カテゴリ:山古志闘牛場( 271 )

闘牛の撮影はまだ10回にも満たないので、牛の識別はまだまだ。
どの牛を応援しようか、なんてこともイメージがなかなか浮かばない。
ただ今回は、注目したいと思う牛がいた。それが角栄号である。
去年の千秋楽にも登場していて、その時は「こんな名の牛がいるのか」
くらいの認識だった。長岡駅に到着したあと、ふいに思い出したのだ。

今回のツアーは長岡まで新幹線、その後はバスに乗っての移動だった。
乗車場所に移動してみたら、聞き覚えのある会社名がそこにあった。
「越後交通」である。
新潟といえば真っ先に名前の挙がる、田中角栄氏が社長だった会社だ。
ドライバーさんに伺うと、現在は真紀子さんのご主人、直紀さんが社長。
そんなわけで、車内でも「角栄号という牛もいるんですよ。」などと話の
ネタにもさせてもらった。なので、これは応援しようと思っていたのだ。

さて、7組目は角栄号(十一歳/相川)と庵(七歳/釜ヶ島)の対戦である。
庵のほうは、若い勢子さんが牛持ちのようで、お母様が熱心にブログで
応援しています。角栄号とは4歳も年が離れています。どうなりますか。

写真の密着では、それぞれの牛が入場しているところも撮っていました。
しかし。。。ややっ ! 毛の色が同じではないか。。。
これは解らないぞと思いきや、耳に付けているタグの番号で判別可能。
これは助かりました(笑) 4630 5が角栄号です。
庵の角攻撃をちょっと気にしたか、開始直後は目を細めていた角栄号。
そのあとカッと目を見開いて攻撃に転じます。
しかし、庵の角に阻まれているような印象。
相手の目元で綺麗にカールするので、視界を遮られてしまうのかも。
角が目に入ってしまいそうで、写真チェックもハラハラでした。

メインカットは、庵の表情がとてもよかったですね。凄みがあります。
5/26 山古志闘牛 角栄号-庵_b0016600_1423034.jpg


他のカット
by keiji_takayama | 2019-06-05 01:44 | 山古志闘牛場
いよいよ取組は中盤に差し掛かりました。
6番目、六蔵(六歳/池谷)と、薬師大力(五歳/中野)の一戦。
赤毛の牛が薬師大力です。

写真の密着データを見ると。。。って、この一戦かなり多く撮ってます。
それだけシャッターチャンスが多かったのか、おお ! というシーンが
目立っていたのでしょう。いつもはあまりやらない連写をしています。
やっぱり、選んで押さないとダメですねぇ(笑) あとがたいへんだ。。。

というわけで、最初からもう攻防の連続です。
はじめは薬師大力が左側にいたのですが、後半になると右側に移ります。
角を引っかけ合うシーンでは、力の入っているのが解りますね。
別の場面では、堂々と睨み合っています。
六歳と五歳ですから、これは年下の薬師大力の度胸を称えるべきかな。
でも、写真をよく見ると。。。あっ。角の付け根が赤くなっています。
怪我したのでしょうか、血が滲んでいるようにも見えますね。

また、六蔵の堂々としたところも撮れてました。
目元のギラリ感が凄いですね。まさに目力。
上から見下ろすように、一つ年下の薬師大力を睨み付けています。
「おまえなかなかやるじゃねぇか。でも負けないぞ。」
そんな心の声が聞こえてきそうです。
また別のカットでは、六蔵の鋭い角が薬師大力の体に突き刺さりました。
これだけ見ても痛いですよ。耐えた薬師大力も立派でした。
まさに力の入った一番。勢子の皆さんとの闘いも見どころ満載でした。

上に書いたシーンも合わせて載せます。もう一度見たい取組でした。
ちなみに、怪我をした牛はちゃんと治療してもらえます。
5/26 山古志闘牛 六蔵-薬師大力_b0016600_20224844.jpg


