え〜、これを書いている本日は2023年元旦です。
結局千秋楽の取組は年を越すことになりました。
一昨年から「1月〜4月までは更新が全くない」という
状況を2年連続で作り出しましたが、今年はひとまず。
1月は何度か更新できそうです。現在はホテルに滞在中。
ここ数年、年末年始は遠くで迎えるというのがすっかり
定着しておりまして、ぐうたらをやめて急遽出かけました。
これからどうするかは不明ですが、茨城県日立市にある
「ツーリストホテル日立」からこれを書いています。
さて、今年の年始はどうなりますか。2日に帰りますが、
その翌日、3日はもう初売りです。正月気分はありません。
第三回:繁蔵(五歳/木篭)-ふぶき(五歳/和泉)
まずは繁蔵の入場です。五歳。
大きな声を出し、場内からも拍手が聞こえてきました。
この一番までは、綱を付けたままの対戦になります。
あとからやってきたふぶき。
こちらも負けじと声を出します。同じく五歳。
まま掘りをしたかったふぶきですが、繁蔵は早く始めたい。
「オレは少しでも早く、ぶつかるんだ!」
赤牛が繁蔵、黒牛はふぶきです。
開始早々、場内から「おお〜っ」という声が上がりました。
先に仕掛けたのはふぶき!
角を下から跳ねて、繁蔵の顔を上げました。
跳ね上げられた繁蔵、ちょっとビックリしました。
でも体を上手く回り込んで、正面から受け止めます。
ふぶき、積極的に仕掛けようとしています。
一方の繁蔵は、相手の攻めを見ているようにも。
この一戦、両牛とも角をよく使う展開です。
頭がぶつかる「ゴンッ」という鈍い音。
続いて客席から「おお〜っ」と女性が声を出しました。
ふぶき、積極的です。
繁蔵、前足を折り曲げ、頭を低くして受け止めました。
仕掛ける繁蔵、しかしふぶき、上手く首を使います。
回り込む繁蔵。どちらも横に入りたい。
牛が風車のように、くるくる回って(まくりあい)います。
捲り切った方が攻め込むのですが、双方許さず。
繁蔵、飛び込む。客席から声が飛ぶ。
ふぶき、回り込みます。
相当に突き合っている両牛。
ここで勢子が両牛を引き分けにしました。
来年は綱を取った闘いに期待、という内容でした。
いい駆け引きがあり、角突きが上手な両牛。
おっと!ここで場内が一気に盛り上がりました。
歓声が飛びます。
繁蔵の引き回しは親子で行います。
綱の元はお父さん、先端をお子さんが持っています。
お子さんはなんと、まだ四歳。
愛嬌のある姿に、場内も和んでいます。
堂々と、立派に綱を持って牛を引きました。
一方のふぶき、こちらも牛持ちさんによる引き回しです。
元気に闘牛場を歩いています。
繁蔵、ふぶきの順に引き上げました。
総カット:169
実況:佐野さん(FMながおか)
解説:松田さん(山古志闘牛会)
↑開始早々、気合入ってます。闘志漲る印象です。
↑さぁまずは力比べ。ふぶきの方が少し優勢かも。
↑横から狙うふぶき。繁蔵、なんとか受け止める。
↑今度は繁蔵の番。前足を踏ん張っているふぶき。
↑いい表情だねぇ、ふぶき。見据えて狙い打ちだ!
↑さらに押し込む、ふぶき。ここは耐えたい繁蔵。