2013年 01月 11日 ( 1 )

紅オオツノヒツジ

冬から春にかけて、富士山にかかる雪が朝日や夕日で紅色に染まることがある。
これは紅富士と呼ばれ、とても見事な風景だ。そんなことを思って撮った写真。

モデルはオオツノヒツジである。この場所に到着したら、じっとカメラのほうを
無表情で眺めていた。「なによあんた ! 」と言われているような、無言の圧力を
感じたものだ。しかしそれがなかなか面白かったので、ひとまず押さえてみる。
続いて、何かしてくれないかと思った。そこで、しばし粘ってみることにした。

なんとかキャッチライトが入ってくれれば雰囲気が変わる。ただその一瞬だけを
待っていた。首の角度をちょっとでも捻ったらすぐに対応できるよう、集中だ。
ところが、何も起きなかった。シチュエーションは変わらないかもしれないな、
そんな考えがムクムクと大きくなってきたその時である。雲の切れ間から、光が
差し込んで来た。目に輝きが、光が宿った。そして毛が紅く染まったのである。
この変わりゆく瞬間というのは実に感動的だった。見事な紅オオツノヒツジだ。
紅オオツノヒツジ_b0016600_032161.jpg

(50D/EF600mmf4L)
by keiji_takayama | 2013-01-11 00:32 | 金沢動物園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama