2013年 09月 04日 ( 1 )

2000円と180円

昭和60年代の話になるが、タレントの写真を撮っていた。つまりカメラ小僧。
そうした写真を発表する場が、大なり小なりかなり多く用意されていた。
アイドル系の雑誌はもちろんだが、CAPAや月刊カメラマンといった若者向けの
写真雑誌にもコーナーがあり、1つの撮影ジャンルとして認められていたのだ。
そして、こういう雑誌に片っ端から応募して掲載されていたことがあった。
ちゃんと数えてはいないが、掲載された本は100を遥かに超えていたと思う。
それらのかなりの数は実際に購入して保管しておいた。
ところが、このマイブームにも終わりがくる。撮影したネガは処分してしまい、
本も同様にすべて手元から消えてしまった。写真を取り巻く環境がここまで
大きく変わるとは思ってもいなかったからである。まさに大失敗であった。

今さらながら、昔載った本を見てみたいと思うことがある。
職場の同僚と、神田神保町にあるそのテの古本屋に行ってみたのはそれが理由だ。
お目当てのものはいくつかあったのだが、とにかく高い。
当時150円だった写真週刊誌が、なんと2000円で販売されている。
中身は見てはいけないルールなので、まさに記憶との探り合いなのだ。
さすがにこれでは手が出ない。さてどうするか。

ひょっとしてと思い、ヤフーオークションで探してみた。
すると、当該の本が出品されていた。記事の写真も出ている。
そこに、懐かしいショットがあった。久々のご対面である。
価格は100円だ。もう笑ってしまうほどの展開だった。
競争もなく落札できた。送料は80円だったので、合計180円である。

こんなことがあるから面白い。
by keiji_takayama | 2013-09-04 23:53

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama