カテゴリ:富士花鳥園( 50 )

小猛禽

なんと表現したらいいか、キュートなのに鋭い目線のフクロウです。
猛禽ぽくないなぁ、というのが第一印象。アカスズメフクロウといいます。
迂闊にも案内板を撮ってくるのを忘れたので、HPで調べてみました。

富士花鳥園では最も小さなフクロウで、南アメリカ・メキシコなどに分布。
後頭部には黒い目のような模様があり、これによって眠っている間も目を開け
威嚇しているようなふりをして、天敵から身を守るといわれています。
なんと昼行生で、年間を通してなわばりを構えます。
夜明けと日暮れ時が最も活発に動く時間。小鳥や昆虫などを補食します。

このHPに掲載されている写真が、なんともいえず見入ってしまうんですね。
小さな子供がカメラに向けて、ちょっとおどけたポーズを取っているみたい。
当たり前の話ではあるのですが、こういう環境で撮れるのが羨ましいです。

ケースのちょっと奥まったところで、こちらを伺うようにしてました。
角度の影響なのでしょうが、蓑を纏った昔の人みたいなイメージです。
ちなみにISO感度は6400。データはf4、1/60、WBオートでした。
さすがにザラザラ感は否めないけど、これ未満ではブレが増大します。
写真として形に残すことを優先した場合、この選択は正しいと思うのです。
小猛禽_b0016600_7543960.jpg

AB− (7D/NewFD400mmf2.8L+ケンコーEXT36mm)
by keiji_takayama | 2013-09-16 07:55 | 富士花鳥園

ファラオの目線

ファラオと聞くと、やっぱり思い浮かぶのはピラミッドでしょうか。
それを冠しているのが、この「ファラオワシミミズク」なんですね。
案内板によると、中東で主に確認されているそうです。北アフリカの
砂漠地帯に住んでいるそうですが、生態などは未だ解っていることが
少ないといいます。小動物や大きい昆虫類、サソリなどを食べます。

どっしりとして、落ち着いた雰囲気がありました。
最初は近付いてズームで撮り、そのあと離れて400ミリで撮影。
撮った枚数そのものは400ミリのほうが多かったけれど、ここに載せた
写真はズームで撮影したものです。顔の中心とピンと立っている羽を
じっくり眺めていたら、どうも二等辺三角形に見えてしまいました。
これをどうやら感じ取ってしまったらしく、表情に乏しいと感じたのです。
最初に接近戦でズームを向けたときのほうが、精悍な雰囲気でした。

それにしても、何をじっと見つめていたのだろう。なんだか気になります。
ファラオの目線_b0016600_7513218.jpg

AB− (7D/タムロン18-270mmf3.5-6.3)
by keiji_takayama | 2013-09-14 07:52 | 富士花鳥園

クロオビのウインク

ここ数日フクロウ図鑑のようになってますが・・・まだまだ続きます。

これまた初めて知りました。クロオビヒナフクロウ。
柔道がとても強そうだな、というのが第一印象です。
「動かざること山のごとし」のように、全く動きませんでした。

案内板にはこう書いてありました。
・南アメリカ、アンデスの東側など、低地の熱帯雨林に生息する。
・主食は昆虫類だが、小動物も食べることがある。
・生態があまり知られておらず、日本では富士花鳥園が初展示となる。

なるほどこれを読んでみると、きちんとした姿勢で挨拶したくなります。
礼に始まり撮影を開始しました。あまり動かないので撮りやすいかなと
思っていたのですが、さすがはクロオビ。そう簡単には進みませんでした。
まぁこういうのはこだわりの部分でもあるのだけど、後ろにある壁の線が
ボケとして残ってしまうんですね。これを頭に貫通させるのが嫌だったので
撮影ポジションを固定するのには骨が折れました。レンズの重さもあるし、
シャッターを押す際には呼吸もできません。さすがにしんどいなあと思って
ファインダーを覗いていたら、あっぱれクロオビ。ウインクしてくれました。

古代エジプトを思わせるような羽模様、そして真っ赤なくちばし。
写真は撮れましたが、その魅力にKOされてしまいました。

撮影後は元の位置に戻って礼をしたのですが、クロオビさんの位置は全く
変わっていませんでした。すごい。ぜひもう一度お相手願いたいものです。
クロオビのウインク_b0016600_9595645.jpg

AB− (7D/NewFD400mmf2.8L+ケンコーEXT36mm)
by keiji_takayama | 2013-09-13 10:00 | 富士花鳥園

ニセメン

仮面ライダーを思わせる、なかなか美形な顔立ち。
ウィンドウのすぐ前に立ち、お客さんに見て褒めてもらうのを待っている、
そんな印象を受けました。ところが、名前を知ったらビックリなのです。

なんと「ニセメンフクロウ」といいます。そりゃないぜな展開ですね。

案内板にはこんなことが書いてありました。
・インド、インドネシアなどの森林に分布する中型のフクロウ。
・メンフクロウに似た体格と色彩をもつので、この名前がついている。
・くっきりとして角張った顔盤が、メンフクロウと違う点である。
・完全な夜行性であり、日中は深い森の木々の中でじっと休んでいる。
・日本で見られるのは富士花鳥園だけ。とても珍しい種である。

これはつまり、「とても珍しくて整った顔立ちをしている」なのでは ?
だとしたら、そのままズバリ「イケメンフクロウ」が正しい呼び名だろう。
実際メンフクロウと比べてみると、ニセメンのほうがカッコ良く見えるのに。
これはさぞや不満だろうとも思うのだが、当の本人はそんなことは知らず、
涼しい顔をしてカメラ目線をくれました。やっぱりいいヤツだと思います。
ニセメン_b0016600_10251319.jpg

AB− (7D/タムロン18-270mmf3.5-6.3)
by keiji_takayama | 2013-09-12 10:25 | 富士花鳥園

complete physical examination

休日を利用して、人間ドックに行ってきました。
ちなみに記事タイトルは、これの英訳です。
昨年は一般健康診断を受けたので、2年振りだったわけです。
場所はこれまでと同じ、新宿にあるフィオーレ健診クリニックにしました。
静かな環境でとても雰囲気が良いことと、スタッフが全員女性ということで
そこそこ以上の癒し効果も期待できるからです。もういい年なのに、日頃は
女性から笑顔を向けてもらえる、などという機会がほとんどありません。
そういうちょっと邪な理由もあるのですが、これがけっこう重要なのです。
加えて、ドックを受けるとオマケでもらえる食事券も魅力的ですね(笑)

1時間半ほど、いろいろな検査をしてもらいました。
ちょっといい話は腹囲が98センチから93センチに落ちたこと。
これはきっと、先日までの特定保健指導のお陰だったのでしょう。
しかし、エコー検査ではまだ石が残っているという判定になりました。
これはつまり、大きくなって落ちればまたあの痛みと闘うことになります。
ある程度は覚悟していましたが、現実はなかなか厳しいものがあります。
そして視力。こちらは前回と同様、安定の左右0.1未満という結果が。
実際の視力がいくつなのか、眼科医に調べてもらう必要が出てきました。
レントゲンを撮り、バリウムを飲んでぐるぐる回されて終了しました。
一昨年は発泡剤を飲んだあとうっかりげっぷをしてしまい、2回飲まされる
羽目になったのですが、今回はうまくいきました。結果は2週間後です。

再検査になってしまうのか・・・。

そして、来年2月にまた保健指導の面接を受けることになりそうです。

さて、写真はベンガルワシミミズクのさくらちゃん。
これまた、バードショーでも活躍している看板フクロウだったりします。
レンズをそっと近づけたら一瞬「おおっこれはなんだ ?」とばかりに
たじろいだけれど、すぐに、それがいつもショーで見るキラキラしている
ものだと理解したらしく、小首を傾げてました。ま、勝手な解釈だけど。
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AB− (7D/タムロン18-270mmf3.5-6.3)
by keiji_takayama | 2013-09-11 01:26 | 富士花鳥園

コキンメおばさん

コキンメフクロウである。
もう記憶が定かではないのだが、かつては多摩動物公園でも飼育されていた。
しかもなんと、ユキヒョウ舎の隣にある小さなスペースで見かけたと思う。
すぐ近くをでっかい猛獣が闊歩しているわけで、やや違和感があった。
まぁこんな話はともかく。このコキンメフクロウは掛川でも撮っている。
そのときは、体は小さいけど、なかなか凛々しい表情をしていると感じた。
小さくてもやっぱり猛禽はすごい、そんなことを思ったのだった。

ところが、なのである。富士のコキンメフクロウは、そのようなイメージを
大きく覆すに十分すぎる容姿をしていたのだ。これはどう見てもキュート。
実際はどうだか解らないのだが、ルックスは間違いなく「女子」なのだ。
しかも、目元パッチリである。もう全身から女子オーラが噴出していた。
がしかし。この髪型なのだ。これは・・・一昔前のおばさんパーマである。
漫画で描かれていたオバサン像。それがそのまま、この頭なのだった。

つまり。「ルックスは若いけど実はおばさん」ということになってしまう。
なんとかそういう雰囲気を抜いて撮影したいと思っていたのだが、いったん
固定されてしまったイメージというものは、そう簡単には出ていってくれない。
結局そのまま可笑しくなってしまい、そんな印象を残したまま撮ってみた。

撮影時もちょこちょこ動いたりせず、いい顔を見せてくれていた。
それにもかかわらず、ちょっと失礼な見立てをしてしまったのだ。

ただ、フォトジェニック部門では文句なし、富士のナンバー1であろう。
コキンメおばさん_b0016600_10323285.jpg

AB (7D/NewFD400mmf2.8L+ケンコーEXT36mm)
by keiji_takayama | 2013-09-10 10:33 | 富士花鳥園

下見失敗

昼間は雨もなくなり、ときどき晴れ間が広がることもありました。
それを見ていたので、すっかり安心しきってしまい撮影に集中。
さて帰ろうかと思って外を見てみたら、雨が降っていてビックリ。
いったいどうしてしまったのか、まさに唖然としたのです。
このあと、メインであるツアー下見に行きます。
場所は花鳥園からほど近いキャンプ場。
ここから富士山と月の写真を撮ろう、というのがツアーの行程なのです。

がしかし。かなり強めの雨が降っています。
これで完全にヤル気を削がれてしまいました。とりあえず向かいましたが、
曲がるところを3回も間違えてしまい、結局遠回りすることに。
数日前に1万円かけて洗車・コーティングした愛車は泥だらけです。

遅れつつもなんとか到着。ここでしばらく空を眺めていましたが、
空は黒くて厚い雲が覆っていて、富士山の姿など全く見えません。
ちょっとはなんとかならないか、という気持ちは見事に打ち砕かれて、
何もなくそのまま帰ることに。下見はもう一度来る必要がありそうです。

帰り道はナビがへんてこな道路を案内してきました。
道の両サイドに木が倒れていて、センターラインのところしか走れない。
これ、対向車が来ていたらたいへんな展開になるところでした。
さらに、真っ暗闇の道。こういうのは嫌いではないけど、さすがに不気味な
雰囲気を感じ取ってゆっくり走っていたら。なんとシカに遭遇しました。
これは初めての経験でして、さすがに肝を冷やしましたね。
とまあそうこうしているうちに大通りに出て、無事帰って来ました。
いろいろあるけど、やはりドライブ&撮影は楽しめます。次はどこに行こう。

写真はアナホリフクロウです。実際はとても小さなフクロウなのですが、
ちょこちょこよく動くので、人気を集めていました。ちょっと警戒してる ?
下見失敗_b0016600_1492622.jpg

AB− (7D/タムロン18-270mmf3.5-6.3)
by keiji_takayama | 2013-09-09 01:50 | 富士花鳥園

ミニこぼれ話

さて、富士花鳥園での撮影こぼれ話。
ここではもう、高感度でなければ写真は撮れません。
風景などを撮るときには全く使わない感度を、使うことになります。
こうしないと、まず間違いなく失敗します。ブレのオンパレード。
三脚など使えるような状況ではありません。それなりの工夫も必要です。
昨日書きましたが、カメラはキヤノンEOS7Dと1DMarkⅢの2台体制。
ISO感度は1Dが3200、7Dのほうは条件に応じて3200-6400の間で
撮影しています。ノイズなど気にしていられません。○か×かなのです。
とまあこんな感じで、載せられそうなカットを残すことができました。

富士山周辺といえば、撮影スポットがいくつも存在しています。
花鳥園でも、イベント広場から富士山を望むことができるのです。
そして、バードショーの際には飛ぶ鳥と富士山を絡めることも可能です。
そうしたこともあり、撮影スポットとしての知名度を高めたいようで、
園内には写真を撮る目的で訪れるお客さん用のアンケートがありました。
別な被写体と組ませてもいいので、富士山ツアーに組み込みたいものです。

写真はベンガルワシミミズク。名前をランちゃんといいます。
フクロウショーでも活躍してくれた、人気者なのです。
ミニこぼれ話_b0016600_7472610.jpg

AB− (7D/タムロン18-270mmf3.5-6.3)
by keiji_takayama | 2013-09-08 07:48 | 富士花鳥園

楽しい4難撮影

入園料を払って中に入ると、おみやげ品がどど〜んと目に入ります。
これは掛川と一緒。
でも、すぐに違いが解ります。フクロウ展示のつくりが異なっていました。
雰囲気は同じですが、どうも奥行きがやや短いように感じたんですね。
これはつまりどういうことかというと、距離が圧倒的に近いのです。
掛川の場合、フクロウが手前にやってきて座っていれば「近い」けど、
定位置にもどってしまえばそこそこの距離になります。富士はこの定位置が
掛川よりも手前に設置されていた、そんな気がしました。

これで、ちょっと焦ったのです。レンズの選択を誤ったと。
花鳥園用にチョイスしたのはメインAPS-C、サブAPS-Hのカメラでした。
レンズは400mmだけです。これだとさすがに苦戦が予想されました。
現場は全面ガラス貼り。暗いところですが、場所を選ばないと反射も起きます。
しかし。「あれこれ考えても仕方ない。持っている機材で結果を出そう。」
と単純に切り替えて挑むことにしました。ここで、下見用に持ってきていた
タムロン18-270mmが大きな役割を果たします。これは不幸中の幸いでした。
そして、手前のはタムロン、奥は400mm。と使い分けて撮影することに。

加えて、お客さんが圧倒的に少なかったことが大いにプラスになりました。
ほとんど貸切状態だったので、落ち着いて写真を撮ることができたのです。
掛川では見られないフクロウが数種類いたことも、奮起の理由でした。
ただ鳥の顔写真撮るだけでも、その裏では様々なストーリーがあるのです。
そして、やってみるとこれがなかなか難しかったりするんですね。
ガラス越し、被写界深度の浅い超望遠、マニュアルピント、中間リング。
この4難での条件はかなり久々です。それでも、楽しんで撮れました。

写真はメガネフクロウです。
掛川でも見る・撮るは可能ですが、富士のほうが撮影条件は良いと思います。
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AB− (1D MarkⅢ/NewFD400mmf2.8L+ケンコーEXT20mm)
by keiji_takayama | 2013-09-07 23:40 | 富士花鳥園

もうひとつの花鳥園

そんなわけで。
次のツアーの下見という名目で、富士花鳥園に出掛けてきました。
掛川花鳥園は何度も訪れていますが、花鳥園は富士山の麓にもあるのです。
聞くところでは掛川より小さめで、1日滞在はやや厳しいかもということ。
以前から機会を見つけて行ってみたかったので、グッドタイミングでした。
下見の目的が午後6時半以降でないと見られないので、1日滞在できます。

高速で行く気は全くなかったので、のんびり一般道を使うことにしました。
アッという間に着いてしまうのもいいのですが、街を通過しながらそこの
空気や雰囲気を感じ、走っていることを実感できるほうが好きなんですね。
というわけで午前5時。クルマのエンジンに火を入れました。

スマホカーナビの案内によって国道246号線を走っていたのですが、
この頃横浜市には大雨警報が発令されていました。もともと雷が凄くて、
稲光に向かって進んでいるような感じではあったのですが、ほどなくすると
大量の雨が降ってきました。視界がどんどん失われていきます。
前方のトラックや乗用車のテールランプが頼りという状況でした。
一時はどうなることかと思いましたが、特に大きなトラブルもなく到着。
ナビの予想時間より90分早いペースだったので、開園直後でした。
とはいえ、雨の影響もあってお客さん用駐車スペースはガラガラ。
これはひょっとすると、とてつもなくラッキーなのではないかと感じました。
もうひとつの花鳥園_b0016600_2331093.jpg

AB− (1D MarkⅢ/NewFD400mmf2.8L+ケンコーEXT20mm)
by keiji_takayama | 2013-09-06 23:00 | 富士花鳥園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama