毎回、実況&解説を解りやすく語ってくださる松田さん。
なんと、MCを担当するようになって25年だそうです。
初期の頃はどんな話をされていたのか、気になります。
もっと早くから、闘牛を知っていれば良かったなぁ。。。
第十回:一颯(十二歳/八王子)-六蔵(九歳/池谷)
牛の年齢と牛持ちの紹介は、中越高校放送部の担当。
回を重ねるごとに、こちらも上手になっているようです。
さぁ、いよいよ後半戦。
先に一颯が入ります。下がった角が特徴的です。
相手の角を上から閂に決めるように抑え、外側から目の
周囲や角の根元、耳といった柔らかい場所を狙います。
推し牛の新宅赤パンダも、去年悔しい思いをしました。
ゴォーゴォーッと低い声を出す一颯。相手を待ちます。
ここで、角の形について放送部から質問が出ました。
「その牛の個性だと思ってください」松田さんが答えます。
沖縄など南の地域では、牛が幼い頃に角を矯正することが
あるそうです。しかし山古志では行っていません。
おお、そんなことがあったのか。また勉強になりました。
さぁそして、六蔵もやってきました。
開始早々、角のぶつかる音が客席にも届きます。
六蔵は一颯の角を見て、ちょっと考えました。
正面突破は難しいだろうと、横に回る展開。
しかし一颯は慌てず、六蔵の回りに付いていきます。
六蔵が下から、一颯は上から角を使おうとします。
一颯、下がった角の外側を使って、六蔵の角を跳ね上
げようとしているようにも見えます。
対して六蔵、どうやって仕掛けようかと考えます。
頭を合わせながらも、一生懸命に。
一颯、上から角を使おうとしますが、六蔵は下から。
これを跳ね返そうとしました。
これで一颯の顔が上がると六蔵は走るのですが、
さすがに年上の一颯、そうはさせませんでした。
六蔵はチャンスを伺い、一颯は上から圧力をかける。
角のぶつかる音。勢子の足音。
これで引き分けと思いきや、鼻をいじられるのを嫌った
六蔵が頭を離して、しばし追いかけっこになりました。
しかし最終的には、勢子がきっちりと決めます。
六蔵、一颯の順に引き上げました。
総カット:176
司会:中越高校 放送部
実況&解説:松田さん(山古志闘牛会)
↑右が一颯。角は下向きですが、視線は真正面。 ↑開始早々からぶつかる。角の音が響きました。 ↑角が交錯します。この写真では左が一颯です。 ↑下がった一颯の角は、顔の近くに到達します。 ↑六蔵も角で応戦。一颯の角も間近に迫ります。 ↑この一番、目をギリギリまで寄せるのも注目。 ↑足を踏ん張り、目はしっかりと六蔵を捉える。 ↑ち、近い。一颯の頭の合わせ方、気合が凄い。
↑六蔵のほうがやや落ち着いている印象も。。。