さあ次は、ゴールドという名のレジェンド牛の登場です。
柿乃花ゴールド。年齢は十七歳。
牛の年を人に例える場合、5を掛けるといいます。
ということは、85歳。
その牛がまだまだ、体の衰えがそんなに出ていません。
十七歳という年齢になっても、結び近くの位置で闘います。
素晴らしい牛が、まだこうして頑張ってくれています。
牛舎でも闘牛場でも、もう無駄なことはしません。
牛が悟っている感じもします。
そしてPHOENIX。
長岡花火のメインを飾る花火が名前の由来です。
この両牛による一番、さあ、どうなりますか。
第九回:柿乃花ゴールド(十七歳/岩手)-PHOENIX(八歳/長岡)
柿乃花ゴールドが先に入りました。大きな胴声を出しています。
後からPHOENIX。黒牛が柿乃花ゴールド、赤牛がPHOENIXです。
さぁ始まりました。この取組は最初から勢子が声を出しています。
年の差はなんと九歳。
若いPHOENIXが、年上の柿乃花ゴールドに向かっていきます。
ゴールドはおそらく、開いた角を使って右から左から掛けてきます。
この牛の掛け技は、この年齢でも右に出る牛はいないと言われます。
素晴らしく、パッパッと速い、そしてどちらの角でも掛けられます。
ゴールド、まずは右角を使いました。PHOENIXの左角を掛けます。
PHOENIXは頭を下げて、ゴールドの掛け技を食らわないようにしたい。
勢子の様々な「よしたー」が闘牛場に響きます。
PHOENIX、うまく闘っているなぁという印象です。
柿乃花ゴールドは角を使って下から掛けようとします。
しかしPHOENIX、掛けられてもすぐに外します。
ゴールドに掛け技を出させないようにしている、そんな様子です。
柿乃花ゴールド、左角で掛けて出ようとする。
これを外してPHOENIXが飛び込む!
柿乃花ゴールド、左角!PHOENIX、これをうまく外す!
勢子が声を出す、客席からもざわめきが。
そして大きな声が、走る音に変わりました。続いて拍手。
柿乃花ゴールド、若いPHOENIXに角突きを教えているよう。
PHOENIXは掛けられた角を外して飛び込むという、新しい一面を
見せてくれました。両牛には大きな拍手が送られました。
そしてPHOENIXが最後に一発、大きな声を出しました。
先に引き上げはPHOENIX。
この年になっても素晴らしい角突きを見せてくれるゴールド。
後から堂々の引き上げ。客席からの拍手に包まれました。
総カット:262
実況&解説:松田さん(山古志闘牛会)















(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

