2014年 10月 21日 ( 1 )

救いのトラ

テングザルのところで、しっかり粘ってしまった。
成果が得られずやや疲弊してきたので、近くのレストランで休憩した。
和風ハンバーグセットのご飯大盛りを注文し、遅い昼食をいただく。
この時点で午後2時くらいだったが、外を見ていたら暗くなってきた。
もともとがあまり明るいシチュエーションではないので、このまま再び
テングザルに挑戦しても、結果は変わらないだろうと判断した。

食事を終えて外に出てみたら、周囲はすっかり明るさを失っていた。
トラを見たかったので、オカピのところには寄らず、このまま再度
入園ゲートに戻ることにした。なんとなく、予感がしたのだろうか。
ズーラシアでは随分と長い間、トラの写真を撮っていないように思う。
チャンスに巡り会えなくなった。それでも、閉園が近付くとトラを見に
行くスタイルはそのまま続けていた。万が一、ということもある。

歩いていたら、ぽつりぽつりと雨が降って来た。
途中、ドゥクラングールのところで離れられなくなった。
こちらもそうだが、何か1つくらいは撮って帰りたかったのだ。
暫し粘ってなんとかそれらしいのを撮って、トラのところに向かった。
なんと、絶好の位置に座っていた。こんなチャンスは滅多にない。
全く期待していなかったので、かえって面食らった。焦ってしまった。
雨に当たったのだろう、毛がうっすら濡れてコントラストが増している。
慌ててレンズを構えてシャッターを切ったが、そんなに甘くはない。
見事にボツだった。悔しかったので、もう徹底的に粘ることにした。
いい顔を見せてくれるまでは絶対に離れない、そんなつもりである。

雨はまだ降っていた。もうこうなったら我慢比べである。
しばらくしたら、口元周辺を舐め始めた。
ここで決定的なチャンスがやってきた。舐め終えたあとに一瞬顔を歪める、
そのタイミングで狙う。なかなか精悍な表情。最後で雨とトラに救われた。
救いのトラ_b0016600_6401873.jpg

AB+ (OM-D E-M5/NewFD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2014-10-21 06:40 | ズーラシア

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama