2019年 07月 23日 ( 1 )

さて、次は第9回。
山仁(八歳/大阪)とドッコイ丸(五歳/平島)の一戦です。
この前の取組、羽黒山-薬師大力戦で勢子が1人額を切りました。
そのため、取組の前に再度の清め直しが行われました。

さて、この一番。通のお客様が楽しみにしていた取組だそうです。
MCの松田さん、言葉にも力が入っていました。
闘牛会としても、ひじょうに注目しているそうです。まさに好取組。
先に入ってきたのがドッコイ丸。これだけで客席がどよめきました。
このドッコイ丸はまだ若い牛ですが、とても厳しい戦いをするそうです。
柵際で観戦しているお客さんには、十分注意してくださいとアナウンス。
ドッコイ丸は唸り声を出し、前掻き、地面を掘る仕草の3点セット。
「さぁ、オレの相手はどっからでもかかってこい ! 」気合満点です。
ホントにずっと唸ってます。こりゃすごい。やる気の塊みたい。
そして、後から山仁が入場。赤牛が山仁、黒牛がドッコイ丸。
ウォーゥゥーと唸り声が響く中、さぁ取組開始です。

まずは双方が、どうやって頭を合わせていこうかと考えます。
ファーストコンタクトで、お互いがお互いの力をもう解っています。
「この相手には全力を出さないといけないんだ」そういう意識ですね。
そして攻防。双方が主導権を、先に仕掛けて握りたい。
勢子の声もだんだん大きくなっていきます。
迂闊に頭を合わせに行くと、シュッと飛び込まれる。それを警戒します。
まずは山仁が飛び込んで仕掛ける、それをドッコイ丸が前足を折りながら、
頭を低くして受けます。次はドッコイ丸の仕掛けてくるところを、山仁が
切り返しを狙う。続いて山仁が入る。ドッコイ丸は落ち着いて受けます。
続いて動きがあり、場内が大きく盛り上がります。シャッター音も(笑)
どうやら山仁が入り、ドッコイ丸が返したようです。
この攻防で、ドッコイ丸が声を出しました。
牛の習性で、前足の付け根の所に角が入ると声が出てしまうそうです。
つまり、山仁がそれだけ厳しい攻めを見せたことになります。
さあ、勢子の声がいっそう大きくなってきました。
その後、牛は分けられましたが、どっちだろう、ずっと唸っていました。

《写真の密着》
穴掘りのところから写真が始まります。ドッコイ丸の角、細く尖っています。
これで突かれたら相当に痛いのではないか、そんなことを思いました。
一方の山仁。こちらのほうは角がでかくてぶっといです。
これを振り回されて当たったら、強烈な痛さなんでしょうね。。。
組む前のドッコイ丸の表情、威嚇した時のトラのようでした。
のっけから激しい当たりの攻防です。角が絡み合っています。
ただ、角のリーチはドッコイ丸がやや長いようで、的確に当てています。
続いては双方頭を合わせますが、山仁の角が太いため、ドッコイ丸の目元が
完全に隠れてしまいます。そして、再びドッコイ丸の角が山仁にヒット。
で、ここから先の20コマがすべてピンボケでした。どこにも合ってない。
何故こんなことになっているのか、どうしてしまったのでしょう。
ちょっと謎な展開でした。幸いまた元に戻ったので事なきを得たのですが。
そして、どういう経緯でそうなったのかが不明なのですが、山仁が横から
ドッコイ丸の体に突進しているシーンがありました。これは厳しいです。
さすがにこの場面、ドッコイ丸の表情が変わっていました。
その後は押されて、宙に浮きそうになっています。目線が勢子に注がれて、
「ちょっとこれはヤバイぞ」そんなふうにも取れる一瞬でしたね。
ピンチを逃れ、場所と体勢を変えて再度対決という感じでしたが、
ここでも山仁が横からの攻め。このあたりは場数の差なんでしょうか、
山仁がリズムを掴んだような流れでした。しかし、これで終わってません。
勢子が分ける直前、ドッコイ丸が山仁の額に角をヒットさせていました。
分けられたあと、ずっと唸っていたのは山仁だったのかもしれません。
年の差に臆せず、やられたらやり返す。肝の据わったドッコイ丸でした。

※記事を作成するにあたり、MC勢子・松田さんの解説を参考にしています。
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↑ドッコイ丸の攻撃。山仁の表情もさすがに「うっ」という感じです。
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↑これ、闘っています。角で丸を作る、というほのぼのしたシーンではないですよ。
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↑ドッコイ丸の角は山仁に当たっています。
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↑こちらも、ドッコイ丸の角が山仁にヒット。さすがにこれは痛そうです。
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↑ドッコイ丸の表情、すごい迫力です。山仁がちょっと浮いてますね。
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↑まさに正面衝突。マンガじゃないけど、目の周りには星が舞っている ?
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↑ポーカーフェイスなんですが、山仁の角が眉間に刺さってるよ。。。
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↑頭を付けての体当たり。これ、やっぱり相当に厳しい攻めなんでしょうね。
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↑ハイライトシーン。横になったドッコイ丸に、山仁が突入していきます。
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↑そして、見事に角をヒットさせました。ドッコイ丸の表情から厳しさが消えました。
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↑山仁、リズムを掴んだか。場所を変えても横から攻めてました。
(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM )
by keiji_takayama | 2019-07-23 00:15 | 山古志闘牛場

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama