2013年 02月 18日 ( 1 )

3秒間の戦い

さいたまこども動物自然公園に到着して、まず向かったのはレッサーパンダの隣。
マヌルネコである。関東圏ではここと上野でしか見られないのだが、上野は条件が
厳しいし絵にならないので、満足に撮れたことがない。で、それより多少はマシだ
と思っているので、まず押さえたいと考えた。しかしマヌルネコは人気者だった。
着いたのが昼ちょっと前あたりだったと思うのだが、天気も良かったのでそこそこ
混雑していたのだ。人気のあるマヌルネコのところは、じっくり撮影など、とても
できる状況ではなかった。EOS5DMarkⅡに24-105mmf4Lを装着した女性がいて
熱心に撮影していたのだが、そういうレンズを使わないとダメだと思うくらい近い
距離で見ることができた。そこで、すんなり見切りをつけることにした。おそらく
夕方になればチャンスがあるだろうと思ったからだ。そして16時頃また寄った。

さすがに寒くなってきて、親子連れは帰り始めていた。この時間になると来園者も
減ってくる。さすがにマヌルネコのところも空きスペースがあった。しばらく観察
していると、動きにパターンがあることが解ってきた。屋内と屋外の2つがあり、
そこを自由に動いているのだが、屋外から屋内に入るとき、3秒ほど立ち止まって
周囲に視線を向けるのだ。つまり、1秒でピントを合わせれば2秒は撮れるのだ。
チャンスはこの瞬間しかない。この動きを何度か見せてくれたら、押さえられる。
そう思ってチャレンジ。姿を確認してからピントを合わせても遅い。同じ場所に、
いつも来るとは限らないから置きピンなど意味がない。左目で出て来る場所を見て
右目はファインダーに集中する。で、構図とピント合わせを同時に行って撮影だ。

チャンスは何度か訪れたし、こうしてマヌルネコが撮れた。一見なんの変哲もない
カットだが、それでさえも撮れないケースが多々あるのが動物園撮影なのである。

ちなみに、1DMarkⅡと100-400mmを使ったのはこの時だけだった。念のため
持って行ったのが大正解だったということになる。まさに備えあれば憂いなしだ。
b0016600_108595.jpg

AB− (1D MarkⅡN/EF100-400mmf4.5-5.6L)
by keiji_takayama | 2013-02-18 10:09 | こども動物自然公園 | Comments(0)

日頃は都内中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園で撮影活動。動物たちの表情を追い続け13年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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