他のカット
by keiji_takayama | 2019-06-03 20:24 | 山古志闘牛場
続いての取組は、龍勢(五歳/秩父)と飛将(四歳/塩澤)の一番。
何となく気になって、「龍勢」を検索したら、意外な発見がありました。
この名前、秩父の有名なお祭りに関係があるようでした。
「龍勢」とは、代々伝承されてきた、農民による手作りロケットのこと。
打ち上がる様子が龍の昇天の姿に似ている、これが由来だといいます。
代々受け継がれている闘牛と、通じるところがあるわけですね。

写真を見てみると、飛将の積極的な攻撃が目に付きました。
頭をくっつけて、ギロリの表情を浮かべているカットが多かったのです。
一方の龍勢は、ひたすらその攻撃に耐えている感じ。忍耐強そうです。
しかし、実は反撃のタイミングを見計らっていたのでしょうか。
瞳がギラッと輝いた龍勢が、飛将に頭をぶつけているカットがありました。
それまでの、どちらかといえば受け身だった時とはまるで表情が違います。
攻防のなかで、いろいろなことを牛も考えているのでしょうか。
5/26 山古志闘牛 龍勢-飛将_b0016600_2342665.jpg


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by keiji_takayama | 2019-06-02 02:35 | 山古志闘牛場
4組目は、伊之助(四歳/山中)と柿乃花怒濤(四歳/岩手)の一戦。
黒毛が柿乃花怒濤です。

後から写真を見てこの記事を書いているのですが、この闘いは動画で
見たかったですね。最初から最後まで、お互い堂々としていました。
といっても、動きが速くてわけがわからないかもしれないけど。
実は、これも動画が上がっていました。序盤のシーンのみでしたが、
組んだ直後から柿乃花怒濤が積極的な攻めを見せています。伊之助は
足が一瞬浮き、そのままフェンス前まで押し込まれてしまいました。
その後も押される場面が続くので、この動画を見ている限りでは、
圧倒的に柿乃花怒濤がまさに怒濤の攻め。優位だと感じるでしょう。

ところが、なんですね。
写真を見ると、柿乃花怒濤が伊之助の顔におでこを密着させています。
めりこんでいるかのような勢いですが、伊之助はこれを受けてます。
そのまま伊之助の口元を地面に落とすのですが、伊之助の目は死なず。
なんとここから立ち上がり、柿乃花怒濤に向かって行くのです。
こんなはずじゃない、ちょっと柿乃花怒濤が狼狽しているかのよう。
そして次には、伊之助が柿乃花怒濤の鼻を地面に押しつけています。
両牛共に、闘志溢れる見事な闘いっぷり。場内も盛り上がりました。

写真でこうした動きを捉えるのは面白いし楽しい。それはそうだけど、
こうして双方の動きを見ていると、動画も撮りたくなってくるなぁ。。。
5/26 山古志闘牛 伊之助-柿乃花怒濤_b0016600_0334875.jpg


他のカット
by keiji_takayama | 2019-06-01 00:36 | 山古志闘牛場
3組目は、新宅(五歳/梶金)と、充号(四歳/池谷)の闘い。
この新宅、昨年千秋楽の撮影から最初に識別ができた牛なのです。
それは、顔の中心が白くなっているため。とても解りやすいですね。
ただ、その影響か表情はどことなく優しげです。アイドル系かも。

序盤は両牛の力比べといいますか、押し合いが見られました。
新宅の表情もキリッと引き締まり、目に力が宿っています。

この取組の一部は、SNSに動画が載っていました。
それによると、充号の見事な展開がわかります。
柔らかさを使いながら、新宅の攻めを受けて切り返しを狙う充号。
見事に角を使って新宅の横に回り込み、下から突き上げました。
これで新宅の体が浮き、やや戦意を喪失したようにも見えました。
場内の女性には充号の勝ちと映ったようで、そんな声もあります。
とはいえ、新宅の押し込みは鋭く、見応えのあるシーンでした。

