さて、後編です。
前半は40秒の攻防でしたが、こちらは1分36秒。
全体の取組時間も、やや短めだったようです。
暑さと、よく動いていたことも理由でしょうか。
今場所は好取組が続出、暑さに負けませんでした。
勢子が声を出します。あちこちから聞こえてきます。
新宅赤パンダも少し考えました。
相手が若い牛だということを理解したようです。
どこまで仕掛けていくか、そんなことを思っています。
響もやや慎重になっています。
さあ新宅赤パンダが入った!
今度はこれを、響が前足を折り曲げて受け止める。
響は何とか自分の角を使いたいところ。
しかし、新宅赤パンダが先輩の貫禄を見せています。
思うようには使えません。
それでも、根性で受け止めます。
響、右角を掛けて前に出ようとする!
対してこれが外れたところで新宅赤パンダ。
「お〜おっおっおっ」
客席から声が出ます。「とったか!」の声。
そして大きな拍手。
勢子が見事に両牛を分けました。引き分けです。
綱を掛けられても、牛は闘いをまだやめません。
これが牛の意地。
これに対して、勢子も意地で立ち向かうのです。
引き回しも拍手が続き、盛り上がっていました。
響、新宅赤パンダの順に引き上げました。
総カット:254
実況&解説:松田さん(山古志闘牛会)
↑気にして見ると、意外と目を瞑ってた赤パンダ。 ↑赤パンダの左角が、響の耳元にヒット。痛そう。 ↑体勢を低くした響。足の踏ん張りがわかります。 ↑これみた第一印象「ダンスしてる」わけないか。 ↑響も気合が入ってる。赤パンダはけっこう冷静。 ↑足を広げて受ける。「押されないぞ!」の決意。 ↑そこから体勢を直して立ち上がった響。さすが。 ↑頭からぶつかります。赤パンダの顔が押される。 ↑さらに押し込む響。顔が変形した赤パンダです。 ↑今度は赤パンダが一発。耐える響の表情も強い。 ↑目の下付近に赤パンダの角が。目を瞑らない響。