2014年 10月 16日 ( 1 )

スイギュウのチラ見

「いつもお世話になってます」スイギュウにはそんな印象が強い。
スイギュウの暮らす家畜ゾーンは、千葉市動物公園で好きな場所だ。
いつも静かでおっとりした雰囲気に包まれている。
ここだけ時間の過ぎるのが遅いのではないか、そんな気分に浸れる。
ムフロンやラマもいるし、運が良ければバイソンも撮ることが可能だ。

いつものように、久しぶりだけど様子を見に行ってみた。
すると、ちょっと横顔をこちらに向け、でーんと座っていた。
これならなんとか撮れそうだ。
そしてこれも毎度の事ながら、「デカすぎる」と思うのである。
角をすべて入れて狙うなら、135換算で400〜600mm程度が適正画角だ。
ところが。いつものパターンなのだが、所有画角ではちょうどそのゾーンが
欠落しているのだった。300mmと、1000mmしか持ち合わせがない。
300mmだと、周囲のいろんなものが入ってしまうのだ。

つまり。

構図として考えるならば、口元より角をカットするほうを選ぶことになる。
これは、角というものは写真を見ればだいたいのイメージが掴めるから、
という理由による。加えて、口元を隠すと表情が見えなくなるからである。
こうした考えのもと、いつも角はカットしてしまうのだ。
ただ、今回はちょっと入れたかった。
ポジションを下げようかと思ったその時に、スイギュウの表情が動いたのだ。
こちらを認識しようと、ちらりと視線を向けた。そんな状況だったのか。

そうなるとほぼ条件反射でシャッターを押す。で、結果はこうなった。
その後、何もなかったかのようにまた横を向いた。このやりとりが面白い。
また次の機会に。そう言われているみたいだった。

「ありがとう。またな。」礼を言ってその場をあとにした。
スイギュウのチラ見_b0016600_8102365.jpg

AB (OM-D E-M5/NewFD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2014-10-16 08:11 | 千葉市動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama