「なんだなんだ、まだ始まっていないのに!」
「稽古なのに気合入りすぎだぞ!」
「オレの出番はまだなのか!」
そう思ったのかどうかは解りませんが、最初から気迫の
籠もった取組が見られました。いよいよ始まります!!
第一回:長介(五歳/山古志)-神楽(三歳/山古志)
取組が告げられ、中越高校放送部が牛を紹介します。
いずれはこのタイミングで、放送部の皆さんが取材、
体験してきた話などを聞いてみたいと思っています。
きっと新しい、違った目線での内容になるでしょう。
千秋楽にどうなるのか、気が早いけど楽しみですね。
先に入場が長介です。神楽に胸を貸す取組です。
あとから神楽が入ってきました。
長介は五歳では一番大きな牛です。
体重は1トンあると思われます。
神楽は700キロくらいでしょうか。
さあ始まりました。
まずは神楽が角を振りました。
長介は相手が若い牛だと解りました。
全力を出そうとはせず、教えているようです。
神楽は怯まず、正面や横から一生懸命押します。
横に回ろう横に回ろうと動く神楽。
先輩の長介は、首を出したりしながら促します。
神楽が応えて押し返す。
客席からは、解説に相槌を打ちながら観戦する声が。
神楽はデビューしたばかりですが、のびのびしている
ようにも感じます。懸命に押しています。
長介は体の柔らかを使って受け止めています。
やがて、勢子の判断により引き分けになりました。
引き回し。場内からは大きな拍手が送られました。
神楽にとってはいい経験になりました。
総カット:155
司会:中越高校 放送部
実況&解説:松田さん(山古志闘牛会)
↑闘牛というより、違う世界の表現のようなカット。 ↑右が神楽です。こう見ると、大きさにかなり差が。 ↑「えい!」という声が聞こえてきそうな長介です。 ↑左が神楽。大きな長介のプレッシャーを感じてる? ↑横から押す神楽。真剣な眼差しです。長介は余裕? ↑神楽、押す押す!長介の横から、角を当ててます。 ↑頑張る神楽。今度は頭に角一発。さすがに痛そう。 ↑低い位置から、なんとか長介を押したい神楽です。 ↑神楽の表情から察するに、長介にお返しされたか?
↑神楽の角が迫る。低い体勢からこれを受ける長介。