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難題

前日の疲れが残っていて、休日なのに起きたら昼だった。どこかに行こうと思うも、
外を眺めたら完全に晴れすぎ。これだと檻系の動物園はほとんど絶望的なのである。
夕方になったらチャンスはあるかもと考え、羽村市動物公園に出掛けることにする。
といっても、この段階でもう午後0時を過ぎていた。なんだかんだで、家を出たのは
午後1時になってしまう。到着したのは、駅からタクシーを使っても2時半だった。

ここ羽村では、狙う動物が園の半分くらいのエリアに集中している。従って、移動が
比較的楽だ。距離的にも短くて済むので、時間がなくても何か撮れると考えたのだ。
天候のこともあり寝ているケースが多いだろうと思っていたが、意外とそうではなく
ネコ科のみなさんも起きていた。といってもなかなかチャンスには恵まれないけど。
シベリアオオヤマネコは退屈そうにしていた。飼育係さんが写真を撮ろうとカメラを
向けていて、それを眺めつつ体の手入れを行っている。ここを訪れた人は知っている
はずだが、このオオヤマネコは撮影がとても難しい。行き始めた2004年頃はそんな
ことはなかったが、年を重ねてそれが大きく変わってしまった。賛否あると思うが、
これまで何度か載せたカットがその答えだ。威厳のあるところを、全面に出したい。

実を言えば、このコの向かって右耳が垂れ下がってしまっている。初めて見たときは
いろいろなことを考えてしまった。それから何年か過ぎたが、ひとまずは元気そうで
行くたびにそれを確認することになる。お客さんからはいろいろ言われているけど、
素知らぬ顔をしてマイペースにやっている。眺めていると、学ぶべき点があるのだ。
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AB (D3/FD500mmf4.5L+エクステンダー1.4×)
by keiji_takayama | 2010-05-21 23:55 | 羽村市動物公園

情けない勘違い

仕事の帰り、食事していないことを思い出した。あまりに疲れていたので、何となく
ふらふらと駅のそば屋さんに吸い込まれた。入り口のところに、おにぎりがたくさん
並べられている。それがとても美味しそうだったので、食券を買おうとした。だが、
券売機には「売切」のランプがついている。こんなにたくさんあるのにおかしいな、
そう思い、春菊天そばの食券をカウンターに出したついでにこう告げた。「明太子と
しゃけのおにぎりもください!」すると、係の男性が一瞬きょとんとした顔をして、
すぐそばにある皿を示した。「すいません、おにぎりはもうこれだけです。」残りは
うめだけであった。券売機のランプが正解だったのだ。当たり前の話ではあるけど。

そう、店の入り口に並べられていたのはサンプル。裸眼ではほとんど見えないので、
そのサンプルが本物だと思い込んだのである。まぁちょっと考えれば、すぐ手の届く
カウンターに置くのが普通であり、なんとも情けない勘違いをした。結局おにぎりは
食べられなくて、なんだか残念な気分だった。こういうのって、悔しさ倍増だよな。
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AB (kissD X/Ai-s Nikkor ED 600mmf5.6)
by keiji_takayama | 2010-05-20 23:35 | 多摩動物公園

頭文字D

職場の同僚から「きっと楽しめるから読んでみて」と勧められたので、久々に漫画を
手にすることになった。昔からタイトルは耳にしていたし、その影響で起きた現象も
知ってはいたので、興味がなかったわけではない。ただ、マンガというのがどうにも
引っ掛かっていた。だが、実際に読んでみるとこれがたいへん面白い。いとも簡単に
ハマッてしまったのである。もともとクルマで走ることは好きだし、首都高を夜通し
走るようになる前は、峠に出掛けたこともあったからだ。もうクルマを降りて9年に
なるというのに血が騒ぐ。出てくるクルマが妙にツボだし、じっくり読んでしまう。

