カテゴリ:山古志闘牛場( 42 )

続いては、三太夫(五歳/虫亀)と、新宅(五歳/梶金)の一戦。
この新宅、闘牛を撮るようになって最初に名前と顔が一致した牛です。
以前にも書きましたが、顔の中央だけ毛が白いんですね。
なんとも愛嬌のある顔立ちで、かわいいという声援を浴びたりします。
今回も登場ということで、どんな闘いを見せてくれるか気になりました。

入場前にMC勢子の松田さんからお話がありました。
引き分けで取組が終わると、牛持ちは場内を一周、半周ほど引き回します。
牛持ち同士はお互いの健闘を讃え合い、牛は場内を引き回すことによって、
「よし、この次は負けないんだ ! 」と、意地が生まれてくるようになります。
そのためにも、この引き回しが大事なシーンでもあるわけです。
意地の張り合いは真剣勝負に繋がります。これも闘牛の楽しみ方の1つです。

新宅、三太夫とも元気に入場。取組が開始されました。
まずは双方が頭をガツンとぶつけます。それだけで相手の力量を見ました。
「これは、本気を出さないとやられてしまう」そのくらい相手には力量がある、
そう判断しているそうです。そのため、体を固くして力を入れています。
「相手にスキは見せられない、見せたら一発で攻め込まれてしまう。」ことを
牛が解っているので、スキを出さないように、力が入っている状態が続きます。
やがて新宅が前に押し込もうとしますが、三太夫も負けてないです。
勢子の判断で引き分けになったあとも、大きな声で唸っていました。
ちょっと不満だったのかもしれませんが、足場が悪いので無理はさせません。
見ていたかのように書いてますが、これも松田さんの解説です。

写真を追ってみると、それぞれに持ち味を発揮した展開だったようです。
三太夫の頭突きはなかなか強烈で、新宅の顔が歪んでいるようなカットも。
新宅の、気合いの入った表情もありました。随分逞しくなったなぁ。
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他のカット
by keiji_takayama | 2019-06-20 00:28 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
次の取組は、四歳同士の一戦。
柿乃花怒濤(岩手)と飛翔(塩沢)の対戦です。
赤毛の牛が飛翔。牛持ちは女性です。
飛翔は場内に入ってくるなり、低い地響きのような声で唸りました。
こういう声を出して初めて、角突き牛として一人前と言われるそうです。
声を出しながら、相手を威嚇する体勢に入っていきます。

この両牛、対戦が始まると同時にぶつかり、場内から声が挙がりました。
まずは柿乃花怒濤が先制攻撃、これを飛翔が体を上手く回して受ける展開。
続いては飛翔が頭を下げて、柿乃花怒濤の角を下から掛けようとしました。
これが「かけ」と呼ばれる角突きの技。最も基本の技です。
これをかいくぐり、柿乃花怒濤が再び仕掛けようと試みます。
以後はそれぞれの攻防が見られ、勢子の判断で引き分けとなりました。

写真で見ると、まさに接近戦です。
両牛が頭をつけて、睨み合っているカットがありました。
地面は濡れて泥だらけ。何かアクションを起こすたび、跳ね上がります。
ただでさえ迫力のある闘牛ですが、これが面白さを演出してくれるのです。
レコーダーで音声を聞きながら写真を見ていると、雰囲気が蘇りますね。

先場所に引き続き、「柿乃花」の名が付いた牛があと2頭登場します。
まだ写真をちゃんと見ていないのですが、どんなカットがあるか楽しみです。
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(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)
by keiji_takayama | 2019-06-19 00:00 | 山古志闘牛場 | Comments(0)

6/16 山古志闘牛 響-若颯

それでは、6月16日開催分の全取組を載せていきます。
今回は13組が行われ、それぞれ牛たちがいいところを見せてくれました。
予報通り、天候は雨。しかも、時折かなり激しく降っていました。
それでも、場内は開始時間が近付くにつれお客さんも続々増えました。

第一回は響(三歳/新潟)と若颯(三歳/山古志)の闘い。
赤牛が若颯(わかはやて)です。
この山古志闘牛は、三歳になってから出場できるようになります。
まだデビューしたての2頭による闘牛から、というわけです。
両者引き分けという独特の裁定をもつ山古志闘牛ですので、それに慣れて
もらうために、そして大切に育てたいという思いから、綱が付けられます。

MC勢子、松田さんの解説から
小さい頃からこのように、牛が相手に近付いて遊ぶように頭を突き合わせる、
これは牛にとって心に余裕が生まれます。これがとても大事なことなのです。
この闘牛場が自分にとって安心できる場所である、そう判断できれば更に力を
発揮できるようになります。加えて、相手の牛や場所、たくさんの勢子たちや
お客さんの雰囲気に慣れてもらうのです。
若颯が押せば響も押し返す。こうした経験が牛を成長させていきます。
そして、押されても絶対に相手の側から離れない。
これが若い牛にとってはとても重要になるのです。闘牛場は嫌な場所ではない、
そう牛が思うことで、さらなる成長が期待できます。響の牛持ちは女性です。
(牛持ち=オーナーのこと)山古志には女性の牛持ちが4頭います。

闘牛の進行に沿って、解説が入ります。これがとても面白く、わかりやすい。
何とかこれを記事にできないかと思い、今回からレコーダーを導入しました。
聞き返して書くと、勉強になることが多々あります。長文になるけど(笑)
それから、写真もできるだけ引き分けにしたいと考えています。
できる限り、両牛それぞれのハイライトシーンを載せられるのが理想です。
しかし最初からこの長さか。。。楽しんでもらえたら嬉しいです。
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他のカット
by keiji_takayama | 2019-06-18 01:32 | 山古志闘牛場 | Comments(0)

闘牛写真館

先日撮影した5月26日、山古志闘牛の全取組写真を掲載しました。
そして昨日になりましたが、またしても山古志の闘牛を撮ってきました。
今回は予報が雨だったから、ということも理由の1つです。
雨の日は牛の動きがいつもより活発になり、真剣味がより増します。
勢子の皆さんも泥だらけになるわけで、見る側からは面白さ大幅アップ。
先月の結果を踏まえて、やりたいこと、やってみたいこともありました。

というわけで、仕事を終えてからクルマで長岡まで。
ホテルのチェックインは深夜2時半という強行スケジュールでした。

これまでに闘牛の撮影は何度か行っていますが、すべてツアーなのです。
今回初めて、プライベートで撮ることになりました。
雨はけっこう強く、闘牛場は泥濘んで泥だらけになっています。

なんと、撮ったカット数はカメラ2台で2,277枚。
1つの撮影でここまで多くシャッターを押したのは、おそらく初めてです。
加えて今回、どうしてもMC勢子さんの解説を残したかったので、
ICレコーダーも持って行きました。これが予想外にクリアーに録れていて、
大いに活用できそうです。しかし、記事作るのに時間かかりそう・・・。
たぶんまた全取組を紹介できると思います。
さすがにもう体がついてこなくて、あちこち痛くてボロボロですが、
この闘牛はもう少し突き詰めて取り組んでみたいと思います。
牛と人のドラマが交錯し、牛が真剣勝負する場。とても魅力を感じます。

動物園の写真がなく、最近は専ら「闘牛写真館」になっています。
by keiji_takayama | 2019-06-17 00:47 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
熱戦が繰り広げられた5月の山古志闘牛大会。いよいよ結びの一番です。
彦内(十二歳/山古志)と魚沼号(十歳/東京)の一戦になりました。
両牛とも逞しい姿をしています。とても大きく、まさに横綱でした。
これがガチンコでぶつかります。勢子さんも回りを固めています。

このブログに載せる写真は、基本的に牛だけのカットを選びました。
勢子たちとの攻防は、おさんぽ写真館に載せているので、写真を明確に
分けるべきだと考えたからです。ツアーに参加して下さったお客様の声を
会社に伺ったところ、勢子さんが画面に入るため、なかなか難しいという
意見があったそうです。確かにそうなんですが、お配りしたレジュメ、
それとバスの中でもお話ししたように、勢子さんも絶えず動いています。
なので、チャンスは必ず訪れるものです。全取組をここに載せていますが、
そのタイミングで撮影しているのはきっとお解りいただけると思います。
とはいえ、この結びの一番は勢子さんの数も多かったようで、撮影した
写真の大半に写っていました。なんとか載せられるカットはあったけど。

さて、話を闘牛に戻しましょう。
黒いほうが魚沼号です。目を赤く充血させつつ頭を近付けているところ、
なんとも迫力がありました。受ける彦内も立派ですね。全く逃げません。

次回の闘牛は今月16日です。天気予報は雨なんですね。
思うところがあり、再び見に行こうと思っています。雨だったら久々。
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他のカット
by keiji_takayama | 2019-06-13 22:54 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
さて、取組は残り2番となりました。
結びの前ですから、横綱クラスの牛が出てくるわけですね。
柿乃花ゴールド(十四歳/岩手)と武雄力(九歳/山古志)の闘いです。
この武雄力、昨年千秋楽では結びの一番で登場しました。

対する柿乃花ゴールドは、今回3頭が登場した「柿乃花」の親玉。
それに相応しい堂々とした振る舞い、力強さがありました。
識別用に撮影している、「現在の取組」ボードの次のカットがもう、
お互いに突進して絡み合っているシーンでした。迫力満点です。
もう何度か書いていますが、これはやっぱり動画で見てみたいですね。
その場だと動きがとても速く、あっという間に攻防が入れ替わります。
場所や体勢も変わるので目まぐるしく、見ることさえついて行けません。
メインカットの右側に写っているのが武雄力です。
両牛のいいところを交互に載せたいのですが、これも今後の課題でしょう。
牛が大きくなると、鼻を取るのもたいへんです。
勢子の皆さんと牛との真剣勝負。これも闘牛の面白さ、楽しさです。

次の場所ではどんな取組を見せてくれるでしょうか。楽しみです。
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他のカット
by keiji_takayama | 2019-06-11 22:16 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
続いては啓靖(十一歳/滝谷)と、八剣志(十歳/山古志)の一戦です。
これまた、撮影カットがなかなか多かったです。
「山古志角突き女子部」部長さんも、「私の中で一番盛り上がった」と
コメントされています。撮影した写真も、そんな感じが満載でしたね。

黒毛の牛が八剣志です。
この両牛、入ってくるなり前屈みになり、土を体に付けていました。
まさにやる気の塊同士の一戦です。
開始からしばらくは、ぶつかる双方の顔周辺に砂埃が写っています。
相手の様子をうかがう感じではなく、もう最初から全開な感じでした。
両牛とも角を上手に使い、相手に積極的な攻撃を仕掛けてきます。
それぞれにハイライトシーンがあり、まさに手に汗握る攻防でした。

これがほぼ最後まで続くわけですから、相当なスタミナの持ち主です。
いやぁ見事な闘いぶりでした。
そんなわけで、載せる写真もすっかり多くなってしまいました。
省くかどうか考えたのだけど、気にせず全部残そうと決めたのです。
今後も勇姿をきっと見せてくれるでしょう。次戦も楽しみです。
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他のカット
by keiji_takayama | 2019-06-11 01:04 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
いよいよ11番目まで進んできました。
龍皇(八歳/長岡)、銀時(七歳/山古志)の一戦です。
この取組は、おそらく撮影した枚数が上から数えた方が早いです。
とてつもない動き、大きな牛の力を見せつけてくれる一番でした。
毛色が黒いのが龍皇、グレーのほうが銀時になります。

この両牛、最初から猛然と絡み、睨み合い、頭を低くしてぶつかります。
この時は客席からではなく、ゲートの近くに立って撮影していましたが、
なんと目の前での攻防が繰り広げられました。手を伸ばせば触れられる、
そんな距離で牛が闘っているのです。まさに生の迫力、息づかいも聞こえ、
ファインダーには顔いっぱいになりました。すごい、もう大興奮です(笑)

これは後から気付いたのだけど、龍皇はかなり負けず嫌いのようです。
押し合いながら睨んでいるシーンがあって、しかもこれ複数だし時間も
ちょっとは経過しているのですが、全く表情が変わらない。厳しいより
冷静に戦況を見つめ、考えているようでした。クールすぎ。昔の映画で
松田優作が演じた人物を思い出しました。カッコよかったなぁ。
一方の銀時も、怯むわけでもなくガッチリ組んで、男らしかったですね。

