後編です。
こちらは勢子が入る前までの、1分33秒間の展開です。
最後のカットから勢子が分けに入るまで、26秒です。
うーん、この間がけっこう長いんですね。
写真は撮っているのですが、選外にしています。
かなさんの角が外れた瞬間、斬鉄が切り返しを試みる。
しかし、かなさんがそれを再び押さえつけました。
かなさんの角は上に向かって真っ直ぐ伸びています。
これを下から掛けて使いたい。
斬鉄はかなさんの角の長さを利用して、入り込みたい。
かなさん、左右から斬鉄の角を掛けて出ます。
斬鉄は外して切り返ようとする。
しかし、外れると反対の角でかなさんが掛ける。
かなさんは沖縄から導入した牛。
当時飼育をしていた方が、勢子として声を掛けます。
これがとても大きな声。場内にハッキリ響きます。
勢子の方法も沖縄流。
山古志流とは異なるので、こちらも楽しめます。
かなさん、左角を掛けて前に出ようとする。
斬鉄はこれを首で押さえています。
かなさん、左右どちらの角も使います。
斬鉄はこれを外したいところ。
かなさん、左角を掛けて前に出る!
斬鉄、これを切り返す!
勢子が飛び込みました。
「足だ足だ!」というリアルな声が届きます。
客席からは女性の「うわーっ」という声も。
やがて大きな拍手。引き分けです。
ここで中越高校放送部が質問!
「闘牛場って全国で何カ所くらいあるのですか?」
「地域は6箇所です。だいたいどこもメイン会場があって、
その周囲にいくつか存在することが多いですね。」なるほど。
「闘牛場の形って、四角とか三角はあるんですか?」
「カドがあると、牛が追い込まれたときに体を回す場所が
なくなってしまいます。大相撲の土俵と一緒なんですね。」
いやぁありがたい。
こういう何気ない質問ってなかなか聞けないんですよね(笑)
とても助かります。
かなさん、斬鉄の順に引き上げました。
総カット:244
司会:中越高校 放送部
実況&解説:松田さん(山古志闘牛会)
↑受ける斬鉄。かなさんの角で押されると痛そう。 ↑何か考えつつ動いているような斬鉄。冷静です。 ↑横から入る斬鉄。かなさんの頭が横を向きます。 ↑そのまま回り込み、顔はそのまま体勢を整える。 ↑かなさんのクワガタ角、斬鉄を挟む!ピッタリ。 ↑掛け技の応酬。それぞれの角、相手に届いてる?