ライトで中を照らしてみると、レンズ全体に塵のようなクモリがありました。当然減額の
対象になるのでその旨お伝えしたところ、まだ買ったばかりとのこと。メーカー保証書も
確認しましたが、購入から一週間ほどでした。外観のスレやキズは、もちろん皆無です。
お客様によると、初めて買ったLレンズでした。期待して高い金を出して購入したのに、
撮影した画像に満足がいかなかったとのこと。拝見したレンズの状態を踏まえて、画像に
靄がかかったような状態ではないかと聞いてみたら、これがビンゴでした。写真に影響が
出るほどの状態で出荷されていたわけです。キヤノンは新品元箱に封印がしてあるので、
購入時に確認することはほぼ不可能。こういうケースは初めてだし、かなり驚きました。
いくら新品とはいえ、購入後チェックは入念に行う必要があります。このような理由で、
レンズそのものに対する評価が下がってしまうのはたいへん残念です。このレンズは以前
使ったことがあったので、真の実力を説明させていただきました。頼むよキヤノンさん。
写真は本文とは全く関係のないハシビロコウ。運動場が広くなり、見やすくなりました。
B (30D/EF300mmf2.8L+エクステンダー2×)
大きなクチバシですね♪
レンズの初期状態…これはもうメーカーさんを信用するしか無いですよねぇ…安い買い物じゃないのでサービスセンターにすぐ持ち込むというのも手でしょうけど、買ったばかりのレンズにそんな疑念を持つこともまず無いでしょうし(´-ω-`)ウーン
で、このお写真びっくりです!
動物ってこんなに表情おもしろいものなんですね。
もともと比較的撮りやすい環境でしたが、これまで同居していた
フラミンゴが別の場所に移動になったので、背景処理がしやすく
なりました。同居しているシーンもそれはそれで面白いけど、
ここのコンセプト的にはイマイチだったんですよ。このほうが
背景を選択しやすいです。どんな大きさで撮影しても、うるさく
ならないのではないかな。ちなみに、こうして大きく撮影すると
嘴が大きいので立体感が出てきます。造形が面白いですね。
レンズについて、新品でもあるんですよ、こういうことが。
某レンズメーカーの製品なんて、出荷基準がどうなっているのかと
思うくらい、新品のはずなのに中玉にキズがあったりしますよ。
今回のキヤノンのケースは、SSで本気で怒っていいと思います。
そうなんですよ、これが安価なレンズだったらともかく、
量販店でも十万以上する品物なんです。キヤノンのレンズは
Lタイプというのがありまして、これはラグジュアリーの略。
それなのに・・・。査定したら、購入額の半額以下でした。
動物園に出掛けて写真を撮ったとき、同じように思いました。
それぞれに表情があり、しかも状況によってすべて異なると。
これまでに見ていた動物園での写真というと、全身で漠然と
写っているものがほとんどで、あとは園内で何かしているとか
単純にかわいいという感想しか出てこないようなものばかり。
そうではなく、ちゃんと写真で主張のできる作品にしたい、
そういう気持ちがありました。その作風は、変わっていないと
思っています。最近ではその流れも大きくなってきました。