老若

トコトコと歩きながら、ときおりポーズを取ってくれるオウサマペンギンたち。
ちょっとした撮影会状態になっていました。立ち止まる場所をいくつか確認し、
一番良いかな、と思うところを決めて狙いを定めます。最初に撮影できたのは、
たぶん若いコでしょう。オレンジ色に光る立派な嘴を、誇らしげに見せてます。
まるで刀のような鋭さに、単純に驚きました。次にキヤッチしたのは、人生の
経験が豊富そうなお方。嘴も年齢を感じさせるものがあるのですが、志の強さ
といいますか、芯がしっかりした印象がありました。どっちもカッコいいです。
老若_b0016600_1162718.jpg

老若_b0016600_1165253.jpg

(20D/EF600mmf4L+エクステンダー1.4×)
Commented by 雪猫 at 2006-02-28 14:09 x
こんなに違うのですね。正直びっくりです。今までいかにじっくり見ていなかったのか
反省する気持ちになりました。嘴もそうですが、羽毛の感じが全然違うのですね。
人生経験の豊富そうな感じが、目力でも伝わるように思います。
じっとこちらをにらんでいるみたいです。
Commented by はるか at 2006-02-28 20:29 x
こんばんわ。
ホントに全然違うんですね!
遠目で見てると全員同じに見えちゃうのですが
こうしてじっくり観察できるチャンスがあると
全くと言っていいくらい違うのがはっきりとわかりますね。
ペンギンにも個性があるのですね。
模様の境目など、くっきり感が違いますし、
色艶(笑)が違っていたり、比較の楽しみというのも
贅沢気分で嬉しいです。
Commented by en_dy at 2006-02-28 22:45
どちらもカッコいいですね。
若さあふれる姿もいいですが、老練した味のある姿もいいですね。
Commented by Aki at 2006-02-28 23:21 x
嘴と目の周りの毛のの年季の入り具合に、
オヤジ(?)の渋さを感じます(笑
いい味出してますね。
Commented by keiji_takayama at 2006-03-01 01:12
☆雪猫さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
実はこれ、狙って撮ったものではないんです。それに気付いたのは
撮影している最中のことでした。あれ、さっきのと随分違うなぁと
思ったのがきっかけで、モニターで確認して違いを認識しました。
パソコンで見比べたら興味深かったので、並べて掲載したのです。
嘴に加えて、羽毛の雰囲気もかなり異なりますよね。2枚目のほうが
写真的には好きです。眼光衰えぬお年寄りというか、頑固じじいの
ような風貌がすごくカッコ良くて。目力、確かにそれを感じます。
Commented by keiji_takayama at 2006-03-01 01:13
☆はるかさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
こうして並べてみると、違いがハッキリと解って面白いですよね。
遠目に見ると同じ個体が揃って歩いているとしか思えないけど、
望遠レンズで眺めると、新しい発見があります。同じペンギンでも
個体によって顔が違うように、個性はそれぞれが持っています。
そうした特徴的な部分を、これからも伝えていきたいですね。
比較の楽しみ、面白さを感じたので、別の動物でも機会をみて
チャレンジしてみたいです。それにしても、カッコいいなぁ。
Commented by keiji_takayama at 2006-03-01 01:13
☆ en_dyさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
上野でも見られるのですが、撮影条件が全く違います。こちらは
光の状態によって、背景がすごくキレイになるんですよ。上野だと
こうはいかないので、東山に出掛けてホントよかったと思いました。
上でも触れていますが、2枚目のカットのほうが気に入っています。
強さを存分に味わえると思うんですよ。精悍な表情も魅力的です。

Commented by keiji_takayama at 2006-03-01 01:14
☆ Aki さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
目の周りの羽毛、嘴のディテールは、とても渋いですね。
菅原分太のような、野性的な強さを感じるんですよ。厳しい
視線もそうだけど、幾多の困難を乗り越えてきたオトコの
凄みがあるように感じました。♀だったらどうしようかな。
このようにいい味出してる動物たち、その姿をまた追います。
by keiji_takayama | 2006-02-28 01:17 | 東山動植物園 | Comments(8)

いつもは中古カメラ店でカメラやレンズを売ってます。休日になると、望遠レンズを担いで各地の動物園や闘牛場で撮影活動。動物たちの表情を追い続け20年が経過しました。旅行会社で撮影ツアー講師を務めています。


by keiji_takayama
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