2011年 09月 08日 ( 2 )

カメラバッグを立てる

チャンスだ!と思った。それまで何度、様子見に来たのだろう。ウンピョウである。
関東ではズーラシアで飼育しているが、檻が厳しいこともあり、なかなか撮れない。
撮れないどころか、その姿を見られることさえ希である。だから、ガラス越しだけど
たいへん貴重な場所なのだ、天王寺は。そんな考えから、どういう形でもいいので、
レンズを向けたかったのだ。とはいえ、そうそう簡単に事は進まない。到着してから
ずっと偵察していたが、なんとも絶妙に狙いにくい場所にいた。記録として押さえる
ことは簡単だが、それじゃ絵にならない。こちらの思惑を知られているようだった。

ようやく巡ってきたチャンス。それは、ウンピョウが間近の位置でお客さんのほうを
眺めていた。でも、そこには人はいない。すぐさましゃがんでレンズを向けてみた。
ところが、である。レンズフードはガラスに対して角度がついている位置で止まる。
つまり、写り込みがあった。ファインダーを覗くと、左半分はコントラストもあって
きちんとウンピョウの姿が確認できるが、右側はガラスの反射で真っ白けであった。

こんなことでフイにするのはどうしても納得がいかないので、瞬時に体が反応する。
右膝を地面について太腿で置き台を作り、その上にカメラバッグを立てる。こうして
失われていた画面右側のコントラストを得ることができた。幸いお客さんも少なく、
時間も短く済んだので助かった。端から見たら、なんとも奇妙な光景だっただろう。

光が当たっているところとそうでないところ。闇の中から目が光るイメージなのだ。
カメラバッグを立てる_b0016600_23532171.jpg

AB (1D MarkⅡN/EF100-400mmf4.5-5.6L)
by keiji_takayama | 2011-09-08 22:57 | 天王寺動物園

クリーナー

日頃、レンズクリーナーなどというものはほとんど使わない。レンズの手入れは、
撮影後に市販のペン型クリーナーでちょろっと掃除して、あとはブロアーを使って
飛ばしてしまうだけである。小さなレンズの場合はたいてい古いT シャツで拭く。
これで十分だ。あまり神経質になる必要もないし、それでもちゃんと撮れるから。
同じような理由で、フィルターも使わない。余計なものを装着すると、それだけで
手間が増えるからだ。ただし、レンズ保護という観点からは、必要なアクセサリー
という認識はしている。このあたりはもう個人の感覚が大きく左右するのだろう。

とまあそんなわけで、店で新しく置き始めたクリーナーのことを知っても、最初は
正直言ってあまり興味がなかった。なにせ840円もするからだ。レンズを清掃する
液体といえば、子どもの頃から馴染みがあった。フジが出している緑色のものだ。
長くこれに対抗する商品が出てこなかったこともあるが、そんなに大差はないし、
売れないと考えていた。ところがこれ、担当者に見せてもらったら優れ物だった。

「蔵Cura」光学レンズ用クリーナーという。この最大の特徴は、アルコールを全く
使っていないということだ。レンズやフィルターの対象面を傷めず、優しく汚れを
クリーニングできるという。実際試してみて思ったのは、拭きムラができにくい、
ということだった。これが気になって何度もレンズの表面を拭いてしまい、結局は
キズをつけてしまった、なんていう失敗は確実に減るだろう。これなら、使っても
良さそうだなというのが感想だった。レンズをたくさん持っている人はお試しを。
クリーナー_b0016600_7214833.jpg

AB (1D MarkⅡN/EF400mmf2.8+EF25)
by keiji_takayama | 2011-09-08 07:20 | 掛川花鳥園

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け16年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama