2017年 02月 19日 ( 1 )

埼玉県こども動物公園では、マヌルネコが4頭飼育されている。
活動スペースは2つに仕切られていた。近くには個体紹介の案内板。
ここを見ると、4頭飼育されているうちの3頭を見られる状況だった。

← シャル(♀) 2014年4月18日うまれ
← レフ(♂) 2014年5月15日うまれ
→ セバスチャン(♂) 2004年4月6日うまれ
非公開 タビィ(♀) 2008年5月6日うまれ

「うまれ」というのがいかにも「こども」と名の付く動物園らしい。
活発に動いて写真をたくさん撮ったのは、左側のスペースであった。
とにかくじっとしていなくて、いつも何かしている感じである。
バタバタ動いたり、諍いを始めたり。
かと思えば近くにやってきて、撮れるかなと思ったらすぐにくるりと
身を翻して歩き始めてしまうなど、楽しい時間を過ごすことができた。
しかし、カメラはいつも、左側のスペースにしか向けていなかった。

右側のスペースは、そこに空間があるのみだった。誰もいない。
ひょっとしてと思い、外に繋がっているトンネルをレンズで覗いたら、
毛が丸まっているのが見えた。そうか、あれがセバスチャンか。
そう思ったけれど、為す術はない。撮れないと諦めることにした。

閉園が近付き、そろそろ寒さが増してきた午後3時半過ぎ。
帰る前にもう1度見ていこう、そう思って再び立ち寄ってみた。
左側は相変わらずだが、さすがに疲れたのか眠そうな表情も見せている。
そして、ふと右側を覗いてみたら。。。あ、いた ! そう、いたのだった。
すぐ手前のところで丸くなっていた。記念にスマホで撮ってみる。
さすがにこの距離だと近すぎて難しい、見られただけでいいと思った。
で、しばらく左側のスペースを眺めていた。
そして、再度右側のほうに行ってみたら、なんと。座っていた。
しかも、写真が撮れるいい位置に。でも、見るからに不機嫌そうだ。
「せっかく降りてきたのに、なにやってんだおめーは。」そんな感じ。
申し訳ない気分で、なんとか18カット撮影させてもらった。
最初はやや角度を付けていたので、本当に睨み付けられているような
雰囲気があった。しゃがんで目線の位置を変えてみたのがこれである。
まさに、昭和の大小説家のイメージだ。ちょっと気むずかしい。
怒らせたらたいへんな感じ。原稿はもちろん手書き。何を書いているか
達筆すぎてわからない。でも、人間の心情をえぐる描写がものすごい。

勝手にこじつけて写真撮っただけではなく、こんなことまで言われたら
本気で怒らせてしまいそうだけど、オーラがものすごかったのである。
威厳という言葉がピッタリだった。そして、マヌルネコは奥が深い。
昭和の大小説家(イメージ)_b0016600_7202583.jpg

(α99II/70-400mmF4-5.6 G SSM II)
by keiji_takayama | 2017-02-19 07:20 | こども動物自然公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama