2018年 02月 16日 ( 1 )

増加

先日の新聞記事で知ったのだが、国内メーカーの2017年における、
デジタルカメラ出荷数は、前年比3.3%増の約2498万台だったという。
ここのところ売れ行きの悪化ばかりが聞こえてきた状況だったが、
7年ぶりに増加に転じた。出荷額も5年ぶりに、11.6%の増加だった。

ではなぜ増えたのか。
追い風として挙げられていたのは「インスタ映え」。流行語にもなった。

動物園でもそうだが、ここ最近はこういう「撮影の出来る場所」で、
カメラを持った女性を多く見かけるようになった。個人的な感想を言えば、
男性より女性のほうが忍耐強い。1度自分で決めて購入した機材はたとえば
重たいとしても、何とか使ってみようと頑張る印象がある。動物園でも、
大きな望遠ズームを駆使して、手持ちで撮影しているケースを見かける。
撮った写真はほとんどの人が、SNSに載せるようだ。Twitterにはその日の
動物たちの様子がすぐさま載せられている。リアリティが高いし、たとえば
好きな動物の、ふだん行けない動物園での生活もすぐに知ることができる。

ここで出てくる「インスタ」とは、インスタグラムというSNSのことだ。
以前に1度、どんなものか見たことがあるのだが、そこに掲載されていた
写真があまりに好みや傾向と乖離していたため、利用はしなかった。
「映え」という言葉が示すとおり、誤解を恐れずに言えば加工だらけだ。
今ではそれがどうなったのか知らないのだが、さして変化はないだろう。
これが理由でカメラが売れたのだとしたら、何とも皮肉なものだと感じる。

記事によると、好調だったのはコンパクトタイプのカメラだった。
まさにスマホの出現で売れなくなった種類。でも売れるようになった原因は
個性のある、魅力的な機種が増えたことも大きいのだろう。
リコーのTHETA(シータ)は確かに楽しいカメラだ。
昨年末の東武で写真を見せてもらったが、360度撮れるという写真は、
動物園でも様々な着想に繋がりそうだ。ちょっと欲しいと思ってしまった。

こうした魅力的なカメラが増えれば、市場の活性化に大きく繋がるのだ。
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(7DMarkII/タムロン18-400mm F3.5-6.3 Di II VC HLD)
by keiji_takayama | 2018-02-16 00:02 | 上野動物園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama