10/23 山古志牛の角突き 充号-黒蜂 前編

いよいよ残り3番になりました。
「ようやく」と言った方が適当かもしれません。
とにかく撮りすぎました。
取組が通常の本場所より少ない11番でしたので、
単純計算で11日+少しかなと考えていました。
これが完全に甘かったわけで、結果は倍以上です。
千秋楽は逆に少なめなのですが、どうなることやら。
そして最大の難関は、たぶんこの場所の結びです。

第九回:充号(七歳/池谷)-黒蜂(七歳/山古志)

この一番、激しい闘い注意報が発令されました。
柵に牛がぶつかることが予想されます。
まずは七歳の充号。とても大きい牛です。
今場所出場の中では、最も骨格が大きいです。
ゴウゴウと胴声を出しています。
対する黒蜂も七歳。
同級生として切磋琢磨してきた相手です。
充号、ずっと声を出しています。
最前列には泥跳ね注意報も発令です。
そして黒蜂が入場。いよいよ始まります。
赤牛が充号、黒牛が黒蜂。

まずは双方、相手の出方を見ています。
黒蜂がまず入った!
最初は静かでしたが、一気に場内が盛り上がる!
「おおっ」という客席の声も聞こえます。
一瞬の隙を見つけて、黒蜂が飛び込みました。
さらに前に出る黒蜂。
今度は充号、まるで上から押さえつけるかの如く、
馬力で前に出ようとします。足音が大きくなる。
勢子の皆さんが大きく声を出します。
充号、下からの攻め。
黒蜂はこれを、首で受け止めて切り返したい。

(後編に続く)
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↑開始直後。充号「よしいくぞ!」黒蜂は様子見。
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↑まずは力比べ?顔を合わせる。目が近いですね。
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↑頭を低く構える充号。黒蜂は隙を伺っているか。
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↑横から入ろうとする充号。黒蜂は何か考えてる?
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↑一瞬の隙を突いて、黒蜂が横から。泥が跳ねる。
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↑そのまま突進だ!充号の大きさがわかりますね。
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↑充号、首が柔らかい!この体勢、角度から左角!
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↑ここは黒蜂、頭から押す!充号の鼻が泥の中に。
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↑上から充号。この大きさに黒蜂もやや狼狽えた?
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↑頭からぶつかる。どちらもいい表情を浮かべて。
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↑充号、少し上から。馬力を使って圧力をかける。
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↑充号はやる気十分。黒蜂は少し冷静な雰囲気に。
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↑ドン!と音が聞こえてきそう。充号、目が赤い。
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↑充号の一発。手応えありか、自信ありげな表情。
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↑黒蜂は角を使って防御する。充号は顔が泥んこ。

(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

by keiji_takayama | 2022-12-15 23:15 | 山古志闘牛場 | Comments(0)

都内中古カメラ店スタッフ。動物園撮影は20年が経過しましたが、ここ数年は山古志の闘牛写真がメイン。全取組を写真で紹介しています。かつてはクラブツーリズムの撮影ツアー講師でした。


by keiji_takayama
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