全部で40巻もあるのだが、まだ完結していないらしい。それがちょっと気になる。
テレビドラマもそうだけど、待てないのだ。一週間経たないと次を見られないなんて
我慢できないのである。そんなわけで、ドラマはすべてが終わってから、借りてきて
DVDで一気に見るタイプ。マンガも同じ。ただいま8巻なのだが、先は長い・・・。
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AB (1D MarkⅡ/Ai-s Nikkor ED 600mmf5.6)
by keiji_takayama | 2010-05-19 21:00 | 上野動物園

母校、消ゆ

新宿区にある私立高校を卒業したあと、高田馬場にある専門学校に進学した。これが
最終学歴にあたる。日本ジャーナリスト専門学校という、今耳にするとかなり怪しい
名前の学校であった。ここで3年間、文章の書き方やレイアウト、校正といった編集
業務について学んでいた。といいつつ、就職したのはホテルの写真室だったのだが。

そんなわけで、ここは一応母校ということになる。通っていた頃は都電停留所近くに
あったのだが、卒業して数年後、たまたま高田馬場に住んでいる友人宅に行った際、
全く違う場所に移転しているのを知って驚いたものだ。今から思えば、この頃が最も
学生が多かったらしい。そんなこんなで、記憶からすっかり忘れ去っていたある日。
店に当時の友人がやってきた。近くに住んでいるので、ときどき顔を見せてくれる。
彼は半笑いでこう言った。「おいおまえ知ってるか、ジャナ専がなくなったぞ」と。
不思議とあまり驚かなかった。で、笑ってしまった。ここ最近のニュースで、学校が
どんどん減っていることを何となく聞いた記憶があったからだ 。20年前はマスコミ
志望の学生を受け入れる大学が今ほど多くなく、専門学校でもそれなりの存在意義が
あったのだが、どうしても中途半端さは否めない。学生が減り閉校、という流れだ。

そんなわけで母校が消えた。そして出身高校は、男子校から共学に変わったという。
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AB (30D/Ai-s Nikkor ED 600mmf5.6)
by keiji_takayama | 2010-05-18 01:17 | 多摩動物公園

同級生

15日の夜から 、地元で飲み会があった。何度か会っている同級生たちと。繋がりが
いろいろな方向に枝分かれしている。中学卒業以来の再会が、またいくつかあった。
こういう会では話がとても盛り上がる。誰と誰が付き合っていたとか、卒業してから
どんな人生を歩んできたのか、○○はどうしているかなど。時間がいくらあっても、
足りないほどであった。前回は翌日仕事だったので途中退席することになり、かなり
悔しい思いをしたので、16日も休みを取った。結局2次会まで進んで 、帰ったのは
午前3時半。そういえば、誰かが言っていた。「やっぱり中学は一番楽しいんだよ、
職場の奴と飲むと、仕事とかヒトとか結局は愚痴ばかりになるからつまらない」と。

去年あたりから同級生と会う機会が増えてきた。これ、ホントに楽しい。時間を忘れ
ワイワイ話せるなんてここ数年なかったと思う。当時から写真をやっていたことを、
ほとんど全員が知っている。いずれは地元で写真展を開き、みんなに見てもらおう。
それが目標のようになった。何かをしている、としっかり伝えるにはこれが一番だ。
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AB (1D MarkⅡ/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2010-05-17 07:55 | 金沢動物園

作例に非ず

仕事帰り、大型量販店に寄った 。階段を上っていると、壁にはたくさんの作例写真が
貼られている。ニコンとキヤノンの高級機を使い、レンズは定価で100万を超える、
大口径望遠を使用していた。となれば、被写体は限られている。カワセミだったり、
北海道だろうか、の野鳥が捉えられていた。遠くから何となく眺めていると、とても
よく撮れていてある意味プロ級なんだろうが、近くでじっくり見たら猛烈な違和感を
感じることになった。ニコンのほうではない。キヤノンである。鳥の写真のカットに
「トリミングあり」という表記がある。それが作者の意図なら全く問題はないのだが
写真が崩壊していた。デジタル写真にありがちな「ノイズ」が目立つ、という評価を
する人もいると思うが、ノイズに関してはフィルムの「粒子が荒い」と同等であると
考えていることから、基本的にあまり気にしていない。現物を見ないと解りにくいが
直感的に感じたのが「崩壊」だったのだ。過度なトリミングを施したのが原因、だと
思うのだが、これを展示するときに撮影者が気付いていなかったとは到底思えない。
だとすると、写真の選択眼が機材に対して比例していないのではないか、と感じた。

