結び前の一番は、かなり衝撃的な展開でした。
たまたまそういう形になっただけかもしれないですが、
写真を選んでいて少し怖くなってしまいました。
この取組も、闘牛会のYouTubeに動画があります。
動画でもすごい迫力ですが、その動きの中で切り出す
静止画、写真から「ああこんなことがあったのか!」
という発見が多かった一番でもありました。
「決闘」そんな言葉をイメージする闘いでした。
第十四回:三五兵エ(十五歳/中野)-柿乃花黒ダイヤ(十歳/岩手)
先に入場は柿乃花黒ダイヤ。拍手で迎えられます。
場所の中に入ると、角で土を掘る掘る。元気一杯です。
そしてゴォーゴォーと低く吠える。準備万端でしょうか。
見どころは三五兵エの角捌きと、黒ダイヤの体の柔らかさ。
解説の松田さんよりアナウンスがありました。
さぁそして、後から入ってきたのは三五兵エ。
こちらも堂々の佇まい。さぁいよいよ始まります。
まずは双方が角の捌き合いです。
「ドンッ!」大きな音が会場に響き渡りました。
ざわめく客席。「一発入った!」これは佐野さん。
黒ダイヤ、角を左右から一発ずつ当てました。
三五兵エ、誘う。入ってきたところを狙います。
しかし、黒ダイヤは体の柔らかさで押し返す。
「ドンッ!」角のぶつかる音が聞こえます。
黒ダイヤ、右から左から角を振ります。
三五兵エ、頭を下げました。
黒ダイヤが出てくる反動を利用する戦法でしょうか。
「よしたー」「それいけ!」勢子の声も飛んでいます。
この取組は2部構成です。
前編は開始から1分21秒間で撮影したカット。
どちらかが何か仕掛けているシーンの連続でした。
総カット:224
解説:松田さん(山古志闘牛会)
実況:佐野さん(FMながおか)
↑右が黒ダイヤ。向き合うシーンは数度だけでした。
↑開始直後、黒ダイヤの角。三五兵エの表情が語る。 ↑交錯する角。激しい動きに、土が舞い上がります。 ↑お互い睨み合い。この後激しさがさらに増します。 ↑黒ダイヤは既に目が真っ赤。砂が火花のようです。 ↑三五兵エの右角、根元を狙う黒ダイヤ。たまらん。 ↑反撃の三五兵エ。攻撃された右角を使っています。 ↑これまた厳しい一発です。額の中心に刺さるよう。 ↑再び三五兵エの右角根元を狙う。白いのは破片か? ↑どうだという表情。三五兵エの角根元を粉砕。。。 ↑次は額。三五兵エの角は両方とも傷を負いました。