5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編

これを書いている今日は6月15日です。
明日は山古志牛の角突き6月場所が開催されます。
今回は長岡グランドホテル804号室に宿泊しています。

朝方長岡に着きましたが、とてつもなく暑かったですね。
試したいレンズがあり、アルパカ牧場2つに寄りました。
しかし暑すぎてクラクラしてしまい、夜に至るまで何となく
体調が思わしくありません。なんとか撮影はしてきましたが、
カメラのモニターがとても見づらく(もともと好みではない)
ちゃんと撮れているのか確認すらできていない状況です。

確認といえばもっと深刻な事態がありまして。
前回闘牛サミットの写真、まだ1コマも見ていないのです。
もともと写真は記事を作成するときに取組別の全カットを確認
するのですが、パソコンには取り込んでいる状況です。
それができていません。
メモリーカードは、たまたま昨年買い足していたのでなんとか
なりそうですが、かなりマズイことになっております。
一ヶ月くらい仕事休まないと、厳しいかもしれません(笑)

庵(七歳/釜ヶ島)-三五兵衛二号(七歳/中野)

この取組からいよいよ後半戦に入っていきます。
庵応援団の2024シーズンがスタートです。
今年も応援団長は元気いっぱいのよう。
先に入場は三五兵衛二号です。
一号は今場所お休み。二号が面綱を掛けての登場です。
後から庵が入ってきました。
団長にマイクが向けられ「いおりがんばれぇっ!」
さぁ取組開始です。

庵のタオルも掲げられています。
Tシャツはデザインと色合いがよく、愛用しております。
まずは両牛探り合い。同い年です。
これまで一生懸命頑張って、成長してきました。
「いおりがんばれ!」
今年あたりはその真価を発揮してくれるのではないか、
そんな期待をしています。
早くも「よしたー」が飛び交っています。
落ち着いて堂々としている、そんな両牛。
経験を積んでいます、最初からガンガン行きません。
相手の出方を見ています。
どうやって攻めるか、相手はどんな牛なのか。
そんなことを見ながら頭を合わせています。
余裕も感じられます。

三五兵衛二号、仕掛けようとします。
「いおりがんばれ〜」
庵がうまく動き、この角を掛けさせません。
「いおりがんばれぇぇ〜」
角を下から入れたい、横に回る。
庵が攻めるか。
三五兵衛二号、少し出る。庵、受ける。
「いおりがんばれ〜」
双方だんだんエンジンがかかってきたようです。
足の踏ん張りから、力が入っているのがわかります。
「がんばれ〜」
これは大きな声を飛ばしている女の子です。
こちらも見事な声援ですね。よく聞こえます。

庵、仕掛ける!
三五兵衛二号、うまく首を使って出る!
角が外れたところ、今度は庵だ!
「おぉぉぉぉぉぉぉ」客席がざわめきます。
「よした〜い」
三五兵衛二号の踏ん張りがすごい!
庵がまた出る!次は三五兵衛二号が攻める!
うまく受け切らないと決め手を与えてしまう攻め。
これを庵が素晴らしい体で受け止めました。
かなり激しい一番になりました。

「がんばれっ!」
庵が出る!三五兵衛二号、首をうまく回す!
「いおりがんばれぇ!」
「いおりがんばって!」
「いおりがんばれっ!」
「がんばれ〜」
おや ? 例の女の子も庵の応援をしてる ?
「がんばれがんばれがんばれ〜」
女性陣の声援がすごい。客席も盛り上がります。
庵が出る!
両牛ともまだ激しい。しかし勢子が捕まえた。
見事な引き分け!
佐野さんの声も大きくなりました。

頑張った両牛には、大きな拍手が。
団長、見事に庵を引き回します。
この二頭、今年の期待も大きいです。
庵の体には、雪の結晶のような模様があります。
これは、調子が良くないと出ないそうです。
体の張りもいい。これからも期待です。
三五兵衛二号もいい角突きを見せてくれました。
庵、三五兵衛二号の順に引き上げました。

(後編に続く)

5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23544353.jpg
↑凄い睨みの左が三五兵衛二号。庵はまだ様子見?
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23554751.jpeg
↑三五兵衛の左角に庵の顔が。思わず目を瞑った?
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23561435.jpg
↑そのまま体勢を低くする。首が柔らかいですね。
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23563888.jpeg
↑庵がパチッと目を開く。おお、いい目線ですよ。
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23565824.jpeg
↑それぞれの体勢から相手を見る。気合入ります。
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23572391.jpg
↑今年期待の若牛同士。いいところを見せたいぞ。
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23574203.jpeg
↑今度は三五兵衛。庵に当たって目を瞑りました。
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23580160.jpeg
↑「なにくそっ!」力が入っている庵の表情です。
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23582571.jpeg
↑位置が変わって左が庵。大魔神のような睨みだ!
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23584658.jpeg
↑顔の横から庵。三五兵衛「うわっ!」みたいな。
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23590757.jpg
↑自分の角を、相手の角の下にガッチリ掛けます。
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23592620.jpg
↑三五兵衛の角が少し上がった。さぁてどうする?
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_23594862.jpeg
↑低い庵。その上から三五兵衛が頭を付けて睨む。
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_00000650.jpg
↑三五兵衛、庵の角の下に自分の角を入れて組む。
5/4 山古志牛の角突き 第七回 庵-三五兵衛二号 前編_b0016600_00003043.jpeg
↑これは怖い!三五兵衛の左角が庵の目元を襲う。

(1D X MarkII /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

by keiji_takayama | 2024-09-23 00:01 | 山古志闘牛場 | Comments(0)

都内中古カメラ店スタッフ。動物園撮影は20年が経過しましたが、ここ数年は山古志の闘牛写真がメイン。全取組を写真で紹介しています。かつてはクラブツーリズムの撮影ツアー講師でした。


by keiji_takayama
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30