写真は新宅の角が充号の目元付近に刺さっているシーン。
目元がこんもりと盛り上がっています。
ボクシングでいう「偶然のバッティング」のような雰囲気でして、
新宅は「やべぇ入っちまった」みたいな表情にも見えます。
一方の充号は、まさに鬼の形相。これで闘志に火が付いたかも。。。

この取組では、双方のハイライトシーンを残せたのが良かったです。
せっかくだし、できればそれぞれの牛のカッコいいところを残したいと
考えているわけです。写真でも「引き分け」にできるのが理想かなと。

闘い終わった場内引き回しでは、両牛ともお子さんが登場です。
未来の勢子の姿に場内も盛り上がり、拍手がたくさん贈られていました。
5/26 山古志闘牛 新宅-充号_b0016600_162370.jpg


他のカット
by keiji_takayama | 2019-05-31 01:07 | 山古志闘牛場
2つめの取組は、ドッコイ丸(五歳/平島)と三太夫(五歳/虫亀)の一戦。
黒毛がドッコイ丸です。
入場時はおとなしめの印象でしたが、いざ組ませると目つきが変わります。
土埃を飛ばしながら、お互いの頭をぶつけていきました。
撮影データを見ると、これを何度か繰り返しているような感じ。

ううむ、やっぱりMCを務める勢子さんの解説を記録したいなぁ。
これは以前から思っていたのですが、なかなか難しいものがあります。
今回はせめてメモだけは取ろうと準備はしましたが、撮影しながらだと
もうてんやわんやの騒ぎです。メモ帳を出す時間が惜しくなってしまう。
そんなこんなで、なんとたった3行しか記録していませんでした。
これは次回以降の大きな課題です。そして、動画で撮りたくなる。。。

写真を見ていると、両牛の一生懸命さが伝わります。
これはすべての牛たちに共通しているのだけど。
さてこのカット。角度の影響ですが、目がとても近い !
三太夫の目元のすぐ上に、睨みを利かせるドッコイ丸の目線が。

闘い終わって。三太夫はお子さんも参加しての引きとなりました。
5/26 山古志闘牛 ドッコイ丸-三太夫_b0016600_20493948.jpg

(5D MarkIII/タムロン28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD)
by keiji_takayama | 2019-05-30 20:50 | 山古志闘牛場

5/26 山古志闘牛 優玄-響

山古志闘牛、5月26日開催全取組の写真を載せていきます。
まだちゃんと見たわけではないのですが、たぶんなんとかなりそう。
昨年千秋楽の撮影で、すべての取組を載せることが出来ました。
これに相応の手応えを感じたので、今回も目標としていたのです。
ただ、せっかくなのでもうちょっと個体認識をしっかりさせたい、
引きのショットをなんとか増やせないか、などという課題もあります。
そうしたことを踏まえて。。。のつもりでしたが、いざ闘いが始まると、
興奮してすっかり忘れてしまいます。結局は、個人的にとても好きな
シーン、睨み合いが中心です。ま、ここに載せるのはそういうカット。

その合間に撮れたスナップシーンを、おさんぽ写真館に載せます。

最初の取組は、優玄(長岡/三歳)と響(新潟/三歳)の一戦です。
この両牛、今年の5月5日に揃って闘牛デビューしたばかり。
それでも、互いに見せ場を作って攻防を見せてくれました。
入ってきたときのマイペース振りも楽しかったけれど、闘いを終えて
勢子に綱で引かれているところは、なんだか反省会をしているみたい。
これからどんどん強くなって、白熱の闘いを見せてくれるでしょう。
そしてこの両牛の持ち主は女性。最後に闘牛場を引いて回るところも
華やかでして、たくさんの拍手や歓声が沸き起こりました。こうした
ところも、闘牛の楽しいシーンです。いよいよ本場所が始まりました。

