7/14 山古志牛の角突き 第九回 新宅赤パンダ-龍勢 後編

後編です。

勢子さんの声が場内に響き渡っています。
龍勢、考えて考えて。距離を詰めて。
じわりじわりと前に出ます。
対して赤パンダ。
どこかに隙がないかと狙っています。

ジーーーーー 蝉の鳴き声も聞こえる闘牛場。
「はいっ!」
「がんばれほらっ!」

大きな動きはないけど、角の捌き合いに注目です。
自分の角をより有効に使うのはどちらなのでしょう。
龍勢は距離を開けず、短い角を振ります。
これで赤パンダが怯むと、一気に飛び込みます。
赤パンダはそれを十分に理解しています。
左から強引に仕掛ける赤パンダ。
今度は龍勢だ!

「はいはいはいはいはい!」
勢子さんの応援の仕方も様々で、特徴があります。
ガンッ
龍勢、角を振る!
新宅赤パンダは一瞬仕掛けようとする!
龍勢はまた頭を下げて、この仕掛けを阻止しました。

ざわめく場内。
両牛、鼻を取ろうとすると頭を振って抵抗します。
これもまた意地。
不用意に勢子が入ると、簡単に飛ばされてしまいます。
そこで、しっかりと頭に綱を掛け、振らせないようにする。
そして引き分ける。これもまた勢子の技術なのです。

龍勢、新宅赤パンダの順に引き上げました。

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↑龍勢の角に立ち向かう?赤パンダ。いい表情だ。
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↑ギロリと睨みを利かす?龍勢。赤パンダも睨む。
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↑頭を合わせて、角を絡めて。戦略を考えている?
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↑あっ、龍勢の左角が。これはさすがに痛そうだ。
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↑赤パンダの右角根本に、龍勢の左角が迫ってる。
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↑赤パンダの目線。龍勢をしげしげと眺めてます。
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↑龍勢の左角は怖い。またもや、赤パンダに迫る。
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↑龍勢はどっしり低い体勢。赤パンダも対応する。
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↑頭を合わせつつ、少し警戒モード?の赤パンダ。
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↑両牛は同い年。お互いのことは知り尽くしてる?
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↑龍勢、頭から目元までしっかり密着させてます。
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↑目を瞑ると、赤パンダは表情が少し幼く見える。
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↑一方の龍勢は、目を閉じても大人の雰囲気です。
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↑龍勢の右角が赤パンダを捉える。我慢のパンダ。
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↑次の対戦はいつでしょう。絵になる両牛でした。

(1D X MarkII /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

by keiji_takayama | 2025-09-12 21:43 | 山古志闘牛場 | Comments(0)

都内中古カメラ店スタッフ。動物園撮影は20年が経過しましたが、ここ数年は山古志の闘牛写真がメイン。全取組を写真で紹介しています。かつてはクラブツーリズムの撮影ツアー講師でした。


by keiji_takayama
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