次の取組に登場する雄山。
2022年、注目していた牛の一頭です。
期待通りの活躍を見せてくれ、写真を撮りつつ、
大いに興奮したことが記憶に新しいところです。
夏以降はやや出番が減った印象もありましたが、
先場所では嬴政と闘いました。立派なものです。
後ろ足に綱を掛けられるのを嫌うので、誤解を
受けるところもありますが、千秋楽も堂々出場。
相手は上昇株の伊之助です。どうなりますか。
第八回:伊之助(七歳/山中)-雄山(九歳/山古志)
「伊之助」というのは屋号です。
「牛はその家を代表して出てくる」これが習俗。
そこで、屋号を名乗る牛がいくつか存在します。
「繁蔵」「三五兵エ」「文平」などがこの一例です。
先に伊之助が堂々と入ってきました。
顔に面綱を付けています。相撲で言う化粧まわし。
そして後から、雄山の入場です。
さぁ取組開始!
伊之助は七歳。九歳の雄山の胸を借りる一番です。
それぞれ、角は長くありません。
どちらかといえば太いです。これをどう使うのか。
これを鉈のように振る、雄山は馬力で出たい。
伊之助は下がりながら、雄山の隙を狙っています。
まだまだ余裕があります。
体の柔らかさ、足の運びなどからそれを感じます。
雄山、押しているけれども慌てない伊之助。
両牛の位置は殆ど変わっていません。
このあたりも、伊之助の足の運びの上手いところ。
雄山、頭を離しました。
伊之助に横から入られる、そう判断したようです。
勢子が両牛を近付けて、再び頭を合わせます。
じゃれ合うのかと思いきや、頭が合うとしっかり、
また闘いを開始した両牛。二部構成になりました。
(後編に続く)















(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

