結び前の一番。
撮影したカットは147しかありませんでした。
しかしながら、前編後編の2本立てになります。
凝縮したドラマがありすぎて、ほぼ連続カットで
選んでいます。おそらく、動画だと速すぎて何が
起きているのか解らないかもしれません。
短い時間に、これだけ多くの動きがあったのです。
黒ダイヤは絶好調なのでしょうか。とにかく速い。
そして、手を付けられないほどの動きでした。
前編:14:42:26〜14:42:35
後編:14:42:35〜14:43:04
前編はなんと、僅か9秒の間にこれだけの展開が
起きたことになります。牛の速さ、おそるべし。
第十二回:柿乃花黒ダイヤ(十二歳/岩手)-鬼龍(十歳/長岡)
鬼龍(きりゅう)という名前は、今年初めて出てきました。
昨年は斬鉄(千秋楽は陽都大王)という名前でした。
この取組、場内を動き回る→動きのある取組になると
予想しています。ここで柿乃花黒ダイヤが登場です。
佐野さん「ひじょうに楽しみな対戦です!」
山古志闘牛場、残り二番。大関横綱クラスが出てきます。
先に入場は鬼龍です。
入ってきてすぐに土を掘り、跳ね上げてアピールです。
鬼龍はフットワークの良い牛です。
そして柿乃花黒ダイヤ。
こちらも足が速く、体の捌きが早い。
そして柿乃花黒ダイヤが入ってきました。拍手拍手。
角の形は全く異なります。
そして、独特のまま掘りを見せます。
パランスを崩さないのは、体幹の良さによります。
「動きの速い取組」結果から言うと、その通りでした。
角が広がる黒ダイヤ、前の方に向いている鬼龍。
いよいよ開始です!
考える、考える!
バチッ!
佐野さん「これは激しい!」
まずは柿乃花黒ダイヤが仕掛けます。
ドンッ 「おおぉぉぉ〜っ!」客席も盛り上がります。
左から、さらに入る!カンッ!
「黒ダイヤ、入る!!」
(後編に続く)
↑開始直後。まずは左、黒ダイヤが一発仕掛ける。 ↑鬼龍は堂々としてます。「まだまだこれから!」 ↑頭でぶつかる。強烈です。思わず目を瞑る両牛。 ↑パッと目を開ける。黒ダイヤの表情が変わった! ↑す、すごい表情だ黒ダイヤ!そして力を込める! ↑そのまま鬼龍を捻り潰すぞ、そんな気持ちかも。 ↑砂埃舞う。黒ダイヤの顔が鬼龍に嵌まり込んだ! ↑圧力を感じるのか、鬼龍も表情を変えて耐える。 ↑黒ダイヤの右角はがっしり。鬼龍の角を捉えた。 ↑黒ダイヤ、押す。鬼龍は前足を伸ばして受ける。 ↑両牛の目が赤い。牛というよりサイに見えます。