2013年 03月 25日 ( 1 )

テレコン改中間リング-1

掛川の撮影ではキヤノンFDレンズを使用している。そのままでは装着できないが、
マウントアダプターを使えば解決だ 。がしかし 、このアダプターには落とし穴が。
説明書きを見てみると 、正式名は「コンバージョンレンズ付マウントアダプター」
なのである。無限遠を出すために、調整用のレンズが入っているのだ 。これにより
焦点距離はマスターレンズの最大約1.4倍、露光倍数は2倍になる。ということは
テレコンと同じことなのだ。マイクロフォーサーズやNEXのように、そのまま使う
ということが前提ではない。そしてさらに、このレンズの性能があまり良くない。
レンズを挟むということは画質が大きく落ちるのだが、これを事前に伝えないと、
購入したお客さんから返品になるケースがある。便利なようで、困りものである。

FDレンズをEOSに装着するアダプターといえば 、以前メーカーが販売していた。
「レンズマウントコンバーターFD-EOS」がそれ。定価は40,950円。高かった。
こちらのほうもテレコンである。焦点距離は1.26倍 、絞りが2/3段暗くなる。
カタログには「マスターレンズの描写性能をほぼ完全に維持する高性能を有す」と
記載されているが、これをその通りだと思う仲間は周囲に1人もいなかったのだ。
F-1からEOS-1にカメラを変えたときしばらく使っていたのだが、とにかく質が
非常に悪かったという印象しか残っていない。FDを諦めEFを買うように仕向ける
大目的のためにわざわざ出したのではないか、と思えるほどだった。しかしこれで
くじけるカメラ小僧ではない。だったらどうするかを考え、実行に移す奴がいた。

当時売られていたタムロンの交換式マウント、アダプトールのEOS用を半分に切り
そこにFDマウントを埋め込んでビス止めしたのだ。これがなかなか精巧だったが、
作るのはたいへんな労力を必要とするので、数個しか存在していない。この1つを
譲り受けて使用していた。アダプターといえどもただのリングだが、当時の撮影は
無限など全く必要なかったので、これで十分満足だった。1994年のことである。
テレコン改中間リング-1_b0016600_23141693.jpg

AB− (1D MarkⅢ/NewFD400mmf2.8L)
by keiji_takayama | 2013-03-25 23:14 | 掛川花鳥園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama