続いての一番は、今年試煉の闘いが多い龍勢と、黒蜂の一番。
黒蜂がもし人間の言葉を話せたら、いろいろ聞いてみたいです。
つい先日までは柿乃花軍団の一員でした。その看板がなくなり、
これからの意気込み、心境などを話したいのではないかなぁと。
龍勢は、埼玉県秩父市の花火が名前の由来です。
今年3年ぶりに打ち上げられましたが、それが10月9日。
闘牛開催日と重なりました。
龍勢の牛持ちさん、花火を打ち上げてからの山古志入りです。
龍勢と、次の取組に出てくるPHOENIXは北海道から導入の牛。
同じトラックでやってきました。
山古志に来た頃は2歳。小さな牛でしたが、大きくなりました。
素晴らしい牛に成長しています。
一方の黒蜂は、相手をどこまでも追っかけてしまいそうな、
とても気性の荒い牛です。元の名は柿乃花怒濤でした。
第八回:龍勢(八歳/秩父)-黒蜂(七歳/山古志)
入場は先に龍勢、後から黒蜂。場内からは拍手が。
龍勢は面綱をかけています。牛の正装とも言われています。
黒蜂、蜂のように刺す闘いを見せるでしょうか。
この牛も、いろんな意味で気になっています。
「はいっ」の声で取り組み開始。
隣の女性「しかしカメラマンが多いですねぇ。」
実際はおそらく、小千谷のほうが多いのではないかなぁ。
シャッター音がうるさい、ではなくて良かった。。。
両牛、静かに頭を合わせました。
龍勢、まずは左角を使い、掛けて出ようとします。
今度は右角。龍勢が黒鉢の角を掛けて出ようとする!
一方の黒蜂。
掛けられた時に、龍勢の角を上から押さえつけるような動き。
大相撲の小手投げのような、角の使い方を見せます。
しかも、押さえつけようとした時に、角の根元や相手の耳、
そして目の付近を外側から狙うようなところもあります。
さぁ龍勢が入った!
黒蜂は首を預けて、なんとか抑え込もうとしています。
それに対して龍勢、首を取ってじわりじわりと前に出ます。
黒蜂はなんとかこの首を下げて受け止めたい。
しかし龍勢、低く低く下から跳ね上げます。
なので、なかなか首を使って返す余裕がありません。
ガンッ。また鈍い音が。
さらに龍勢、入ろうとする。黒蜂、受け止める。
勢子が声を出します。
龍勢、厳しい攻めを見せます。
黒蜂、首を預けてなんとか龍勢の攻めを返したい。
そして、どこかで隙を見つけて飛び込みたい。
龍勢は下からさらに跳ね上げ、一気に押し込みたい。
黒蜂、それをさせまいと正面から受け止めます。
また龍勢が出る!
「カンッ!」の音、「おおっ」の声。
角のぶつかる音が響きます。
さぁそして、勢子の出番です。
走る音が聞こえた後、両牛を止めて分けました。
場内からは大きな拍手。
龍勢の厳しい攻めを、黒蜂は最後までよく踏ん張りました。
一方の龍勢、黒蜂からまだ目を離していません。
お互いが目線で何かを語っているようでもあります。
先に黒蜂、後から龍勢の順に引き上げました。
1D Xの大きいシャッター音以外にも、客席からは5D MarkIIの
動作音が頻繁に聞こえてきました。カメラの音を聞くだけで
その機種が解ってしまうのは、完全な職業病かもしれません。
総カット:187
実況&解説:松田さん(山古志闘牛会)















(1D X /EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM)

