続いては、結び前にこれまた凄い取組が組まれました。
やんちゃ横綱と、名勝負請負牛の対戦になります。
名前を並べて見るだけでも、激しい闘いになりそうな予感。
動き回る展開になるでしょうか。
第十一回:柿乃花黒ダイヤ(十歳/岩手)-斬鉄(八歳/山古志)
どちらの牛も、フットワークが良いです。
動きながら、相手の隙を探していく、そういうタイプです。
柿乃花黒ダイヤはそれほど大きな牛ではありません。
アスリート体型といえる、筋肉質の牛です。
動きの中、体の柔らかさを保ちながら攻めて、受ける。
闘いの中で、体の柔らかさを保つのはとても難しい。
まさに体幹の素晴らしい牛だと言えるでしょう。
対する斬鉄。こちらは上手い、巧みとも言えます。
「相手の隙を探したら、一撃でやっつけよう。」
そんな攻めを常に頭に描いている印象があります。
先に斬鉄、後から柿乃花黒ダイヤが入りました。
ゴールドは岩手、斬鉄は徳之島からやってきました。
鼻息が聞こえます。頭を合わせて、取り組み開始!
いきなり「お〜っ!」という声が。そして角のぶつかる音。
綱を抜く瞬間、斬鉄は横に回り込もうとしました。
それに柿乃花黒ダイヤが付いていきました。
柿乃花黒ダイヤ、上手く速い!
客席も一気に盛り上がりました。
しかし斬鉄、突き放されても再び向かっていく!
柿乃花黒ダイヤ、斬鉄の角の下を巧みに取っていきます。
黒ダイヤの角が外れた瞬間に、飛び込みたい斬鉄。
さぁ再び柿乃花黒ダイヤが前に出る!
勢子が両牛に声を掛けています。
斬鉄はなんとか、柿乃花黒ダイヤの下に入りたい。
籠んだ角で、黒ダイヤの目の付近を狙いたいところ。
しかし黒ダイヤ、それをさせません。
ガツン、音がします。
反応する客席からは「うわぁ」の声、ざわめきが。
勢子の声、シャッター音。
客席は比較的静かに両牛を見ています。
「おおーっ」そして拍手。勢子が引き分けにしました。
斬鉄は力を発揮できず、どうやら面白くない様子。
先に柿乃花黒ダイヤ、後から斬鉄の順に引き上げました。
(中編に続く)















(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

