いよいよ、結び前の大一番です。
ここで「やんちゃ横綱」の登場です。
この後にもう一番控えているのですが、おそらくは
それを知らず、これが結びだと思っていそうです。
2022年はこの闘牛用に購入したレンズ1本のみが、
増えた機材でした。しかし、2023年はすでに3本も
レンズを購入しています。ちなみにすべて動物園用。
あと2本、実は欲しいのがすぐ目の前にあります。
カメラも1台。今年の闘牛撮影をどうするか、既に
悩み深いところです。宿泊予約は順調に進んでます。
第十二回:柿乃花黒ダイヤ(十歳/岩手)-かなさん(十四歳/山古志)
「かなさん」は沖縄の方言。
「かわいい」「愛おしい」という意味を持っています。
牛持ちはなんと、中学生の女の子。
そしてこの取組、スピードのある牛同士の対戦。
おそらく、目まぐるしく場内を動くと思われます。
黒ダイヤはとても体幹のいい牛です。
まずはかなさんが入りました。
「すごい角!」客席からも声が飛びます。
佐野さん「角を見ると決してかなさんではないけどかなさん」
後から柿乃花黒ダイヤ。見るからに凄そうです。
さぁ始まりました!
早くも角のぶつかる音が聞こえてきます。
かなさんに付いている勢子、こちらも沖縄式。
開始直後から大きな声で、勢を掛けています。
松田さん「さぁ柿乃花黒ダイヤが入った!」
佐野さん「うわぁっ!」
黒ダイヤ、早い!かなさんが浮いた!
場内も騒然としています。
しかし、かなさんが向き直る!
バシッ!今度はかなさんだ!
「おおっ!すげぇ!」撮りながら呟いたようです。
かなさん、怒ったか。
「ワタシを舐めるなよbyかなさん ですよこれ!」
黒ダイヤはかなさんを上に上げたいところ。
双方の、角だけでなく体の捌きにも注目です。
どんな苦しい体勢からでも、相手に向き直ろうとします。
黒ダイヤ、一発!
かなさんの額の毛がパアッと宙に上がりました。
黒ダイヤ、角を使って前に出る!
両牛が動き回る、激しい一番になっています。
下から跳ね上げようとする柿乃花黒ダイヤ。
その角が外れたところを狙うか、かなさん。
お互いの駆け引きがすごい。
バシィッ。
「うわぁぁ〜」と客席。
柿乃花黒ダイヤのすごい一撃が入った!
そして勢子がなだれ込む。場内にも緊張が。
見事なタイミングで飛び込んだ勢子。
両牛引き分けとなりました。大きな拍手。
まだまだできる、そんな様子の黒ダイヤ。
両牛がそれぞれの持ち味を見せてくれました。
素晴らしい一番。
鳴り止まない拍手。
牛同士はまだ、相手を意識しています。
かなさんは角にタオルが掛けられました。
沖縄では闘いの後、タオルをかけて労うそうです。
柿乃花黒ダイヤ、かなさんの順に引き上げました。
総カット:227
実況:佐野さん(FMながおか)
解説:松田さん(山古志闘牛会)
↑左がかなさん。凄い角!面白い形になってます。
↑黒ダイヤ、猛然と突っ込んで行く!角で押すぞ。 ↑黒ダイヤが入った!早くてなかなか追えません。 ↑体勢変わり、右がかなさん。角が真っ直ぐです。 ↑黒ダイヤの睨みが凄い。かなさん、下から見る。 ↑体勢を低くして睨み合い。かなさんの角、届く。 ↑睨みとプレッシャーを掛ける黒ダイヤ。安定感。 ↑あ、かなさんの右角が黒ダイヤの額を捉えたぞ! ↑そのまま出る、かなさん。黒ダイヤの足が浮く。 ↑ガッチリと組み合う両牛。戦略を練っているか。 ↑黒ダイヤの眉間に当たるかなさんの角。痛そう。