一応「個人的には」と書いておくが、作例写真というならあくまでも、その機材での
少なくとも平均レベル以上の写真を見たいものだ。使用されていたレンズに対して、
現実的ではないが大きな興味を持っていたので、これには正直、心底ガッカリした。
ウチの店でも同じことがいえるかもしれないが、作例写真であるからこそ、目にした
お客さんがきちんと納得いくものにしたい。まだ買っていない、欲しいと思っている
ユーザーには、購買意欲を少しでも高めるように。そして、所有しているケースでは
「自分にもこういう写真が撮れる」という意識を掘り起こすために。そうでなければ
ただのスタッフ展示会だ。店で写真を飾るのは責任がある。でなければ意味はない。
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AB (1D MarkⅡ/Ai-s Nikkor ED 600mmf5.6)
by keiji_takayama | 2010-05-16 13:11 | 上野動物園

撮りたい表情

ガウルである。ウシの仲間では世界最大級だが、ちょっと臆病な性格らしい。関東で
見られるのはここ金沢動物園だけなので、出掛けるときは最重要という位置付けだ。
でもそれだけが理由ではなく、このガウルが見せる不敵な目線を撮影したいという、
明確な目的もある。行くとたいていは横になって、つまらなそうにしているけれど。
何か興味を引くというか、ひょっとしたら警戒しているのかもしれないが、険しくて
イメージとは全く違う表情を見せてくれることがある。動物園のサイトに載っている
ちょっとのんびりしたような写真とは全く違うのだ。これを知ってから、行くたびに
狙うようになった。この顔以外は撮っても仕方ない、くらいの気持ちで挑んでいる。

いつもは2、3頭が出ているのだが、この日は一頭だけだった。遠くにいるときは、
ほぼ絶望的な状況だが、座っている位置は運良く撮りやすい場所、だと思っていた。
ところが。レンズを向けたら・・・僅か数mmではあるが、フレーミングが足りず。
バランスよく顔を画面に入れるつもりが、どうしても右端に案内板が入り込むのだ。
何をどうやっても回避は不可能。だが、ちょっと体の向きを変えてくれたら、きっと
なんとかなる、そう考えて待つことにした。すると、足音を立てて人がやってくると
そちらの方向に目線を向けることがあった。Gwだし人は多い。これなら大丈夫だと
判断して、あとはその瞬間が来たら確実に押さえる。ひょっとしたら「うるせぇな」
と思っていたのかもしれない。気付かれないようにガンを飛ばしているようだった。
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AB+ (1D MarkⅡ/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2010-05-15 14:11 | 金沢動物園

委託受付

店が委託の取り扱いを始めてから、1カ月が過ぎた。当初はデジタル一眼レフと 、
純正レンズキットのみだったが、その後販売価格1万円以上の交換レンズも対象に
含まれることになり、認知度が高まったことと相まって、ウィンドウにはたくさん
委託商品が並ぶことになった。売れ行きもなかなか好調で、毎日いくつかの品物が
商談成立になっている。そんな状況のなかで、先日初めて委託の受付を担当した。

お客様が持ち込まれたのは3本のレンズ。相場をきちんとご理解くださったので、
スムーズに話が進んだ。うち2本は委託と買い取りとの差がさほど大きくなくて、
手間と時間を考慮されて買い取りに。最も単価の高い、大きなレンズを委託で出品
することで決定した。そして、価格である。高い品物ほど程度によっての価格差が
大きくなるので、購買意欲が高まるような水準に設定すれば、売れるのも早まる。
お客さんとこれを決めるのがなかなか楽しい。委託品は一定期間、初期不良対応を
設けているが、店としての保証がない。買う側にとって、これは大きなリスクだ。
このリスクの部分をどこまで価格面で補えるか、がカギだと考えている。そうした
説明を行い、意見交換と相談をしたうえで決定。翌日から店頭に並ぶことになった。

売れたかどうかはスタッフも気になるもの。ちょくちょく動向をうかがっていた。
さすがにすぐ売れるというわけではなかったが、数日後に新しいオーナーが決まり
商談が成立となった。一報を聞いたときはまさにホッとした。買い手も売り手も、
得をすることになるからだ。うまく活用すれば、大きな意味のある制度だと思う。
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AB (D3/FD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2010-05-14 02:02 | 野毛山動物園

1000人の写真展

社団法人日本写真協会主催の、6月1日「写真の日」事業「東京写真月間2010」
1000人の写真展に参加した。こうした参加型写真展はフジフィルムがやっている
「PHOTO IS 10000人の写真展」があるが、1000もあるとは知らなかったのだ。
たまたま知人から声を掛けてもらったのがきっかけ。下北沢にあるポストカードを
販売するショップで展示ボードを購入した。ちなみに、展示は新宿パークタワー。
5月22日(土)〜25日(火)を予定している。ところが、ここでも相変わらずのポカ。
なんと、応募締切を22日だと勘違いしていた。実は12日なのだ 。前日に連絡を
もらって大慌て。急ぎプリントをして宅急便で送るという、毎度ながらドタバタ。
日程の都合上おそらく見には行けないと思うが、とりあえず間に合ってよかった。

この写真展が終わったあと、自動的に「下北沢写真祭2010」の事業に参加する。
実はまだ、この段階では内容がよく解っていないのだが、下北沢でこのイベントに
協力してくれる店舗内にて、写真を飾ってもらえるようである。こちらのほうは、
7月24日(土)〜8月8日(日)まで。こちらはたぶん見に行けそう。でも、雰囲気的に
どこかのお店に飾れるような写真ではないような気もする・・・ま 、いいか(笑)
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AB (1D MarkⅡ/Ai-s Nikkor ED 600mmf5.6)
by keiji_takayama | 2010-05-13 10:09 | 上野動物園

写真展2010

まだ先の話になるが、8月に、いつもの居酒屋で写真展を予定している。3年前から
始めたこの展示は、2年続けて3月に入れていた。ところが、最近はどうも写真展が
ブームになっているようで、今年は早々に3月のスケジュールが埋まってしまった。
ではいつなら可能なのか聞いたところ、なんと8月だった。真夏である。これまで、
たいていは何かテーマを作って展示をしてきた。例えばトラだったり、雨だったり。
風太の写真を店内にたくさん飾ったときは、ちようどBSの番組に出演したことで、
店内の様子がテレビに流れたこともあった。さて。今回は何にしようかと考えたが、
今後のこともあるし、年度の作品発表会的なものにしようかと考えている。つまり、
昨年8月から今年7月(あたり)までに撮った写真を雑多に並べよう、というもの。
こうすると、ちょっとした反省会にもなるわけだし、撮ったときのことを再び話す、
いい機会にもなると考えた。ここ数年いろいろなレンズを使って撮影しているので、
その違いを比較できるという楽しさ(になるといいけど)もある 。まだ時間は長い、
なんて思っているとすぐ近付いてくるので、準備は早いうちから進めておかないと。

そして、おそらくこれと同時期の開催となるのが、「休み」恒例になった武蔵小杉。
今回は「夏休みスペシャル」ということになる。ここでのテーマはかなり早くから、
もう決まっていた。あとは何回行って撮ってこれるか、という点にある。展示枚数を
18枚と決めているので、それだけのカットはモノにしないといけないのだ。しかし
これがなかなか難しい。もともと条件の整った動物園ではないので、苦戦しそうだ。

とこうして書いてみれば、やらざるを得なくなるかなと。さて、どこまでやれるか。
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AB+ (30D/Ai-s Nikkor ED 600mmf5.6)
by keiji_takayama | 2010-05-12 02:23 | 多摩動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama