後編です。
勢子さんの声が場内に響き渡っています。
龍勢、考えて考えて。距離を詰めて。
じわりじわりと前に出ます。
対して赤パンダ。
どこかに隙がないかと狙っています。
ジーーーーー 蝉の鳴き声も聞こえる闘牛場。
「はいっ!」
「がんばれほらっ!」
大きな動きはないけど、角の捌き合いに注目です。
自分の角をより有効に使うのはどちらなのでしょう。
龍勢は距離を開けず、短い角を振ります。
これで赤パンダが怯むと、一気に飛び込みます。
赤パンダはそれを十分に理解しています。
左から強引に仕掛ける赤パンダ。
今度は龍勢だ!
「はいはいはいはいはい!」
勢子さんの応援の仕方も様々で、特徴があります。
ガンッ
龍勢、角を振る!
新宅赤パンダは一瞬仕掛けようとする!
龍勢はまた頭を下げて、この仕掛けを阻止しました。
ざわめく場内。
両牛、鼻を取ろうとすると頭を振って抵抗します。
これもまた意地。
不用意に勢子が入ると、簡単に飛ばされてしまいます。
そこで、しっかりと頭に綱を掛け、振らせないようにする。
そして引き分ける。これもまた勢子の技術なのです。
龍勢、新宅赤パンダの順に引き上げました。
↑龍勢の角に立ち向かう?赤パンダ。いい表情だ。
↑ギロリと睨みを利かす?龍勢。赤パンダも睨む。
↑頭を合わせて、角を絡めて。戦略を考えている?
↑あっ、龍勢の左角が。これはさすがに痛そうだ。
↑赤パンダの右角根本に、龍勢の左角が迫ってる。
↑赤パンダの目線。龍勢をしげしげと眺めてます。
↑龍勢の左角は怖い。またもや、赤パンダに迫る。
↑龍勢はどっしり低い体勢。赤パンダも対応する。
↑頭を合わせつつ、少し警戒モード?の赤パンダ。
↑両牛は同い年。お互いのことは知り尽くしてる?
↑龍勢、頭から目元までしっかり密着させてます。