10月場所もいよいよ結びの一番になりました。
ここに登場する三五兵エは十五歳です。
柿乃花ゴールドは十七歳なので二つ年下なのですが、
それでも人間に例えると75歳ということになります。
これもすごい。さらに結びの一番を務めるのです。
そして、対戦相手のかなさん。
こちらは十四歳。人間で言えば70歳になります。
今場所の結びは、このベテラン同士の一戦になりました。
第十二回:三五兵エ(十五歳/中野)-かなさん(十四歳/山古志)
雨が降りそうで、結局雨は降らずに結びの一番を迎えました。
雨男がいるので雨を感じる天気になりますが、結局はお客さんの
日頃の行いが勝るようです。なんともありがたい話です。
先にかなさんが入りました。低い声で唸っています。
後から三五兵エ。こちらもやる気満々のようです。
ゲートが閉まり、取り組み開始です。
まずはかなさんが左角で一発仕掛ける!
三五兵エ、落ち着いてこれを受け止めます。
かなさんは沖縄から導入した牛。
その際に飼育をしていた方が、勢子として付いています。
沖縄式の勢子、牛の近くで勢を掛けます。
声が大きく、山古志とは違った勢子のやり方です。
かなさんという牛は決して大きな牛でありません。
しかし。動きが速い!
三五兵エの仕掛けた瞬間を切り返し、飛び込んでいきます。
結びの一番、勢子の皆さんも大きな声で牛の応援をします。
かなさんはなんとか、自分の角を下から上に使いたい。
しかし三五兵エ、ガッチリと構えます。
かなさんが掛けてきた時に、切り返しを狙っています。
三五兵エは、かなさんが仕掛けた角が外れた瞬間に仕掛ける。
なんとか仕掛けたいかなさん。
しかし、三五兵エには全くその隙がありません。
無理矢理仕掛けると、切り返される。
牛は相手の力をよく理解しています。
三五兵エが仕掛けるも、かなさんが切り返す!
さあそして勢子が動いた!見事に両牛の鼻を取りました。
これで引き分けです。
結びの牛は、それぞれがファンサービスをしてくれます。
早くもお客さんが集まり、触れたり写真を撮っていました。
白熱した取組が続いた10月場所は、これで終了です。
そして次は、山古志にとって重要な祈念場所。
総カット:237
実況&解説:松田さん(山古志闘牛会)















(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

