第二回:黒天山(七歳/山古志)-幸龍(六歳/山古志)
幸龍、黒天山の順に入ってきました。
山古志地域では中堅の位置にいる両牛です。
すぐに取組が始まりました。
黒天山が右の角を振ります。
できれば幸龍の額を痛め付けたい。
これで幸龍が怯んだら、追い打ちを狙いたい。
一方の幸龍は、頭を下げて対応します。
できるだけこの角をもらわないように、そう考えています。
仕掛けたい黒天山。
幸龍は横目でキッと相手を睨み付けます。
「この強いオレに向かってくるのか?」
目で威嚇しています。
パキッ おお。
黒天山の右角が幸龍の額を捉えます。
幸龍は黒天山の角を外して、仕掛けたいところ。
黒天山、右角を使う。右角で連続攻撃を仕掛けます。
牛にも利き角があります。
黒天山は得意の右角を使って、幸龍を攻めようとします。
幸龍も仕掛けたい。しかし黒天山になかなか隙がありません。
ドンッ。
黒天山が回り込もうとする一瞬の隙を狙った幸龍。
しかし黒天山も、頭を地面に付けるほど下げる。
幸龍の攻めを止めました。
双方が考えます。
黒天山
「右角使って上手く攻めていたのに、何故返されたんだろう。」
幸龍
「今がチャンスだったんだけどなぁ。。。」
両牛
「今度はどうやって仕掛けようか」
しかし両牛、それぞれ相手から目線は切っていません。
そして再び頭を合わせます。
牛が駆け引きをしているのです。
幸龍、仕掛ける!
黒天山、体をうまく捌いて真正面に幸龍を置きます。
そして右角を使う黒天山。
これが痛いので、幸龍も迂闊には飛び込めません。
黒天山は右角を使い、幸龍が怯むのを狙っています。
ここで勢子の判断により引き分けになりました。
相手の牛をしっかり見ている両牛。
このあと引き回しです。
毛色は違いますが、どちらも岩手県から導入しました。
幸龍が先に引き上げました。
残った黒天山は、まま掘りをしてから引き上げました。
総カット:110
実況&解説:松田さん(山古志闘牛会)
↑その名の通り、黒牛が黒天山。お互い睨み合う。
↑黒天山の鋭い目線。黒い毛色に輝く瞳が美しい。
↑黒天山が右角を振る。幸龍も右角で対応します。
↑黒天山が右角を使う。幸龍の額を狙っています。
↑幸龍の額の真ん中に、角を向ける黒天山。怖い。
↑頭を下げる幸龍。黒天山は狙いを定めているか?
↑頭で当たった。ここは幸龍のほうが石頭だった?
↑幸龍の左が黒天山の額に。表情を歪める黒天山。
↑頭を下げて攻めたい幸龍。もの凄い目線で睨む。
↑下から入ろうとする?黒天山。幸龍は少し意外?
↑ドーンと当たると火花が飛ぶ。幸龍のいい表情。