写真は優玄が果敢に攻め込もうとするところ。表情も真剣そのものです。
5/26 山古志闘牛 優玄-響_b0016600_23413627.jpg

(5D MarkIII/タムロン28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD)
by keiji_takayama | 2019-05-29 23:41 | 山古志闘牛場

山古志闘牛ツアー

26日、27日はツアーで山古志に出掛けてきました。
2017年から始まったこの闘牛撮影ツアーも、早いもので4回目。
担当したツアーでは、おそらく最多になると思います。
闘牛と山古志の雰囲気がすっかり気に入ってしまいました。

今回も東京駅から新幹線で長岡まで行き、まずは闘牛の撮影です。
お客様はなんと32名。人気の高さが伺えます。
今回も14の熱戦が繰り広げられ、もう大興奮の2時間でした。
気温がとても高くて熱中症が気になりましたが、皆さん元気に撮影を
行っていまして、しかも今回は見応えのある攻防が目立ちました。
引きの写真を前回より多く狙ったつもりでしたが、やはり角を絡めて
睨み合っているシーンが好きですね。結局そればかり撮ってました。
終了後は「やまこし復興交流館おらたる」に寄り、棚田撮影現場にて
翌朝に備えたロケハンを行いました。集合時間は午前3時ですので、
早々に寝ようとしたものの、興奮したのかなかなか眠れませんでした。

翌27日。棚田の撮影でしたが、気温が高かったので雲海は広がらず。
やや残念でしたが、その後しばらくしたら光芒が出てきて、なんとか
形になりました。そしてホテルにいったん戻り、食事の後に出発。
龍ヶ窪、大源太キャニオンで撮り歩きをしたのち、新幹線で帰京。

なかなかに充実した2日間だったように思います。
闘牛の撮影にすっかりハマッてしまい、いろいろ出てきた課題をどう
クリアーするか、なんてことを考えています。千秋楽の11月3日、
再びツアーが組まれました。また行けるといいのだけど。いやいや、
この日はツアーの催行が決まらなくても、行ってくるつもりです。
by keiji_takayama | 2019-05-28 23:40 | 山古志闘牛場
さて、いよいよ千秋楽結びの一番です。
彦内(十一歳/山古志)と、武雄力(八歳/山古志)の一戦です。

武雄力、本当の四股名みたいです。
それもそのはず、かつての幕内力士、武雄山と一字違いなんですね。
そんなことを思いました。しかし、武雄山は愛知県出身なんですけど。

さて、千秋楽の最後に相応しい、攻防のある闘いを見せてくれました。
このシーンでは、角が目に入ってしまうのではないかとさえ感じます。
充血した目を相手に向けて、すごい迫力でした。

こうして全取組が終了し、2018年の取組はすべて終わりました。
山古志では先日初雪も降りまして、長い冬がもう来ています。
闘牛は来年の5月から開催予定です。

そして、ここのブログも冬眠に入る。。。かもしれません。
山古志闘牛千秋楽 彦内-武雄力_b0016600_2222486.jpg

(5D MarkIII/タムロン28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD)
by keiji_takayama | 2018-12-01 22:22 | 山古志闘牛場
いよいよ取組は大詰め。

13組目は柿乃花ゴールド(十三歳/岩手)と龍皇(七歳/長岡)の対戦です。
そして、これまた残念ながら、どっちがどっちか不明です。
引きのカットがあるので、なんとなく判別はつくのですが。。。
毛の色が同じだと識別が全くわからなくなります。これも次の課題ですね。

写真を見てみると、右の牛が左の牛に頭をくっつけて攻撃をしています。
このシーンが何度か繰り返されていて、角が目の真ん前まで迫っていました。
これ、いったいどんな心境だったのでしょう。
余裕があるようにも見えるのですが、けっこうヒヤヒヤのシーンでした。
山古志闘牛千秋楽 柿乃花ゴールド-龍皇_b0016600_23552142.jpg


他のカット
by keiji_takayama | 2018-11-22 23:56 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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