2016年 07月 13日 ( 1 )

小僧の大失敗 前編

写真撮り始めて、単純に今年で38年になる。
フィルムからデジタルまで 、押したシャッターの数(押しっぱなし除く)は
かなりの数になるだろう。いろいろなシーン、ジャンルで撮影をしてきた。
では、その中で最も失敗したのは何だったか、というものだ。

すぐに思い浮かんだのはこれだった。昭和60年4月27日のことである。
この日、「CHECKERS IN TAN TAN たぬき」の公開初日だった。
当時、ジャニーズを超える人気を誇っていたチェッカーズの初主演映画だ。
そしてこの頃は、アイドルの写真をひたすら撮っていた。
歌番組では撮影禁止になるので、チェッカーズを撮れる機会などそうそう
訪れるものではない。そして、まだ映画の舞台挨拶では堂々と写真が撮れた。

こんなチャンスは滅多にない。

そんなわけで、仲間の徹夜組が一週間前から場所を確保した。
まだ列すらできていない。勝手に有楽町の日劇東宝前に並んでいたのである。
これを交代で何人かが行い、前日の夜に寝袋を持って列に加わったのだ。
そして、せっかくの大舞台なので、それに相応しい機材を考えた。
まだ大口径レンズを手にする前だ、手持ちの機材はペンタックスLXと
トキナー400mmf5.6である。これでは勝負にならないと思っていた。
そこで、友人からキヤノンのボディ(なんだったかな。。。)を借りた。
レンズはNewFD400mmf2.8L。とんでもなく大きなレンズだった。
舞台挨拶ということで、ストロボを使うことにした。
レンズに対しては小さなものだったが、あまり深いことは考えなかった。
そして、眠気をこらえて本番。自ずと気合が入る。
日頃暗めのレンズを使っているせいで、f2.8のファインダーは驚くほど
明るくてピントが合わせやすい。失敗するなんて、全く考えられなかった。

こうして、大きな手応えを掴み、ワクワクして撮影を終えたのだった。

(後編に続く)
小僧の大失敗 前編_b0016600_035044.jpg

(7D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2016-07-13 00:04 | 千葉市動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama