2017年 03月 24日 ( 1 )

インドサイと雨の滴

雨の日。動物園に行ったら、サイは必見だと思っている。
よく動いていることも理由だが、泥んこになっていることが多く、
それがとてもカッコいいからだ。ごしごしと角を岩に擦りつけている
こともある。姿や形が、いつもに増して凄みが加わっているのだ。

多摩のインドサイのところには、ちょっと期待して向かった。
ここではおそらく2頭を見ることができる。雨もいい感じだし、
きっと泥だらけになっていると考えていた。そして着いてみると、
1頭だけが草を食べているように見えた。ただし、ちょっと遠い。
カメラを取り出してピントを合わせていたら、なんということか、
そのまま歩いて奥に行ってしまった。戻ってきてくれないかなと、
ちょっと様子を見ていたけれど。一向にそういう気配はなかった。

うわぁ残念、撮れなかった。そんなことを思いつつ、横のプールに
視線を向けてみたら、もう1頭がじっと水に浸かっていたのだった。
全く気付いていなかったので、ちょっとビックリした。
モニターを見ながらピントを合わせる。いつもなら左目を開けて、
周囲の状況も見ているのだが、モニターだと両目が使えるので便利。
視線を近くと遠くで使い分けられる。すると、浸かっているサイの
目線が動いていることがわかった。ただ単にじっとしているだけでは
なかったのである。そこで、目線の方向が変わる時を狙い目にして、
シャッターを切ることにした。構図はだいたい同じだけど、撮影した
カットが多かったのはこのためである。で、選んだのがこのカット。

キャッチライトがキレイに入ったのが決め手になったが、それ以外に
目を惹いたのが、画面左手前にある水滴。跳ねたタイミングだった。
こちらについては全くの偶然なのだけど、飛び跳ねた水滴が丸くなり
宙に浮いているのが気に入った。角に付着した泥もいい感じだった。

雨の日には、こういう思いがけないことが起きる。面白さの1つだ。
インドサイと雨の滴_b0016600_8244693.jpg

(E-PL5/スーパータクマー200mmF4)
by keiji_takayama | 2017-03-24 08:25 | 多摩動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama