山古志闘牛最大勢力、柿乃花軍団。
レジェンドのゴールド、横綱黒ダイヤ、怒濤、威風堂々。
今場所から、これに新たなメンバーが加わりました。
なんとその名は「無敵」です。柿乃花無敵。
名前を聞いただけでビビる相手もいたりして。
因みに、先場所までは「長介」という名前でした。
対するはふぶき。
今場所は、牛持ちの和泉志牛会も応援にやってきました。
いいところを見せたいのは、どちらも同じでしょう。
第二回:ふぶき(五歳/和泉)-柿乃花無敵(五歳/岩手)
五歳同士の対戦です。
まずは柿乃花無敵が入ります。一発声を出しました。
あとからふぶき。こちらも鼻息が聞こえます。
どちらも大きくなりました。
柿乃花無敵は1トン近くありそうです。
若い牛ですが、一発一発の威力はかなり重そうです。
ふぶき、何度か角を振りながら前に出ようとします。
赤牛の無敵は頭を下げて、ふぶきの力を使わせない。
そして切り返します。
それぞれが角を使い、下手で攻めようという展開。
相手の角の下に、自分の角を入れようとします。
双方、角を捌きたい様子。
掛けられたほうは、それをできるだけ早く外して、
自分の角を相手の下に入れて掛け直したい。
それを防ぐために、頭を低く下げているわけです。
地面に鼻が着きそうなくらい、下げて突いています。
ふぶき、馬力で出ようとしました。
無敵は前足を踏ん張って、出る力を受け止めます。
勢子が声を掛けます。
綱を持って動いている勢子は経験豊富です。
牛の動きを予測して、邪魔にならないように綱を持つ。
これはなかなかできるものではありません。
柿乃花無敵、左角で掛けて出ようとします。
ふぶき、掛けられた角を外して上から押さえ、前に出る。
これから経験を積むと、牛にもっと意地が出てきます。
タイミングを見計らい、勢子の判断で引き分けました。
引き回し。
牛同士は相手をずっと見ています。
先に柿乃花無敵が引き上げ。
大阪から応援にやってきた和泉志牛会の女性2人が、
ふぶきの引き回しを行いました。たくさんの拍手。
後からふぶきも引き上げていきました。
総カット:135
実況&解説:松田さん(山古志闘牛会)
↑右が柿乃花無敵。気合漲る表情を見せています。
↑始まった直後。お互いまずは様子見の感じかな。 ↑おお、いい顔してる無敵。早くも軍団の自覚か? ↑ふぶきの一発。これはさすがに痛そうだけど。。 ↑足を踏ん張り、気合の表情で受け止めるふぶき。 ↑頭からぶつかっていきます。無敵は凜々しいぞ。 ↑先輩から「柿乃花の心得」を確り教わった感が。 ↑堂々としたものです。体もつやつやしてますね。 ↑それに呼応して、ふぶきも鋭い目線。いい感じ。 ↑無敵、お返しとばかりの一発。ふぶき、耐える。 ↑「負けるか!」気合の入った表情を見せました。