司会の中越高校放送部から、質問が出ました。
「牛は何歳くらいまで闘牛に出られるのですか?」
松田さんが答えてくれました。
「闘牛の牛に寿命はありません。牛たちは、命を持って、
大勢のお客様の前で闘うことで価値を生み出しています。
闘えなくなったら、そこで価値がなくなってしまいます。」
「早い牛は6歳くらいから力を発揮してくれます。そして
10歳〜11歳くらいがピーク、そこから年齢と共に衰えが
出てきます。山古志闘牛会で最高齢の牛は17歳。なんと
現役です。柿乃花ゴールドですね。」これもいいやりとり。
さぁそして、ここから後半戦に入ります。
第七回:PHOENIX(八歳/長岡)-闘龍(十歳/山古志)
先にPHOENIXが入りました。
龍勢と同じく、花火の名前が由来となります。
今年は3年振りに、長岡花火が開催予定です。
その大きな目玉である花火の名前から取っています。
そして闘龍が大きく唸りながら入ってきました。
闘龍はまだ会場に慣れていないようです。
従って、この対戦は綱を付けて行われることに。
赤牛がPHOENIX、黒牛は闘龍です。
まず睨みを利かせたのは闘龍。
それに怯まず、PHOENIXが飛び込みました。
「おーおーおーおー」客席から声が飛びます。
PHOENIX、上から押さえつけるように角を使いました。
それを闘龍が跳ね上げます。
動きがあると、場内が反応してざわめきます。
闘龍、仕掛ける。PHOENIX、跳ね上げて出ようとする。
ここで勢子の判断により、引き分けになりました。
大きな声で唸る闘龍。場内からは拍手いっぱいです。
どうやら力を発揮できず、面白くないようです。
先に闘龍、あとからPHOENIXの順で引き上げです。
この取組は時間がやや短かったので、カットも少なめ。
それでも、攻防のあるシーンを見ることができました。
総カット:81
司会:中越高校 放送部
実況&解説:松田さん(山古志闘牛会)
↑左が闘龍。短いながらも、迫力のあるシーンです。
↑開始直後、PHOENIXが飛び込んだ。毛玉が。。。
↑闘龍と頭を合わせたPHOENIX、目元が覗きます。
↑PHOENIX、上から抑えるように角を使いました。
↑左角でがっしりと闘龍を抑えます。動くと痛そう。
↑下からこれを跳ね上げようという闘龍。根性ある。
↑しかしPHOENIXも歴戦の強者。再び押さえ込む。
↑いったん頭を離した両牛。戦略を練っているよう。
↑頭を合わせて。闘龍もやる機満々の目線を見せる。
↑まだ慣れていない闘龍。でも気合が入っています。
↑やや低く構えるPHOENIX。きりり見据える闘龍。