いたのですが、すっかり忘れていたようで。そしていつもの癖でレンズの特性を
失念していました。まだまだ使いこなすには時間がかかるかもしれませんね。AFで
ピントを合わせられることがどれだけ楽なことか、これを使うと実感するのです。

とはいえ、こういう難しさがあると面白さを感じることも事実。上野に行くときは
なるべくこの装備を使ってみようと思いました。というかむしろE-3で使いたい。
手元にあったときになぜ試さなかったのかと、後悔しきりなのです。さて、写真は
開園30分後のライオン舎にて。木の枝が取られて見やすくなりました。もともと
あまり姿を見ることの少なかった♂も確認。ガラス越しなのがちよっと残念です。
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AB− (E-P1/ズイコー250mmf2)
by keiji_takayama | 2011-12-07 10:27 | 上野動物園

上野も冬色

上野動物園で撮影会。写真仲間とたっぷり楽しんできました。ちょうどいい機会と
いうこともあり、久々に使うズイコー250mmとE-P1の組み合わせでした 。雨の
予報が出ていましたが、みんなの日頃の行いが良かったせいか、ちょうど終わる頃
ポツポツと降り出した程度で済み、とても楽しい時間を過ごすことができました。

いつもは単独で撮影に行くことが大半だけど、このように仲間と出かけると新しい
発見があります。また、日頃見えていない視野で撮られた写真を見たり、撮り方を
知ったりすることにもなるので、とても刺激的なのです。で 、E-P1とくれば当然
真四角写真なわけですが、今回はレンズの深度がとてつもなく浅いため、なかなか
ピントの山が掴みづらかったですね。そして、開放に近いところを使用したので、
なんともふんわりした仕上がりになりました。昨日の多摩では紅葉が進んでいて、
こちらはどうだろうと思っていたのですが、総数は少ないもののキレイに色付きが
進んでいるところもあって、ペンギンもうっとりとその色合いを眺めていました。

珍しく朝10時に到着したので東園をウロウロしていたら。ライオンが起きていて
吠えていたり、プレーリードッグが食事をしていたり。そこそこチャンスがあり、
なんとかブログのストックも増やせたように思います。それにしても、スクエアは
けっこう面白いです。これからも時々こんなふうに、楽しんでいこうと思います。
上野も冬色_b0016600_23115460.jpg

AB (E-P1/ズイコー250mmf2)
by keiji_takayama | 2011-12-06 23:11 | 上野動物園

多摩は冬色

今日は月曜だ、ということを知ったのが実は昨夜だった。曜日の感覚がないままに、
「休みだどこに行こうか」と考えていて、東武動物公園にしようと決めたはいいけど
何となく気になったのだろう、休園日を調べたら気付いたのだ。つまりは、ほとんど
動物園は休みということになる。月曜休みはこれが最も悩ましいところだ。開園して
いるのはズーラシアと多摩だけ。となると、結局は多摩動物公園に行くことになる。

というわけで、多摩にやってきた。早起きしたけど雑用に追われたので、結局到着は
午後になってしまった 。12月下旬はそこそこ予定が入っているし 、写真ストックを
少しは増やしたいので、撮れるところに行きたかった。そうなると、ズーラシアはやや
リスキーな選択になる。こんなことが今年はとても多かった気がするけれど。多摩には
つい先日も出掛けたばかりだったが、紅葉がさらに進んでいて実に見事な風景だった。
これなら動物でなくても、紅葉を散策するという目的でも楽しめそうだ。毎度のように
アジア園に行き、いつもと同じくトラやユキヒョウ、オオカミ、オランウータンを撮る。

光線状況が割と良かったので、トラを狙うことが多かった。しかし、である。ここには
大敵が存在していた。それは虫だ。ファインダーを覗くと、背景となるべき色の部分に
飛んでいる虫が写っているのだ。これはいただけないから、いなくなるのを待つことに。
「そんなのあとで消せばいいじゃん」という声もあると思うが、撮影は現場主義である、
という基本理念があるので、絶対にそんなことはしたくない。故に、待つしかないのだ。
適度にやってくるチャンスで撮影、を繰り返す。しばらくして体勢が変わると別の動物を
見に行ってそこでまた撮る。を夕方まで行っていた。冬の多摩は、西陽がとても美しい。
多摩は冬色_b0016600_20471958.jpg

AB (7D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2011-12-05 20:46 | 多摩動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama