2019年 07月 24日 ( 1 )

第十回。
柿乃花黒ダイヤ(七歳/岩手)と山王(十二歳/神戸)の一戦です。
蝉の声がずっと聞こえています。ちょっと蒸し暑さを感じる陽気。
場内はお客さんのざわめきと、牛の唸り声が聞こえています。

暑くなる夏は、牛にとってはたいへん厳しい季節です。
今年は7月でもちょっと涼しいので、牛たちにとってはいい条件。
しのぎやすいので、牛たちも激しい動きを見せてくれます。
先に入場は柿乃花黒ダイヤ。そして後から山王が入ってきました。
この柿乃花黒ダイヤ、若い牛では最も力があるのではないでしょうか。
春から素晴らしい闘いを見せてくれています。
対するは赤牛の山王。柿乃花黒ダイヤは名前の通り黒牛です。

まずは柿乃花黒ダイヤが仕掛けるチャンスを狙います。
(この言葉が終わらないうちに、場内一気に盛り上がりました。)
柿乃花黒ダイヤがまず動き、それを山王がうまく柵際で受け止めます。
牛の速さ、瞬発力は想像とは別次元のものです。
しかし、飛び込まれた瞬間、山王が見事に切り返しました。
柿乃花黒ダイヤは右、左と山王の角を掛けます。
掛けたあとに跳ね上げて飛び込む。それを山王が切り返す。
(なんかシャッター音がすごいなぁ。。。どこの1DXだろう。)
勢子の掛け声が大きくなり、客席の女性が思わず「うおーぉぉー。。。」
そして、拍手が起きました。引き分けです。
この一番、角突き牛の速さ、瞬発力を見ることのできた取組でした。
双方の牛は、相手のことをずっと見ています。
牛同士の意地、根性をこうやって磨いているのです。
そして、山王の牛持ちも女性です。
今場所は女性の牛持ち4人全員の牛が登場しました。

《写真の密着》
この取組、MCの松田さんもお話されていましたが、とにかく速かった。
連写しているけど、最初のタイミングが少しズレてしまうと、全体の流れを
捉えられなくなります。実に難しいです。望遠レンズを持って、振って、
牛の動きに対応しないとチャンスを逃します。そんなシーンがありました。
頭を合わせているなと思ったら、そのまま柿乃花黒ダイヤが突進しました。
しかし、これは全ボツ。なぜか、すべて後ろの土にピントが合っていました。
そして、土が舞う中、両牛の低い位置からの攻防があったのですが、これも
ピントを外しています。こちらは左側にフレーミングしていた山王の後ろ足に
フォーカスが合っていました。要するに、速さに対応できていないのです。
うわぁ残念。もったいなかったなぁ。。。
それはそうと、柿乃花黒ダイヤの攻めは見事ですね。
山王はおとなしい雰囲気があるけど、真剣な目線に凄みがありました。

※記事を作成するにあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑ぶつかった瞬間、土が舞います。山王の目線がすごい。
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↑睨み合い。柿乃花黒ダイヤの角が絡みついているように見えます。
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↑山王の角、長いですね。。。
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↑動きが速く、展開が目まぐるしく変わります。
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↑ちょっと離れて、睨み合い。
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↑山王の角は、クワガタ虫みたいです。ノコギリクワガタかな。
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↑柿乃花黒ダイヤの目が充血しています。
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 ↑激しい攻防。力と力の闘いでもあります。
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↑これも見応えのある攻防でした。しかし速くてよく覚えてない(笑)
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↑あっ、あぶない ! 」山王の角がスレスレのところでした。
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↑山王、ちょっとスキを突かれた ?
by keiji_takayama | 2019-07-24 00:30 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama