ニホンツキノワグマの運動場に来てみました。
案内ボードにはこう書かれています。
なまえはマー(オス)
2005年7月15日生まれ
上野動物園から2006年7月10日にやって来ました。
ゆらゆら動いています。
カメラをセットして覗いてみたら。。。
やはり、フレームの中は顔だけになりました。
それでも、なんとかなるかと思って5カット撮影。
なんともなりませんでした。
ムリなものはムリ。
さっさと諦めて、眺めていたら。
なんとマーくん、立ち上がってドアにスリスリします。
しかも、セクシーポーズ。
これはシーンとしてはとても面白いです。
おお、なかなかの芸達者だな。そんなことを思いました。
がしかし、奴はきっとこう思っていたはずです。
「あの野郎、カメラ向けてないな。」
そんなこと言われても、画角 1000mmですからどうにも。
ところが、そこを通るお客さんは全員釘付けなのです。
スマホだったりカメラだったりを、必ずクマに向けます。
通りがかりにこれをやられて、大騒ぎでスマホを向ける。
こんなことが何度か繰り返されました。
そしてついに。
バックに入れていたα7IIIに50mmを装着しました。
これでなんとか、このシーンを残すことができます。
あっ。。。
つまり、その時間ここを通った全員がカメラを向けた。。。
これはやられた!
ついつい釣られて写真撮ってしまいました。。。
奴はきっと、こう思ったでしょう。
「へっへっへ。どんなもんだい。」
もちろんこの話はフィクションです。
(α7III/NewFD50mmF1.2L)