そして、勢子が入って鼻を取って・・・のはずが、そうじゃなかった。
その後も2頭が動き回り、勢子の皆さんは追いかける展開になりました。
今度は別の勢子さんがなんとか鼻を取るのだけど、銀時の興奮は冷めず、
勢子の1人が投げられてしまいました。でも、鼻の綱はしっかり握られ、
手は離しませんでした。この攻防も凄かった。場内大盛り上がりでした。

昨日の記事について補足です。
角が細くて長い、上を向いている→天地人、角が太い→牧野郷です。
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他のカット
by keiji_takayama | 2019-06-09 00:36 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
さあ、取組はいよいよ10番目。終盤戦に突入です。
牧野郷(十四歳/長岡)と天地人(十歳/山古志)の闘いです。
しかし、撮影したカット数が極端に少なかったですね。
加えて、入退場シーンの写真はほとんどゼロに等しいくらいでした。
これはおそらく、その時間帯にお客様と会話していたからだと思います。
本来の目的、立場はそちらですので、まぁこういうこともあります。

ここのブログでは基本的に、双方が絡んでいるところを掲載しています。
何度か書いていますが、そのシーンが最も好きだからです。
必然的に同じようなカットになりますが、それぞれの試合展開、牛の大きさ、
行動の違いがあり、14組のすべてで同じシーンを残すというのは、意外と
難しいです。楽しんで撮っているし、出来はあまり気にしていませんけど。

ツアーに参加して下さった皆さまの仕上がりのほうが、正直気になります。

というわけで、対戦に戻りましょう。
えっと。。。どっちがどっちかな。識別用の写真は残してあったのですが、
毛の色が同じなので判然としません。いやぁ参った。ちょっと残念です。
しかし、のっけからもう砂埃が舞う展開。角が体に刺さっています。
両牛の目が充血していて、気合いの入っているのが解りますね。

ちなみに、次回の闘牛大会は6月16日です。取組も発表になりました。
梅雨入りしたということで、雨かもしれませんね。熱戦に期待です。
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他のカット
by keiji_takayama | 2019-06-08 00:28 | 山古志闘牛場 | Comments(0)
続いての取組は山仁(八歳/大阪)と柿乃花黒ダイヤ(七歳/岩手)です。
名前のとおり、黒い牛が柿乃花黒ダイヤ。このあたりからはどんどん、
体格の大きい牛が登場してきます。入場時から迫力満点の雰囲気です。
双方とも、入ってきたとたんに体を横にして、土を付けていました。
MC担当の勢子さんによると、これは闘志を表しているそうです。
つまり、やる気満々ということになりますね。

結果から書いてしまうと、この一戦は撮影にかなり苦労したようです。
仕方ないといえばそうなのですが、タイミングが合わなかったかなぁ。
密着を見てみると、最初は山仁がやや気圧されているようでした。
それもそのはず、柿乃花黒ダイヤのプレッシャーは相当なものでした。
しかも、闘い慣れているようです。相手を冷静に見ているんですね。
そういう気持ちもあったのか、序盤に大きなハイライトがありました。
山仁が押されて注に浮いたのです。場内からも驚きの声が挙がりました。
しかし、これは見事にタイミングを外し、撮れませんでした。残念 ! !

その後は山仁も立て直し、柿乃花黒ダイヤに真っ向勝負で挑みました。

話は変わって。
ここ最近右手首が痛むので、病院に出掛けてきました。
昨年から尿管結石の経過観察を行っていて、その通院日だったからです。
まぁついでだし一緒に診てもらうか、という感じでした。
結果は、腱が炎症を起こしていて、水が溜まっているそうです。
通常の生活に支障はないのですが、掌を逆に反らすと激痛が走ります。
現在は右の腕を半分くらい固定して、手首が動かないようにしています。
久し振りに重いカメラ使ったのが理由。。。のはずはないと思うのですが、
あまり強気なことは言えなくなりました。次の闘牛にも行く予定なので、
なんとかそれまでには治さないといけません。クルマの運転もあるし。
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他のカット
by keiji_takayama | 2019-06-07 00:00 | 山古志闘牛場 | Comments(0)

日頃は都内中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園で撮影活動。動物たちの表情を追い続け13年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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