最初に書いてしまうと、総カットは236でした。
まだ始まったばかり、綱を付けた2回目の取組です。
その時点でここまで多く切ったのは、たぶん初めて。
序盤戦が2部構成になったのも初のことです。
たくさん取組がある中で、写真の総数に大きな差が出る、
これは至極当然だといえるでしょう。状況が異なります。
定点、いつも同じエリアで撮影していることもあるし、
その傾向が如実に現れると思っています。とはいえ0は
避けたいですね。そのために必要なことも学びました。
それにしても、この取組は素晴らしかったです。
いいシーンの連続でした。しかしそれに気付いたのは、
写真を選んでいる時です。牛はとても速くて、現場では
なかなかそれに気付けません。ファインダーで追うので、
殊更にそのケースが多いです。残念な話ですが。。。
でも、写真を選びながら思わず拍手してしまいました。
第二回:繁蔵(五歳/木篭)-幸龍(四歳/山古志)
先に繁蔵、後から幸龍が入りました。
幸龍は神楽と同じく、昨年秋に岩手から導入した牛です。
今年デビューしたばかり。
場所に慣れていないはずなんですが。。。
まずは繁蔵。
荒い息を出し、横目で幸龍を睨みました。
これつまり、もう牛が威嚇しているのです。
しかし、後から写真を見ると、幸龍も応戦していました。
なんと、先輩である繁蔵を横目で睨んでいるシーン。
これにまずビックリでした。物怖じしない若い牛。
頭を合わせて、繁蔵は相手が年下だと理解しました。
なので、落ち着きを見せるようになります。
幸龍は秋生まれ。
牛は数え年ですので、四歳ですが実質は三歳半ほどです。
前編の写真は、開始から1分15秒の展開です。
当然始まったばかりですが、連続的ストーリーがあり、
それを選んだらすぐ15カットに達してしまいました。
これ、動画でもう一度見てみたいんだけどなぁ。。。
↑左が幸龍。デビューしたばかりとは思えません。
↑頭を合わせる直前のシーンを。右目で睨む幸龍。
↑幸龍の当たりに、ちょっと驚いた雰囲気の繁蔵。
↑その1秒後に立場が逆転。さすがは年上の繁蔵。
↑続いて仕掛ける繁蔵。目線から気合が解ります。
↑幸龍の雰囲気がそうさせるのか、繁蔵も真剣に。
↑横から入り込もうとしてる?繁蔵は角を当てる。
↑幸龍の右角根元、ラリアット気味に繁蔵の角が。
↑しかし怯まない幸龍。繁蔵の目線が険しくなる。
↑幸龍は何か企んでいるようにも。繁蔵は涼しい。
↑再び回り込もうとする?幸龍、繁蔵に睨まれる。