2012年 01月 20日 ( 1 )

コダック破綻

米イーストマン・コダック社が経営破綻に追い込まれた。負債は昨年9月末時点で
5千億円だという。事業は日本を含めて継続する方針だ。コダックといえばやはり
フィルムだろう。コダクロームやエクタクロームなどリバーサルでは圧倒的人気を
誇っていた。一方、ネガのほうは写真を始めた30年くらい前の段階でも、すでに
フジのほうがポピュラーな存在だったと記憶している。昭和59〜60年頃になると
ヨドバシカメラなどで安く売っていた。といっても発色が全く好みではなかった。
いつだったか、当時としては画期的だった、コダカラーVR1000というフィルムが
発売された。感度1000は暗いステージでの撮影に効果を発揮したのだが、これも
フジがフジカラーHR1600を発売して以降は使わなくなった。当時も写真撮影系の
アルバイトをしていたのだが、卸し先がコダックを完全に嫌っていたので、結局は
あまり使うこともなかった。そんなわけで、あまり縁がなかったようだ。しかし、
売場で黄色いフィルムを見て選ばない、というのは当時の習慣だったように思う。

コダックは、実はデジタルカメラの生みの親である。発明したのは1970年代だ。
これが普及するにつれ、経営が悪くなっていった。発明したが、デジタル化の波に
完全に遅れてしまったのである。80年代には記録式ディスクを使用したカメラ 、
diskシリーズなんていうのもあったのだが、結局は売れずに沈没していったのだ。

国内のフィルムメーカーはフジとコニカがあった。だがしかし、この2社は早めに
フィルム以外の分野に目を向け、それぞれ成功している。これがコダックとの差 。
今後だが、資金を得るために写真関連特許の売却も検討しているという。そして、
これを米グーグルやアップルが狙っているようだ。まさに、弱肉強食なのである。
コダック破綻_b0016600_19545130.jpg

AB− (7D/NewFD500mmf4.5L)
by keiji_takayama | 2012-01-20 19:54 | 東武動物公園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama