後半は、開幕大サービスともいえる好取組の連続です。
続いては、発表された時から楽しみにしていた一番。
牛だけではない、素敵なシーンもありました。
第十回:飛将(七歳/塩沢)-小豆丸(十一歳/長岡)
まずは飛将が登場。
昨年は大活躍、まさに今最も勢いのある牛です。
いい声を出して、やる気が漲ってます。
そして小豆丸が入ってきました。
ご祝儀もそれぞれあり、読み上げられました。
牛持ちは両牛とも女性です。そこも興味深いところ。
さあ始まりました。
まずは角を合わせて、相手の出方を見ます。
小豆丸、左角を飛将の額や角の根元に使いました。
飛将は考えます。
小豆丸が出ようとしますが、飛将が仕掛ける。
場内がざわめく。飛将が下から出る!
「がんばれがんばれひしょう!」女性の大きな声。
飛将の一発が入り、柵際まで押し込まれた小豆丸。
「飛将わき!」声が飛びます。
お互いに相手を見ながら、佇んでいます。
逃げない小豆丸。
ここで引き分けになりました。
短い取組ではありましたが、内容はありました。
牛持ち女性2人は終了後、笑顔で握手を交わしました。
そのシーンは実に感動的でした。
総カット:103
そのうち、ラストシーンが36カットありました。
しかし、基準を満たさないのでここには載せられません。
というわけで、写真選びに難航した取組でもありました。
ちょっと強引に15カット持って来たところはありますが、
形にすることができてよかったと思っています。
解説:松田さん(山古志闘牛会)
実況:佐野さん(FMながおか)
↑左が小豆丸。向き合うところが撮れてよかった。 ↑開始直後。小豆丸の左をもらって考える?飛将。 ↑小豆丸は左を使いたい。下にかいくぐる?飛将。 ↑飛将、左から小豆丸の角根元を攻撃。的確です。 ↑その1秒後。今度は目元付近に、角をピタリと。 ↑飛将、踏ん張り上から見下ろす。小豆丸は低く。 ↑小豆丸も頑張ってます。左を飛将の額にピタリ。 ↑角をぐいと押し当てる小豆丸。飛将も目を瞑る。 ↑小豆丸、力強い表情。年の差を感じさせないぞ。 ↑飛将の左が伸びてきた。小豆丸、落ち着いてる。 ↑ここで当たったか、さすがにビックリしたよう。