後編です
鬼龍、上から押さえ込むようにして受け止めます!
そして客席がざわめく。
佐野さん「あ〜っと、あぶないあぶない!」
客席の喧噪はずっと続いています。
佐野さん「これはあぶない!」
女性の悲鳴が聞こえてきました。
黒ダイヤが一気に仕掛ける!
このシーン。
黒ダイヤが客席の柵際まで鬼龍を押しました。
しかも、速い。まさに一気でした。
興奮冷めやらぬ闘牛場。
しかし、これで終わったわけではありません。
鬼龍はまだ負けていません。
柵にぶつけられた鬼龍。でも声を出していない。
客席のざわめきとどよめきはまだ続きます。
黒ダイヤの攻撃は見事でした。
両牛が離れたタイミングで勢子の皆さんが押さえます。
これで終了、引き分けです。
佐野さんの実況もやや興奮気味です。
鬼龍はずっと吠えています。
とても悔しそう。面白くないようです。
松田さんが解説してくれました。
鬼龍は柵にぶつけられても声を出さなかった。
痛ければ、自然と声が出てしまうものです。
これはまだ諦める気がなかったからです。
しかし、もう一回突き放されてしまったので、
(後編最後のカット参照)
闘牛会として引き分ける判断をしました。
柿乃花黒ダイヤが先に引き上げました。
鬼龍はまだまだ吠えています。面白くありません。
しばらく闘牛場に佇み、落ち着くまで待ちます。
まだ開幕戦です。無理はさせません。
声を出しつつ、後から鬼龍が引き上げました。
斬鉄の頃からそうですが、ここまで感情を表に出し、
悔しさを見せる牛は他にいません。こんなこと書くと
鬼龍に怒られそうですが、これもまた魅力なのです。
総カット:147
実況:佐野さん(FMながおか)
解説:松田さん(山古志闘牛会)
↑黒ダイヤが右角を動かす!鬼龍の隙を突いたか。
↑さぁそのまま突っ走るぞ!なんとか耐える鬼龍!
↑黒ダイヤは土を蹴って進む。右角が鬼龍の体に。
↑前を向いた鬼龍。前足で踏ん張る黒ダイヤ。
↑この体勢、二頭の表情。まさに真剣勝負ですよ。
↑目が真っ赤な黒ダイヤ。目線の強さに驚きます。
↑上から押さえつけようとする鬼龍。怯みません。
↑低い体勢から攻撃する黒ダイヤ。狙いを定める。
↑ 黒ダイヤの右角、またも鬼龍の体を捉えたのか。
↑土が舞う。黒ダイヤの前足、スタンスが大きい。
↑黒ダイヤの右角、鬼龍を襲う!そのまま押した!