2014年 01月 30日 ( 1 )

ラマミさん

千葉市動物公園は、園内をいくつかのゾーンに分けている。レッサーパンダや
カワウソなどは小動物ゾーン、ゾウやキリンは草原ゾーン、オランウータンや
ゴリラなどはモンキーゾーンといった具合だ。これらのゾーンは人気があり、
お客さんが何人かは集まっている場所である。これとはやや対照的に、地味な
イメージなのが家畜の原種ゾーン。ここでは家畜の原型に近い動物を見られる
のだけど、正直に言ってしまえば人気のある動物たちではない。スイギュウ、
バイソン、ムフロン、ヤク、モウコノウマなどがいる。落ち着いた、穏やかな
雰囲気のところだ。実はここ、けっこう好きだ。なんというか、日常を脱した
空気が流れているように感じる。時間がゆっくり進む感覚を、楽しめるのだ。

そしてここにはラマがいる。関東周辺でもいくつか見られる動物園はあるが、
ここ千葉が最も撮影条件が良い。上野は近くで撮れるのはいいのだけど、少し
気を使わなければいけないので、意外と撮っていないのだ。とはいえ、ボツが
多いのも特徴だ。望遠を使うと、画面に入れ込むのがなかなか難しいと思う。

とまあそんなわけで、ひとまずラマのところに寄ってみる。すると、奥の方に
ちょこんと座っていた。顔だけが柱の横から見える。さすがに厳しいと判断、
時間を変えて再び行ってみようと作戦を変えた。そして、立ち寄ること数回。
午後4時を過ぎて、最後のチャンスと思って向かってみた。すると、変化が。
なんと、ラマは走っていた。おとなしそうな風貌とはイメージが全く異なり、
かなり迫力がある。耳はピンと立っていた。そうこうするうちに、立ち止まり
遠くを眺めている。それを全身で押さえた。口元が表情のカギかもしれない。
閉じていると、あどけないように見える。アップで撮ってみると、耳を倒して
口元がちょっと開き、歯が見えていた。こうすると、イタズラを思いついた、
そんな子供のような表情だ。なにかに似ている、ずっとそう考えているけど、
結局この段階になってもそれが何なのかが解らない。なんだか笑われている、
そんなふうにも取れる。モデルになってくれたのは、12歳のラマミさんだ。
案内板によると、「よく食べよく走るヤンチャ娘」とのこと。なるほど納得。
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AB (OM-D E-M5/FD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2014-01-30 07:29 | 千葉市動物公園 | Comments(2)

日頃は都内中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園で撮影活動。動物たちの表情を追い続け13年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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